僕の未来の夢の話

三苦之一幸(sankunoissi)

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未来のトイレ

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僕は、近い未来にいた。

今日の僕は女の人だった。

建物の中にいたが、暑くもなく寒くもなく、季節はわからなかった。

自分の見た目を語るのはおかしな話だが、ハッキリとわかった。

黒い髪は肩まであり、30代前半で、面長の顔に、細い眉、目は大きくもなく小さくもなく、鼻筋が通っていて細く、唇は細く小さく、体型は小柄で細身だった。

ダブダブの前開きで、丈がくるぶしまである、白のワンピースを着ていた。

見回すと、自分のまわりには100人程がそこにいた。皆、色は違うが同じ形のワンピースを着ていた。

皆、表情には出ないが、とても楽しそうだ。そう感じることができた。

この日はどうも、月に一度の外出できる貴重な一日なのだそうだ。

そう、男も女も、同じ服。年齢は20~30代くらい。髪型は短かったり、長かったり、ポニーテールだったり、色々あるが皆、前髪をサッパリとカットされた黒髪だった。

どの服も、薄い水色、薄いピンク、薄い緑色、と淡い色ばかりで、僕が(私が)着ている真白色は珍しいようだった。

どうやら僕が(私が)いるのは、現代で言うデパートの様な場所。

皆、ここで品物を直接見て、買い物をしているようだった。

店員はいない。

皆、買った商品は手に持っていない。バックも何も持っていなかった。

どういう仕組みなのか解らないが、スマホや時計などの装飾品も付けていない。

数人は、片耳に黒いホクロのようなピアスのようなものを付けている。あれはまるでテレビのリモコンの赤外線のとこのように、たまに赤く光るのだった。

僕は(私は)、この時代の友達のような女性3人と建物を出てどこかへ向かおうと話した。

地下鉄のようなコンクリートの出口から建物を出て、すぐに「おしっこしたい」と思った。

すると彼女らも「私も、私も、」と言う。

一緒について行くと、8畳ほどある部屋だった。

部屋は仕切りで2つに分かれていて、1/3が男性用、2/3が女性用と図で描かれた電子表示があった。

女性用へと入ってみると、別に臭うわけでもないが、ジメジメした雰囲気だった。

そして、滝のような音とまるでリラクゼーションのようなサウンドが流れた。

そこには、個室とかなく、ただ狭い部屋の中にピンク色の椅子がこちら向きで12脚並んでいた。

友達3人は、その椅子に腰掛け、慣れた感じでようをたすと、そのまま先に出て行ってしまった。

このトイレは、混雑はしていないものの、入れ替わり立ち替わり状態である。

僕も先に習って、同じようにピンクの椅子に腰掛けてそのまましてみようと思った。

前の方だと見えたら嫌だなと思い、4列目の1番奥を選んだ。

座ってみて驚いた。下は石だった。

隣の席に人が入ってきたので僕は(私は)それをさりげなく見ることにした。

ワンピースをまくり、腰掛けた後に、少し足を開いて用を足す。足した後、それは、流れ落ちて石に染み込んですぐに消えていった。

仕組みは解らないがトイレットペーパーなどはなく、そのままの立って部屋の外へと向かうのだ。

皆、平気な様だった。

きっとこの世界では、それが当たり前なのだろう。

だが、足を開いて座った僕は(私は)、恥ずかしさでいっぱいになった。
「パンツも履いてないんか。」

強い尿意はあるが、どうやっても出ない。

いつも男として、立ちションしているが、これはオムツにそのまましろよと言われている、そんな気分だった。

すると、隣に20代前半の白いワンピースのアイドルの様な可愛い女の子が腰掛けてきた。

彼女は、目に涙を浮かべながら言った。
「私、出来ない。こんな所でおしっこ出ない。」

よかった。こういう人もいるんだ。そう思えた。しかも、この子はとびきり可愛い。

「私も(僕も)だよ。」

「一緒に頑張ろう。」そう言って手を握った。

なんとかして、この未来のトイレを克服した2人は、トイレを出てそこで手を洗うのかと思いきや…。

この時代では、水が大変貴重なものらしく水洗トイレも手洗いの水も水道もなくなっていた。

ああ…未来のトイレ。恐ろしや。
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