再び世界を救うことになりました

ショウ

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17話

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宮殿の中も、ひどい有り様で所々床は抜け落ち壁も破壊され、床に敷いてあった絨毯もは鋭い爪のような物でズタズタに切り裂かれていた。もっとひどいところだと、天井が落ち広場にも見える場所もあった。

「この酷さで一年前か」

ガリュウが言いたいことはよくわかる。一年放置されていたからと言ってこんなにも大きな宮殿が遺跡早変わりしている。
普通の遺跡なら何十年とかかることがたったの一年でこの有り様だ。嘆く気持ちはよくわかる。

「ここは?」

「多分王室だろ。他の部屋より装飾が多いし。」

ここに来て騎士の知識が役に立った気がした。
それにしても妙だ。この部屋だけ暴れた形跡がない。

「何黙ってるんですか。先行きますよ。」

厳重に閉じた扉をガリュウが開けようとしたとき、

「ちょっと待て!!」

扉が勢い良く開き中から今までのビーストよりも大きくそして、邪悪なオーラをまとった文字通り怪物が現れた。

「くそ!」

ガリュウは一旦その場所から離れ戦闘体制にはいった。

「良く気がつきましたね。」

「いや。ほぼ勘だったさ。やっぱりここを寝床にしてたって訳か、探す手間省いて良かったじゃないか。」

見るからにしてあれがこの国を壊滅させた、フェンリルだろう。

「それもそうですね。」

グガガガガアアアアア。

フェンリルの猛々しい咆哮が辺りを響き渡った。

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