異世界でも男装標準装備~性別迷子とか普通だけど~

結城 朱煉

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一般常識を学ぼう

リトルポイズン

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「さてと~、魔獣は何処かなぁ~?」

ユウキの頭の中で、魚よりも魔獣の比重が重くなっているようだ
北に向かって走りながら、周りを見回す
今いる所は、森…とまではいかなくても、木々が多い所で
なかなか魔獣を見つける事が難しい

(木が視界の邪魔なんだよなぁ…まぁ、しゃーないけど…ッ!?)

木が邪魔だと考えていたら、急に寒気が走り
ユウキはその瞬間急ブレーキをかけ後ろへ飛んだ
すると、先程ユウキがいた所に
ピュッと勢いよく何かが落ちてきた

(何だ!?今の…!?)

地面に接触した物は針のようで、それが刺さった地面は紫に変色し始めた

(これは…毒…かな…
普通に考えたら、僕を狙ってる…んだよな…)

キョロキョロと辺りを見回すが、人がいる気配はない

(人じゃない…って事は…ッ)

再び感じた悪寒に、その場を飛び退けば、また地面に針が刺さっていた

(これは、魔獣からの攻撃って事だよねぇ?
って事は…ココの魔獣…アクティブって事か…)

今までノンアクティブな魔獣とばかり戦っていたので
アクティブの魔獣と戦うのは、何気に初体験だ
しかも、相手の場所が分からない…というオマケつき

(とりあえず、木の上に逃げるか)

そう考えるが早いか、ユウキは木の上にジャンプして移動した

「うわぁ…マジか…」

木の上に登って分かった事…それは、あちこちに蜘蛛の巣があり
その巣1つ1つに赤黒い掌サイズの蜘蛛がいた

(…つまり、僕…敵の陣地に普通に入って来た獲物…的な?)

巣はいくつもあるが、ユウキが木の上に登って来て反応したのは
近くに巣を構える4匹程…
多分、この4匹のうち1匹または2匹の攻撃範囲に走っている時に入ってしまったのだ
蜘蛛達はユウキに毒針が向くように体制を整えている
つまり、攻撃準備に入っている

(とりあえず、あの攻撃を避けて…それから、1匹1匹倒していくか…
他の巣も近くにあるし…攻撃範囲に入らないようにしねぇと…
とりあえず…短縮ステータス)

―◇―短縮ステータス―◇―

HP:500 
MP:100/500

―◇― 終 ―◇―

(お、自然にMP回復して100にまでなってるぞ、それじゃあ…)

そう考えているうちに、タイミングを見計らったように同時針が飛んでくる

「よっと!」

攻撃が来る…と分かっていたので、避ける事は難しくない
しかし、他の蜘蛛の攻撃範囲に入らずに敵を攻撃…というのがなかなか難しい
ヘタに動いて敵を増やしたら戦況が悪くなるかもしれない

「なら、これしかないよね!」

ユウキはメイキング画面を出し、イメージする
すると、ユウキの手にはイメージされた物が握られていた

「弓矢はすぐに上手く出来るか分からなかったから…
コレしかないよね!」

チャキッと1匹の蜘蛛に向かって銃口を向ける
銃の銃身は青緑で、持ち手が黒になっている
そしてユウキが扱いやすいように小さいサイズだ

「これでどれぐらいのダメージか分からねぇけど!」

パンッという音がして、狙った蜘蛛の上に550という数字が浮かぶ
そして、蜘蛛は力尽き消え去った

「よっし!とりあえず、これでいけそうだ!」

再び毒針を放とうとしている蜘蛛にパンパンッと連射する
狙った通りに弾が当たり、あっという間に、残り1匹
その時に、また毒針の攻撃が飛んできたので、ユウキはそれをジャンプで避ける

「さぁ~て、これでようやく鑑定出来る…」

◇リトルポイズン◇(赤黒い掌サイズの蜘蛛)

HP:300
MP:400
攻撃力:250
防御力:250

ドロップアイテム:リトルポイズンの核・魔石・蜘蛛毒・蜘蛛の糸

アクティブ、住処の近くに来た獲物を狙う 

◇ 終 ◇

(やっぱりアクティブだったな…しっかし…
思ってより強くないよな…)

そう、ユウキはこの辺りの魔獣が強いと聞いたから
どれだけ強いのだろう…と期待していたのだ

(…あ、でも…注意してくれた、あのお姉さん、魔法攻撃が220だったよなぁ…
って事は…武器で底上げしても…100前後か…)

そんな中で、4匹から攻撃されたら、たまったものではないだろう
1匹倒すのに、単純に考えて、攻撃4回…それを4匹分…
反撃をかわしながら…というのは、なかなかに酷だ

(まぁ、僕にはそこまで重荷じゃなかったかな)

パンッという音と共に、残り1匹も消えていなくなる

「はぁ~…でもビックリしたなぁ…」

トンッと木から飛び降りて、ドロップアイテムを回収する

=獲得物=
魔石:1個
蜘蛛毒:1個
蜘蛛の糸:2個
お金:100セレス

「そうだ、この武器の性能見とかないと…」

◇蒼緑のピストル◇
青緑の銃身に黒い持ち手
魔力を込めて使うタイプなので、弾の装填がいらない
魔力消費は人による

攻撃力:300

「…うん、良い出来だな…で、僕はどれだけ魔力消費するんだ?」

ユウキの攻撃力に+300で、只今の攻撃力は800だ

―◇―短縮ステータス―◇―

HP:500 
MP:76/500

―◇― 終 ―◇―

(ん~…MPが24減ってるって事は…
武器を作るのに20消費、弾1発にMP1って所か…なら、何とかなるだろ
とりあえず、ココは上の蜘蛛に気を付けなきゃな…)

そう思い、ユウキは上を見ながら歩く…
そして、見つけたリトルポイズンを片っ端から撃ち落とす
しばらくすると、木々が立ち並んで林みたいだった所を抜け
茶色い砂利や岩が沢山ある開けた所に出た
少し距離が離れた所に川もある

「やった!目的地到着!
って、ココに来るまでにいたのって…リトルポイズンだけかぁ…」

新たな魔獣…リトルポイズンを見つけたが、それ以外には何もおらず
銃で落ち落とせば、特に苦もなく抜ける事が出来た

=獲得物=
リトルポイズンの核:10個
魔石:20個
蜘蛛毒:13個
蜘蛛の糸:14個
お金:2000セレス

―◇―短縮ステータス―◇―

HP:500 
MP:40/500

―◇― 終 ―◇―

「まぁまぁの収穫だねぇ~
戻ったら、ギルドで素材あったら引き渡そうかな~」

そう言いながら、ユウキは先を急いだ
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