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エピソード1:魔術探偵「源 隼人」誕生
7話 魔術
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魔方陣に吸い込まれた確かに彼女は言った。
俺は、てっきり晴輝が適当に書いた物か、誘拐のトリックに使われたものだと思っていたため、思いもしない事が帰ってきて、少し戸惑った。何て返していいか、言葉が出ない。
「嘘かもしれないが、事実だぞ。」
言葉がでないでいた俺に、気遣ってか茜が答えた。
「い・・いや、待ってください。いくらあなたが有名なオカルトライターでも、そんなファンタジーなこと、信じるわけないじゃないですか。」
「そうか。お前、あいつから、ちゃんと聞いていないのか。私は、魔術師の水谷 茜。よろしく」
「はあっ?」
「あまり大きな声で叫ばないでくれ。会社には秘密にしているだ。」
彼女は、改めて自己紹介をしてきた。そして、オカルトライターではなく、魔術師といった。確かにさっきは、名前しか言ってないが、このオカルト雑誌は出版している出版社に来ているのだから、出版社の人だと思うのが普通だと思っていたため、思ったよりも大きな声がでるのは当たり前だと思う。
「いやいや、俺をからかうにしては、強引ではないですか?」
「分かった。魔術を実践するそれで認めるか。」
そう言って彼女は、可愛らしいウサギ柄の手帳を持ってきて手帳の紙に何かを書き出した。
えっ。本当に。
「これでよし。探偵さん。何か無くしてもいいものはあるかい」
茜が手を出しものを要求してきた。俺はとっさにスーツの中を調べてしまった。もう彼女の事を信じ始めているのだと気づいた。
ガサッ
ポケットの中に先ほどまでいたコンビニで買った、のど飴の袋があった。もちろん中にはなだ何個か残っている。
一個くらいなくなってもいいだろ。
そう思って、あめ玉を取り出し、茜に見せた。
「それをこの上に置いてくれ。」
あめ玉を魔方陣の上にポンと置いた。
「では、始める。」
茜はそう言って、何かブツブツと言っているが、俺には何を言っているのか到底理解できなかったが、詠唱なのだと思い、それを、止めるつもりはなかった。そしてだんだんと手帳に記されている、魔方陣が徐々に光出し、あめ玉が光で見えなくなった。
これが魔術。これが晴輝もやったことなのか?
茜が、詠唱を言い終わると同時に、魔方陣の光が消え、あめ玉もそこに存在してなかったかのように、無くなっていた。晴輝が消えた話と、全く同じことが起こった。
「き、消えた。」
「正確には違う。彼もそうだが、これは別の次元に移動しただけだ。彼もあめ玉も存在はある。ただ見えないだけだ。」
予想はしていたが、実際目の前に起こると疑いの余地がなく、魔術を認めるしかない。
「あなたは、何者なんですか?」
「魔術師件、ライターだが?」
「そうなんですが、何でまた、こんなところに?」
「お前さん見たいな人を見つけやすいから。」
「俺みたい?」
「そうさ。魔術関係でのトラブルだよ。ここにいれば、記事のネタとして、自然にくるからね」
「それで、あっさりと聞き込みに応じてくれたのか」
「そうさ。そして私は、来た者のに警告している。魔術ってのは危険な代物だからね。お遊び半分でやられると困るんだよ。だから、『命が欲しければ、これ以上関わるな』てね」
「では、今回も?」
結果は分かっているが、恐る恐る聞いてしまった。
「そうだな。諦めろ。それが、お前達のためだ。」
やはり、彼女の口からは、警告しかなかった。
「さて、そろそろ私は、失礼させてもらうよ。」
茜は、手帳をしまい、立ち上がった。
晴輝はまだ生きているのに、このままにしていいのか。真実に近づいているのに、探偵として終わりにしていいのか。
いや、違う。
人として晴輝を見殺しにしてはいけない。
「待った! 出来ない。諦めることは出来ない。」
俺は、勢い良く机を叩き立ち上がった。
茜は応接室を出る用意をすまし、応接室のドアを開けてようとしていた。
「諦めろ。」
茜は先程のトーンで答えた。
「でも、彼は生きているんだ!」
俺はつい、このままではいけない、いや、してはいけないと思い、熱弁をしてしまった。
「うるさい。静かにしろ。」
そうだった。彼女は魔術師であることを隠していた。うるさくしていると、怪しまれるかもしれない。
うん?
待てよ。
これは使える。
「見殺しなんて、俺は出来ない!!」
俺はわざと、うるさく彼女に話しかけた。彼女協力なしでは、晴輝を助けることに必要だった。そのためうるさくして、彼女を協力させたかった。
「うるさい!」
彼女も何らかしらの事情があるのだろう。彼女もまた怒鳴り出した。
「俺は晴輝を助けたい!!」
ここで引くわけにはいかなかった。なんとしても、彼女の協力がほしかった。
「あ~あ。分かった。分かったから静かにしろ。」
何回か、同じようなやり取りをした後、とうとう彼女が、降りた。
勝った。俺は、ここの中でガッツポーズをした。
俺は、てっきり晴輝が適当に書いた物か、誘拐のトリックに使われたものだと思っていたため、思いもしない事が帰ってきて、少し戸惑った。何て返していいか、言葉が出ない。
「嘘かもしれないが、事実だぞ。」
言葉がでないでいた俺に、気遣ってか茜が答えた。
「い・・いや、待ってください。いくらあなたが有名なオカルトライターでも、そんなファンタジーなこと、信じるわけないじゃないですか。」
「そうか。お前、あいつから、ちゃんと聞いていないのか。私は、魔術師の水谷 茜。よろしく」
「はあっ?」
「あまり大きな声で叫ばないでくれ。会社には秘密にしているだ。」
彼女は、改めて自己紹介をしてきた。そして、オカルトライターではなく、魔術師といった。確かにさっきは、名前しか言ってないが、このオカルト雑誌は出版している出版社に来ているのだから、出版社の人だと思うのが普通だと思っていたため、思ったよりも大きな声がでるのは当たり前だと思う。
「いやいや、俺をからかうにしては、強引ではないですか?」
「分かった。魔術を実践するそれで認めるか。」
そう言って彼女は、可愛らしいウサギ柄の手帳を持ってきて手帳の紙に何かを書き出した。
えっ。本当に。
「これでよし。探偵さん。何か無くしてもいいものはあるかい」
茜が手を出しものを要求してきた。俺はとっさにスーツの中を調べてしまった。もう彼女の事を信じ始めているのだと気づいた。
ガサッ
ポケットの中に先ほどまでいたコンビニで買った、のど飴の袋があった。もちろん中にはなだ何個か残っている。
一個くらいなくなってもいいだろ。
そう思って、あめ玉を取り出し、茜に見せた。
「それをこの上に置いてくれ。」
あめ玉を魔方陣の上にポンと置いた。
「では、始める。」
茜はそう言って、何かブツブツと言っているが、俺には何を言っているのか到底理解できなかったが、詠唱なのだと思い、それを、止めるつもりはなかった。そしてだんだんと手帳に記されている、魔方陣が徐々に光出し、あめ玉が光で見えなくなった。
これが魔術。これが晴輝もやったことなのか?
茜が、詠唱を言い終わると同時に、魔方陣の光が消え、あめ玉もそこに存在してなかったかのように、無くなっていた。晴輝が消えた話と、全く同じことが起こった。
「き、消えた。」
「正確には違う。彼もそうだが、これは別の次元に移動しただけだ。彼もあめ玉も存在はある。ただ見えないだけだ。」
予想はしていたが、実際目の前に起こると疑いの余地がなく、魔術を認めるしかない。
「あなたは、何者なんですか?」
「魔術師件、ライターだが?」
「そうなんですが、何でまた、こんなところに?」
「お前さん見たいな人を見つけやすいから。」
「俺みたい?」
「そうさ。魔術関係でのトラブルだよ。ここにいれば、記事のネタとして、自然にくるからね」
「それで、あっさりと聞き込みに応じてくれたのか」
「そうさ。そして私は、来た者のに警告している。魔術ってのは危険な代物だからね。お遊び半分でやられると困るんだよ。だから、『命が欲しければ、これ以上関わるな』てね」
「では、今回も?」
結果は分かっているが、恐る恐る聞いてしまった。
「そうだな。諦めろ。それが、お前達のためだ。」
やはり、彼女の口からは、警告しかなかった。
「さて、そろそろ私は、失礼させてもらうよ。」
茜は、手帳をしまい、立ち上がった。
晴輝はまだ生きているのに、このままにしていいのか。真実に近づいているのに、探偵として終わりにしていいのか。
いや、違う。
人として晴輝を見殺しにしてはいけない。
「待った! 出来ない。諦めることは出来ない。」
俺は、勢い良く机を叩き立ち上がった。
茜は応接室を出る用意をすまし、応接室のドアを開けてようとしていた。
「諦めろ。」
茜は先程のトーンで答えた。
「でも、彼は生きているんだ!」
俺はつい、このままではいけない、いや、してはいけないと思い、熱弁をしてしまった。
「うるさい。静かにしろ。」
そうだった。彼女は魔術師であることを隠していた。うるさくしていると、怪しまれるかもしれない。
うん?
待てよ。
これは使える。
「見殺しなんて、俺は出来ない!!」
俺はわざと、うるさく彼女に話しかけた。彼女協力なしでは、晴輝を助けることに必要だった。そのためうるさくして、彼女を協力させたかった。
「うるさい!」
彼女も何らかしらの事情があるのだろう。彼女もまた怒鳴り出した。
「俺は晴輝を助けたい!!」
ここで引くわけにはいかなかった。なんとしても、彼女の協力がほしかった。
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勝った。俺は、ここの中でガッツポーズをした。
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