お宝ハプニング

タケシ

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ゆうはパンダ君に言う。

「パンダ君、ちょと疲れた、運転変わってくれる」

パンダ君は笑顔で言った。

「いいよ、じゃあ、帰ろうか」

と言って、パンダ君は運転席に座った。

ゆうは助手席に座り、カウカウさんは後ろに座った。

やけにはしゃいでいるパンダ君を見て、カウカウさんは思った。

「あーパンダ君て結構鈍感なのかな」

車は安全運転をしながらゆうたちのアパートに帰っていった。

ゆうは窓の外を見ながらうつろな目をして、ため息をついていた。

三人は、ゆうとパンダのアパートについた。

階段を上がって、一番奥の部屋に行く。

鍵を開けて、無事に帰ってこれた。

パンダかいう。

「ハー、何事もなく帰ってこれたね。のどか沸いちゃった。

二人とも麦茶でいい」

二人は部屋に座りながら「いいよ」といった。

ゆうは窓を開けて、外を見ながら物思いにふけっていた。

カウカウさんはそんなゆうをほっといた。

やがてパンダ君が、三人分の冷えた麦茶を持ってきた。

パンダはいう。

「はい、カウカウさん、ゆう君、麦茶」

ゆうは「ありがとう」と言い一口飲んだ。

甘くて、おいしかった。

カウカウさんが言う。

「結局さー宇宙旅行、どこに行こうか・・・・・・」

パンダ君が言う。

「そうだねー、ま、惑星カラムでいいんじゃない、ね、ゆう君、

ゆう君・・・・・・」

それを聞いゆう夕はあわてていった。

「ん、あ、ああ、そうだね、惑星カラムにいきたいな・・・・」

パンダ君は、麦茶を飲みながら「うーん」とうなっていった。

「ゆう君、さっきからどうしたの、なんか、心ここにあらずと言っ

た顔をしているよ。

あ、まさか・・・・・・わかった。」

とパンダ君はにやりとした。

ゆうは内心、ドキッとした。

ゆうは言う。

「な、なに、パンダ君、なんかすごく怖い顔をしているよ」

と、ゆうは、しまった、ばれたかと思った。

パンダはいう。

「くすっ、ゆう君・・・・・・、宝くじが当たって、動揺してき

たんでしょう。

ま、額が、額だからね・・・・・」

といって、笑った。

ゆうとカウカウさんは、内心安堵した。

パンダ君が、鈍感でよかったと思った。

ゆうは、ふと、カウカウさんと目が合った。するとカウカウさん

は、目でウインクした。

ゆうはドキッとした。どうやらカウカウさんには、ばれてしまっ

たか、と、思ったが、カウカウさんは何も言わず、優しく、ゆう

を気遣った。

ゆうは心のそこから安堵した。そして、そんな優しい、カウカウ

さんに、心のそこから感謝した。

ゆうは座りなおして、カウカウさんに言う。

「じゃあ、かうかうさん、とりあえず、軍資金200万わたすね」

といって、袋からお金を取り出した。

ゆうは言う。

「さてと、カウカウさん、これだけあれば足りるかな」

カウカウさんは、お金お見て驚きを隠せなかった。

手にとって見ると、自分がだめになると思ったが、ゆうがくれ

るお金なので、何とか自制心を保てた。

カウカウさんは言う。

「いやー、ゆうくん、ちょっとと前までは、本当にお金がほしい

と思っていたけれど、実際手にとって見ると、自分がだめになり

そうだよ。」

ゆうはその気持ちが痛いほどわかっていた。

だから宝くじがあたったときは、本当に大金を寄付しようと思っ

0たのだ。

その思いは今でもなくしていなかった。

もっとも、パンダ君は違う考えをもっているようだ

が・・・・・・。

ゆうはため息をしてから言う。

「そうだね、カウカウさん、みんな大体大金がほしいと思ってい

るけど、使い方を誤るとさ、自分がだめになるだろうね。

私は、このお金をとりあえず、貧しい方や困っている惑星に寄付

するつもりだよ」

「なるほどね」とカウカウさんは言った。

「うん、いかにもやさしいゆう君らしいね。

君はいつも大切なときはさ、判断を誤らないね。 すごい

な・・・・・・」

ゆうは笑顔で言った。

「ありがとう、カウカウさん、だからね、カウカウさんにこの

お金を使ってほしいんだ、いいかい」

「うん」といった、カウカウさんには、もう迷い花に買った。

カウカウさんは言う。

「ありがとう、ゆう君、このお金は大切に使わせてもらうね。」

そんな会話を聞いていたパンダ君は言う。

「うむ、後は三人で、どこの惑星に行くか決めなきゃね、楽しみ

だなー。」

三人は今日もらってきたパンフレットを見ながら4時間ほど話した


が、魅力的な惑星は多く、なかなか決まらなかった。


ゆうは、コンビニに買出しを言ってくるといった。

「ちょっとさ、休憩しようよ・・・・・・、コンビニに買出しを

言ってくるけど、何かほしいものはあるかね、二人と

も・・・・・・」

二人墓おお見合わせていった。

「じゃあ、タバコとなんかお菓子を買ってきて。

あ、僕は、それにジュースもほしいな・・・・・・」

ゆうはわかった、と言って近くにあるコンビニに買出しに行った。

ゆうが、コンビニの前でタバコに火をつけようとしていると、

前から、真由美が歩いてきた。

「あ、どうも」

ゆうは明らかに動揺した。手からタバコが落ちる。

ゆう

(あ、ど、どうも、えーと、あの、先ほどはありがとうございます??????)

真由美はゆうのそんな姿を見て笑った。

(く、ふ、ふ、ふ、あー、ゆうさんて面白い方ですね、ちょっと安心しちゃった??????)

ゆうは恥ずかしさで顔を赤らめた。

ゆう

(い、いゃーぐうぜんですね、今仕事の帰りですか??????)

真由美は笑いながら言う

(そうなんですよ、先程仕事が終わりました。今マンションに帰るところです。

ゆうさんはこんな夜中になに、してんですか??????)

ゆうは落ちたタバコを拾おうとしたが、真由美がタバコを拾ってくれた。

真由美

(はいっ??????)

ゆう

(あ、どうも)

ゆうは真由美からタバコをもらうと大きく吸った。

(ふー??????、あ、あの2人に買い物をしてきてくれって言われちゃつて??????)

本当は気分転換をしに夜風に当たりに来たのだが、ゆうは思わずウソを言った。

真由美は(ふーん)と言って答える。

真由美

(あの2人って、あの2人ですね、しかし、ゆうさんて優しいんですね。こんな時間に買い物に

行ってあげるなんて??????)

と真由美はいって、ポケットからポカポカパウダーの貴重な袋を取り出して、ゆうに渡す。

ゆうは渡されたものが何か分からなかった。

ゆう

(え、こ、これ、なに??????)

真由美はゆうに説明する。

(ゆうさん、今日は寒いじゃないですか、それはね、惑星ジヤグという星にしか売ってない、

ポカポカパウダーていう、袋を切って、中の粉をかけるとたちまち体が暖まるていう特産品

なんですよ??????)

ゆうは驚いて返そうとした。

(あ、いや、俺は大丈夫だから、そんな便利なものなら君、使いなよ、今日は寒いしさ????)

だが、真由美は受け取らずに言う。

(あ、大丈夫、大丈夫、私は沢山持っているから??????)

と真由美は言ったが、3個しか持っていなかった。真由美はゆうがいい人だとしり、寒いし

なぜか、ほっとけなくて使って欲しいと思ったのだ。

ゆう

(え、で、でもさ、この品かなり貴重なものじゃない、だって、凄い高そうな袋だょ?????)

真由美は(そーですよ)と笑っていった。

真由美

(ゆうさん、これ、いくらかわかりますか??????)

と、したを、チヨコット出して言った。

ゆうはドキドキしながら言う。

(んーそうだなー、んー、いゃ、分かんない、これ、高いでしょう??????)

真由美は笑っていった。

(んーそうですねー、高いですよ、これ、一袋で5000円はしますしね??????)

ゆうは驚いた。

(5、5000円、?????、いゃ、いくらなんでもこんな貴重なものは貰えないよ??????)

とゆうは困った顔をして真由美に言った。

だが、真由美言う。

(ゆうさん、本当に大丈夫なんですよ??????私ね、こういう品物を結構もらうんですょ、

だって、ほら、私、旅行が会社に勤めているから??????)

真由美は確かに友達が旅行に行くと、おみやげにこういうものを貰っていた。

この、ポカポカパウダーも真由美の友達がおみやげにくれた物だった。

ただし、貴重な品物であったし、まず、この星ではめったにおめにかかれない品物だった。

真由美

(それにゆうさん??????)

ゆう

(はい??????)

真由美

(ゆうさんはこれから私の会社で宇宙旅行に行くんでしょう??????)

ゆう

(あ、行きます??????)

真由美

(じやぁ、そのお礼です、ただし、会社の皆には内緒ですよ??????)

ゆうはその言葉を聞いて心にとどめを刺された。

ゆうは真由美の事を完全に好きになってしまった。

ゆうは顔を赤らめて言う、しかし、暗くて真由美には分からなかった。

ゆう

(あ、ありがとう、これ、大切につかわせてもらうね??????)

ゆうの真由美が好きだな、という気持ちが届いたのか、優を見た真由美はいきなりドッキリと

した

思わずゆうの顔をみることができずに、下を見いて(あ、はいっ)と言った。

私が思うにゆうの血液中のテストステロンがマックスになり、その効果を受けた真由美が、

科学的な反応をして思わず(ドッキン)としたに違いない、あ、すいません、読者の方々、

いらん説明をしてしまいました。エヘ。

とにかく2人は気まずい雰囲気になった。

寒い風が吹く。

少し時がたった。

2人ともドキドキして、何も話せなくなった。

その沈黙を真由美がやぶる。

(あ、じ、じゃあ、ゆうさん、夜も遅いですし??????私、そろそろ帰りますね??????)

と聞いたとたん、ゆうは真由美を引き留めたかったが、何も思い付かなかった

ゆう

(ん、じ、じやあ、またね、こんど、旅行の契約をしにいきます??????)

真由美は(必ずきてくださいね、おまちしてます、では??????)

と言って去っていった。

ゆうはもう一本、タバコを吸ってしばらく、ボーッとしていた。

ゆうは久しぶりに人を好きになった。

しかし、どうすれば距離が短くなるのか、分からなかった。

真由美と会ってから凄く楽しいと思ったのに、いなくなると胸が締め付けられた。

凄く、自分の中にポッカリ穴が空いたような喪失感に教われた。

ちよっとした、エンドルフインの禁断効果が現れていた。

ゆうは仕方なく、コンビニに入り、品物を買った。

そのころ、マンションに急ぐ真由美は顔を赤らめながら歩いていた。

真由美はふと、空を見上げて立ち止まった。

心臓の鼓動が早かった。真由美は思った。

(ふー、そう言えばゆうさんて、??????よくみると結構カッコイイな、彼女、いるのかな???

やだ、私、何考えてんだろ、今日は変な日だったな。??????)

と思いながらトボ、トボとあるいていく。

少しだけ寂しかった。真由美は今、誰とも付き合っていなかった。

数年前に彼氏はいたが、付き合っていくうちに2人とも冷めてきて別れた。

自然と別れた。

それから時がたち、仕事に終われて恋どころではなかった。

真由美は今の仕事が本当に楽しいし、会社の同僚にも恵まれていた。

何度か飲み会に行って、言い寄ってくる男はいたが、真由美にとって魅力的な人はいなかった

そんな生活もなれていたが、ゆうの事をおもい出すとそうも言ってられなかった。

久しぶりに寂しいと感じた。

(明日も仕事だ)と思い出すと、いつもならよし明日も頑張るか、と思うのだが、何故か、

空しかった。

明日も仕事が終わったら一人だ。

そう思うと、少し涙が出た。

真由美は右手でそれをふき、歩いてマンションについた。

真由美は今日は心底疲れた、と思いながらマンションの部屋に帰った。

明日もまた、仕事だ。

ゆはこのコンビニによく来ていた。

アパートから近く、仕事の帰り出会ったからだ。

しかし、だいたい朝の8時以降に来ていた。

久しぶりに深夜に来た。

今、11時を過ぎていた。

ゆうがコンビニにはいると、声をかけてくる女性の店員がいた。

女性店員、あずみ

(あ、ゆうさん、今晩は、珍しいですね、こんな時間にくるなんて??????)

明らかにゆうに会えた事を喜んでいた。

なぜなら、ゆうには、毎日、朝の少しの貴重な決まった時間にしか会えないから??????

ゆうは思った。

(あ、この子、こんな時間まではたらいているのか??????、大変だな。)

ゆうは笑って言う

ゆう

(こんな時間まで大変だね、お疲れ様??????)

それを聞いたあずみは、胸がキュンと締め付けられる。

ほのかに顔を赤らめた。

彼女は長い髪をかきあげながら言う

あずみ

(こんな時買い物ですか、彼女さんに頼まれたとか??????)

あずみはゆうにずーと、聞きたかった質問をちょうどいいタイミングでさらりと聞いた。

ゆう

(いや、俺、彼女いないし、パンダ君にたのまれちゃてさ、?????)

と、あずみの自然な誘導尋問に答えた。

あずみはこころの中で言う。

(ふーん、今ゆうさんて彼女はいないのか??????)

あずみは言う。

(でも、ゆうさんて、カツコイイですよ、彼女、いるかとおもっちやった??????)

ゆうはドキドキしながら言う。

(あ、ありがとう、ま、そのうちできるといいんだけどねー??????)

と言った。

あずみはころの中で言う。

(なによ、目の前に私がいるじゃん、どこみてんのょ)と内心腹をたてた。

しかし、あずみはそんな気持ちをだすこともなく、言う。

(えーゆうさん、彼女いないんですか、しようがないなー、私、そういう恋の悩み、よく聞く

から相談荷のってあげましょうか、もうすぐバイト終わるし??????)

そういって、ゆうの体をいとおしそうに見る、が、こういうことに慣れてないゆうには分から

なかった。

ただ、その言葉を聞いた瞬間、真由美の事を思った。

心がいたい

ゆうは笑って答える。

(ん、今日は遅いし、また今度、時間があったらね?????)

と言った。

あずみ少しガッカリしながら言う。

(そうですねー、もう遅いからなーあ、でも、私、今日この後、暇ですよ、まつてくれれば

後、10分くらいでバイトも終わるし、もしもゆうさんがこの後暇なら、そうですねー、

ちよっと飲みにでもいきません、いいお店、しってますよー、どうですか)

とあずみは凄いアプローチをゆうには仕掛けた。

ここでゆうをいっきに落とすつもりだった。

書いている私が言うのもなんだが、羨ましいアプローチであった

だが、ゆうの本能がいう。

(あ、いかないほうがいいなー、なんだろう、ま、パンダくんたちがまっているしなー)

ゆうは少し困った顔で言う

ゆう

(あ、いや、今日ちよっと、パンダ君も待っているしさ??????)

あずみ

(はーそうですか、飲みにいきたかったなー、さみしいな)

とあずみは、ゆうに寂しいそうにいいながら見つめる。

さすがにこれにはゆうもドキっとした。

思わす、体が熱くなる。

頭に男性の女性を求める本能が目覚める。

ゆは思った。

(あ、ヤベ)

ゆうはバックで、前を隠しながら言う。

ゆう

(ま、またね、またこんど??????、あ、ちよっと、タバコ吸ってくるね)

と言ってコンビニを出た。

灰皿の前で高鳴った鼓動を静める。

ゆう

(あー、ヤベエな、そういえば、最近ずっとご無沙汰だったからなー)

と言って、体熱くなるが収まるのを待った。

ゆうはタバコを一本吸った。

一方、あずみは、店長に交代のアルバイトが遅れるので、くるまでよるしく、と言い残され、

店長は凄い速さで去られた。

店もまた、寂しくて、夜の町にと出かけた。

あずみは、怒りながら他のアルバイトの店員に言う。

(ちよっとバリトさん、これひどいよね)

アルバイトの犬のバリトさんは言う。

(まーまー、あ、あと、少しでくると思うから、もうちよっと、もうちよっとだけいて)

犬のバリトさんは思った。

(なんか、いきなりきれたなーあー、怖かった、う~ん

、訓し危うきにちかずだなー)

そういってレジでお客様の対応をする。

あずみも仕方なく仕事をした。

ゆうには何か危機を感じて、他のコンビニに言った。

あのままあずみといっしよにいたら凄く甘く、あぶなかった。

ゆうがアパートに帰ってくるとぱんだくんとカウカウさんが言う。

パンダくん

(あーゆうくん、やっと帰って来た。、もー遅いよ、今までなにしてたの?????)

カウカウ

(あんまり遅いからな心配しちゃたよー、何かあったの??????)

ゆうはどういおうか迷ったが、本当の事を話した。

(いや、コンビニのところでね、今日会った旅行の真由美さんに会ってさ、話ていたら長話になっち

ゃた??????)

パンダくん、カウカウさんは、(あーそれでかー)納得した。

ゆうはカバンの中からポカポカパウダーを取り出して2日とに見せた

パンダくん

(ゆうくん、何、それ??????)

カウカウくんは(あっ、そんれ??????)

と言った。

ゆう

(カウカウくん、これしっているの??????)

カウカウさんは知ってるよ、どうしたの、これ??????)

と驚きながら言った。

ゆう

(ああ、これ、さっき、真由美さんにもらったんだ??????)

カウカウさん

(えーそうなの、これ、ポカポカパウダーじゃない、高いよ、これー)

パンダくんはどうして知っているのか聞いた。

パンダくん

(カウカウさん、なんでしってんの??????)

ゆうも(うん、うん)とうなずく。

カウカウさんは言う。

(あのねー、昔、イラストの依頼をしてきた方に貰った事がある、でも、なんで真由美さんが

これをくれるの??????)

ゆう

(いや、なんか、真由美さんの会社を今度契約するので、その御礼だってさ??????)

パンダくん

(あー、そうか、いいものを貰ったね??????)

カウカウさん

(これから寒いからいいね??????)

ゆうは満足して(いいものをもらったよ)と言った。

ゆうはカバンの中から、タバコを2箱とGGレモン2個とお菓子を取り出して2日とにあげた。

パンダくんとカウカウさん

(わーい、ゆうくんありがとう??????)

と言って飲んで食べた。

ゆうは笑いながらタバコを一本吸った。

もう、夜の12時30が過ぎていた。
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