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一枚の宝くじ
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3月の暖かい季節が訪れて、卒業式を迎える学生たちが桜並木が並んでいる学校の坂道に集団で歩いていた。
坂の下にあるあるアパートの一室で異変が起きていた。
「た、大変だー!!」
新聞を見ていたパンダは大きな声で叫んだ。 隣の部屋で寝ていたゆーは眠たそうに起き上り目をこすって目覚めた。時計の針は7時を回っていた。
「ふぁー・・・パンダくん、いったい何事かね。朝から大きな声を出して。」
安アパートに一緒に同居しているパンダは新聞を見ながら言う。
「どうしようゆーくん。大変なことが起きたよ。」
「ふむ、新聞を見ていると言う事は、何か大変な事件が起きたのかね?また変質者が何かしたとか。」
「いや、違うよ。あのね?驚かないで聞いてくれる・・・?」
パンダはゆーの顔を真剣に見ながら訪ねた。
「わかった。」
ゆーもパンダの真剣な顔を見て何か緊急事態が起きたのだと悟り、まじめな顔で向き合った。
パンダは深呼吸を3回ほどしてから落ち着いてゆーに自体の事柄を話し始めた。
「あのねゆーくん、一週間前の事覚えてる?君が動物タウンで宝くじを一枚買ったことを。」
「んー」ゆーは頭をかきながら思い出そうとしたが、思い出せなかった。
『よくわからんがその私が買った宝くじの一等でもあたったのかね。」
ゆーは笑顔で言った。
そんな姿を見たパンダはしばらく下を向いてうなだれながら意を決して静かに話
し始めた。
「そうなんだ・・・・じつは宝くじ、6億円当たった。
ゆうは思った。今日の夢は宝くじが当たる夢か。まあ、この夢を目覚めるまで楽しもう。
「そうか、そうか。いゃーそれはすごいね。さていったい何に使おうかなー。と
りあえずそのお金は2人で山分けだね。
それを聞いたパンダは心底驚いた顔をした。
「ゆーくん、それほんと。半分、貰ってもいいの。」
ゆーは思った。たとえ夢でも現実でもパンダ君は最高の友達だからな。半分あげ
て当たり前だ。
『当たり前だろパンダ君。しかしこれが夢でなかったらもっといのになー」
当然と言えばそうだろう。まさかたった一枚しか買っていなかった宝くじがいき
なり朝起きたら当たっているなんて・・・これはゆーにとってもっともわかりあす
い夢を見ているのだと思ってしまうのも・・・・・・
そんな姿を見たパンダは、待ち針をたんすの引き出しから一本もってゆーにい
う。
「ゆーくんちょっと、手を貸して。」
ゆーはパンダの顔を見て恐怖を感じた。パンダは笑っていたが、目が笑っていなかった。
「パ・パンダくん。目・目が怖いんですけど。」
ゆーは額に冷や汗をかいた。
そんな姿を見たパンダは、なかなか手を出さないゆーの左手を掴み待ち針を刺した。
「ぐあぁぁぁぁぁぁっ!!」
ゆーの小指から血がしたたり落ちた。
「あ・・・あれ・・いたいぞどーゆーことだ。もしかして夢じゃないてこと。」
パンダは手を放して頷く。
ゆーは頭を抱えながらいう。
「うーむ。6億か・・・・どうしょう。パンダ君どうしたらいい。
二人とも緊張しながら冷静になろうと努力した。
そして、5分ほどの沈黙をしてからゆーが重たい口を開いた。
「しっかし、どーしたものかねー。いかんせん6億だからね。とりあえず換金してこぬとな。」
うむ、とパンダも頷く。
「これだけあれば家が買えるよ。後は旅行とか何かほしいものも買えるね。」
パンダは目を輝かせながら言った。
「うむ、とりあえず、ユニセフに1億ほどぼきんして・・・・・」
パンダの顔が歪んだ。
「た・たしかに募金も大切だと思うよ。で・でもねゆーくん、とりあえず額が大すぎると思う。」
パンダはゆーを説得するために言葉を選んだ。しかしゆーはそんなパンダの説得をまるで考えもせずに言う。
「うーむ、ちと、額が多かったか。ならば3千万ほど・・・・・」
「ち・ちょっとゆーくん」
心底困った顔をしたパンダにゆーは真面目な顔をして答えた。
『最近テレビを見ていたら惑星カルザスで大地震が起きて、大変だとか!! なので緊急支援をするいいね。」
真剣な顔と強い口調で優は言った。
パンダは悟った。そうだ、ゆうという人物は誰かが困っていたら見過ごせない性格なのだと。
「わかったよ、ゆうくん。だけどとりあえず銀行に行って換金しないと」
「うむ」とゆうは言った。
「ここから一番近い銀行はどこだっけ」
「そうだね」
パンダは考え込んだ。「やはり一番近いのは動物タウンにあるみずぽ銀行に行こうよ」
パンダは興奮していった。
「わかった」
ゆーは笑顔になりながら優しいまなざしを向けた。
だんだんとパンダは冷静になってきた。
『では、さっそく銀行に行く支度をしよう。えーと、もっていくものはと。」
パンダが言う。
「とりあえず、はんこと通帳とカードだね。」
うむ、とゆうはうなる。
「じゃあ、私はシャワーを浴びて着替えるから支度を頼む。」
「わかった。」
パンダは急いで支度を始めた。
15分ほどして、ゆうが支度を終えて出てきた。
「どうかね、そちらの準備は終わったかね。」
それを聞いたパンダは困り果てたという顔をした。
「ゆーくん、ちょっと来たいんだけど、タンスにしまってあった通帳とか入っていたビニールの袋はどこ。)
「うーむ・・・」
ゆうは少し考えながら言った。
『わからん」
パンダは一瞬キレそうになった。怒った顔をした。
「ち、ちょっと、一番大切なものの一つだよ。まさか失くしてなんかいないだろうね。」
ゆうは困った顔をしながら答えた。
「いや、失くしてはいないと思うぞ。多分。えーと、確かあれは・・・・」
ゆうは記憶をたどりながら考え込んだ。」
「うーむ」
二人に緊張感が漂う。
パンダは心底心配した。ゆーの事だからこの部屋にあってもとんでもないところにおいてるに決まっていた。
「どーしょ。ゆーくんは何でも適当に置くからなー。」
『そうだ、思い出した。洗濯機の後ろに落ちてると思う。」
パンダは呆れた顔でゆーを見返した。「どうしてそんなところに・・・・」
ゆーは真面目な顔で言う。
「いや、じつはね、このあいだお風呂を入ったときジャンパーにしまっててさ、それで服を脱いだ時ねぼけててさ、洗濯機に袋を置いた記憶がある。だから多分その中に入っていると思う。」
「はー」
パンダがため息を吐いた。
パンダは、力なく遅い足取りで、洗濯機に向かった。そしてその周囲を探してみると、袋が落ちていた。
「はー、本当にあったよ。まったくもー」
と、あきれながら言った。
なかを確認すると、通帳とハンコウが入っていた。パンダは安堵しながらゆうのところに行った。そして、魚が死んだときに見る目をしながら裕に行った。
「ゆー君、あったよ、これからは物を大切にしてね。」
と、言った。
ゆーは焦りながら言う。
「わ、わかった、これからきをつけます、じゃあ、とりあえず、銀行に行こうか」
と、笑っていった。あまり反省している様子ではなかった。ただ、いつものことなので、
パンダは怒る気もしなかった。
二人は、アパートの鍵を閉めて階段を下り、駐車場に向かった。
黄色い軽自動車にキーを差し込む。ゆーが言った。
「パンダ君、運転する」
パンダは緊張していた。この状態では、運転は無理と思った。パンダは言う。
「いゃ、今日はちょっとムリ」
といい、ドアをけ、助手席に座る。
裕は『そうか』と言い、ドアを開け、運転席に座った。キーを差し込みエンジンをかける。
ゆーは服のポケットから煙草を取り出し、火をつけた。そして「ん」と言い、パンダに煙草を差し出す。パンダもタバコを一本取り出した。ゆーが、ライターを差し出す。
パンダはライターで、火をつけて、言った。
「安全運転で行こうね」
ゆーは「ん、ん」といって、車を走らせる。
道路はあまり混んではいなかったが、安全運転を心掛けた。二人とも無言だった。
沈黙をパンダが破った。
「それにしても・・・・いったい何に使おうかな、ゆー君、考えた。」
ゆーは言う。
「そうだねーとりあえず大金だしねー、今までは不可能だった、宇宙の旅にでも行ってみようか」
パンダは笑っていった。
「そうだね、今までの僕たちじゃあ、宇宙船の切符も変えなかったからねー。宇宙旅行ならどこに行く。」
と、パンダは目を輝かせていった。
確かにこの世界に一般人は宇宙の旅行に行ける。国内よりもはるかに宇宙旅行のほうが高かった。
ゆうは運転しながら思った。
「何かバカンスを楽しめる島にでも行きたいーん、そうだ」
ゆうはパンダに言う。
パンダ君、どうせ行くならバカンスが楽しめる惑星に行こうよ、さしあたり、カ
ラムの惑星はどうであろう」
なるほど、と、パンダは頷いた。
「いいねーゆーくん、じゃあ、お金を換金したら旅行会社のHIXのお店に行っ
てみようよ。いーい。」
「うむ、わかった、そうしよう」
そういっているうちに二人は動物タウンについた。
坂の下にあるあるアパートの一室で異変が起きていた。
「た、大変だー!!」
新聞を見ていたパンダは大きな声で叫んだ。 隣の部屋で寝ていたゆーは眠たそうに起き上り目をこすって目覚めた。時計の針は7時を回っていた。
「ふぁー・・・パンダくん、いったい何事かね。朝から大きな声を出して。」
安アパートに一緒に同居しているパンダは新聞を見ながら言う。
「どうしようゆーくん。大変なことが起きたよ。」
「ふむ、新聞を見ていると言う事は、何か大変な事件が起きたのかね?また変質者が何かしたとか。」
「いや、違うよ。あのね?驚かないで聞いてくれる・・・?」
パンダはゆーの顔を真剣に見ながら訪ねた。
「わかった。」
ゆーもパンダの真剣な顔を見て何か緊急事態が起きたのだと悟り、まじめな顔で向き合った。
パンダは深呼吸を3回ほどしてから落ち着いてゆーに自体の事柄を話し始めた。
「あのねゆーくん、一週間前の事覚えてる?君が動物タウンで宝くじを一枚買ったことを。」
「んー」ゆーは頭をかきながら思い出そうとしたが、思い出せなかった。
『よくわからんがその私が買った宝くじの一等でもあたったのかね。」
ゆーは笑顔で言った。
そんな姿を見たパンダはしばらく下を向いてうなだれながら意を決して静かに話
し始めた。
「そうなんだ・・・・じつは宝くじ、6億円当たった。
ゆうは思った。今日の夢は宝くじが当たる夢か。まあ、この夢を目覚めるまで楽しもう。
「そうか、そうか。いゃーそれはすごいね。さていったい何に使おうかなー。と
りあえずそのお金は2人で山分けだね。
それを聞いたパンダは心底驚いた顔をした。
「ゆーくん、それほんと。半分、貰ってもいいの。」
ゆーは思った。たとえ夢でも現実でもパンダ君は最高の友達だからな。半分あげ
て当たり前だ。
『当たり前だろパンダ君。しかしこれが夢でなかったらもっといのになー」
当然と言えばそうだろう。まさかたった一枚しか買っていなかった宝くじがいき
なり朝起きたら当たっているなんて・・・これはゆーにとってもっともわかりあす
い夢を見ているのだと思ってしまうのも・・・・・・
そんな姿を見たパンダは、待ち針をたんすの引き出しから一本もってゆーにい
う。
「ゆーくんちょっと、手を貸して。」
ゆーはパンダの顔を見て恐怖を感じた。パンダは笑っていたが、目が笑っていなかった。
「パ・パンダくん。目・目が怖いんですけど。」
ゆーは額に冷や汗をかいた。
そんな姿を見たパンダは、なかなか手を出さないゆーの左手を掴み待ち針を刺した。
「ぐあぁぁぁぁぁぁっ!!」
ゆーの小指から血がしたたり落ちた。
「あ・・・あれ・・いたいぞどーゆーことだ。もしかして夢じゃないてこと。」
パンダは手を放して頷く。
ゆーは頭を抱えながらいう。
「うーむ。6億か・・・・どうしょう。パンダ君どうしたらいい。
二人とも緊張しながら冷静になろうと努力した。
そして、5分ほどの沈黙をしてからゆーが重たい口を開いた。
「しっかし、どーしたものかねー。いかんせん6億だからね。とりあえず換金してこぬとな。」
うむ、とパンダも頷く。
「これだけあれば家が買えるよ。後は旅行とか何かほしいものも買えるね。」
パンダは目を輝かせながら言った。
「うむ、とりあえず、ユニセフに1億ほどぼきんして・・・・・」
パンダの顔が歪んだ。
「た・たしかに募金も大切だと思うよ。で・でもねゆーくん、とりあえず額が大すぎると思う。」
パンダはゆーを説得するために言葉を選んだ。しかしゆーはそんなパンダの説得をまるで考えもせずに言う。
「うーむ、ちと、額が多かったか。ならば3千万ほど・・・・・」
「ち・ちょっとゆーくん」
心底困った顔をしたパンダにゆーは真面目な顔をして答えた。
『最近テレビを見ていたら惑星カルザスで大地震が起きて、大変だとか!! なので緊急支援をするいいね。」
真剣な顔と強い口調で優は言った。
パンダは悟った。そうだ、ゆうという人物は誰かが困っていたら見過ごせない性格なのだと。
「わかったよ、ゆうくん。だけどとりあえず銀行に行って換金しないと」
「うむ」とゆうは言った。
「ここから一番近い銀行はどこだっけ」
「そうだね」
パンダは考え込んだ。「やはり一番近いのは動物タウンにあるみずぽ銀行に行こうよ」
パンダは興奮していった。
「わかった」
ゆーは笑顔になりながら優しいまなざしを向けた。
だんだんとパンダは冷静になってきた。
『では、さっそく銀行に行く支度をしよう。えーと、もっていくものはと。」
パンダが言う。
「とりあえず、はんこと通帳とカードだね。」
うむ、とゆうはうなる。
「じゃあ、私はシャワーを浴びて着替えるから支度を頼む。」
「わかった。」
パンダは急いで支度を始めた。
15分ほどして、ゆうが支度を終えて出てきた。
「どうかね、そちらの準備は終わったかね。」
それを聞いたパンダは困り果てたという顔をした。
「ゆーくん、ちょっと来たいんだけど、タンスにしまってあった通帳とか入っていたビニールの袋はどこ。)
「うーむ・・・」
ゆうは少し考えながら言った。
『わからん」
パンダは一瞬キレそうになった。怒った顔をした。
「ち、ちょっと、一番大切なものの一つだよ。まさか失くしてなんかいないだろうね。」
ゆうは困った顔をしながら答えた。
「いや、失くしてはいないと思うぞ。多分。えーと、確かあれは・・・・」
ゆうは記憶をたどりながら考え込んだ。」
「うーむ」
二人に緊張感が漂う。
パンダは心底心配した。ゆーの事だからこの部屋にあってもとんでもないところにおいてるに決まっていた。
「どーしょ。ゆーくんは何でも適当に置くからなー。」
『そうだ、思い出した。洗濯機の後ろに落ちてると思う。」
パンダは呆れた顔でゆーを見返した。「どうしてそんなところに・・・・」
ゆーは真面目な顔で言う。
「いや、じつはね、このあいだお風呂を入ったときジャンパーにしまっててさ、それで服を脱いだ時ねぼけててさ、洗濯機に袋を置いた記憶がある。だから多分その中に入っていると思う。」
「はー」
パンダがため息を吐いた。
パンダは、力なく遅い足取りで、洗濯機に向かった。そしてその周囲を探してみると、袋が落ちていた。
「はー、本当にあったよ。まったくもー」
と、あきれながら言った。
なかを確認すると、通帳とハンコウが入っていた。パンダは安堵しながらゆうのところに行った。そして、魚が死んだときに見る目をしながら裕に行った。
「ゆー君、あったよ、これからは物を大切にしてね。」
と、言った。
ゆーは焦りながら言う。
「わ、わかった、これからきをつけます、じゃあ、とりあえず、銀行に行こうか」
と、笑っていった。あまり反省している様子ではなかった。ただ、いつものことなので、
パンダは怒る気もしなかった。
二人は、アパートの鍵を閉めて階段を下り、駐車場に向かった。
黄色い軽自動車にキーを差し込む。ゆーが言った。
「パンダ君、運転する」
パンダは緊張していた。この状態では、運転は無理と思った。パンダは言う。
「いゃ、今日はちょっとムリ」
といい、ドアをけ、助手席に座る。
裕は『そうか』と言い、ドアを開け、運転席に座った。キーを差し込みエンジンをかける。
ゆーは服のポケットから煙草を取り出し、火をつけた。そして「ん」と言い、パンダに煙草を差し出す。パンダもタバコを一本取り出した。ゆーが、ライターを差し出す。
パンダはライターで、火をつけて、言った。
「安全運転で行こうね」
ゆーは「ん、ん」といって、車を走らせる。
道路はあまり混んではいなかったが、安全運転を心掛けた。二人とも無言だった。
沈黙をパンダが破った。
「それにしても・・・・いったい何に使おうかな、ゆー君、考えた。」
ゆーは言う。
「そうだねーとりあえず大金だしねー、今までは不可能だった、宇宙の旅にでも行ってみようか」
パンダは笑っていった。
「そうだね、今までの僕たちじゃあ、宇宙船の切符も変えなかったからねー。宇宙旅行ならどこに行く。」
と、パンダは目を輝かせていった。
確かにこの世界に一般人は宇宙の旅行に行ける。国内よりもはるかに宇宙旅行のほうが高かった。
ゆうは運転しながら思った。
「何かバカンスを楽しめる島にでも行きたいーん、そうだ」
ゆうはパンダに言う。
パンダ君、どうせ行くならバカンスが楽しめる惑星に行こうよ、さしあたり、カ
ラムの惑星はどうであろう」
なるほど、と、パンダは頷いた。
「いいねーゆーくん、じゃあ、お金を換金したら旅行会社のHIXのお店に行っ
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「うむ、わかった、そうしよう」
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