異世界でも男装標準装備~性別迷子とか普通だけど~

結城 朱煉

文字の大きさ
328 / 357
一般常識を学ぼう

事実が明るみに

しおりを挟む
「…と、とりあえず…入学式の日は分かったし!
その日は、予定入れずにいたら問題ないだろ!」
「ノートと鉛筆の準備は出来てるんだよね?
入学式で教科書とかもらうから、他に必要な物はあんまりないねぇ~」
「この世界には、ランドセルなんて無いみたいだし!」
「確かにな、買い物に行ったときに、カバンとか言われなかったし…」
「まぁ、向こうではランドセルとか学校指定のカバンあったけど…
ココって学校一つだし?別に目印必要ないし?」
「まぁ、そうだよねぇ~」
「無い方が助かるけどな、面倒じゃなくて!」

と、話が脇道に逸れてきたところで…

「って、今日の予定忘れる所だったんだけど!!?」
「あぁ、ユウキちゃん達はいつも通り、ギルドに行く感じ?」
「そうだな…ってか、昨日のあの一件どうなったか知りたいんだが…」

そう言って、キョウヤはユウキに目配せをする
昨日のあの一件とは、言わずもがな、あの魔獣押し付け問題だ
ユウキは事の顛末を半ば無理やりな感じで見てきたが
残念ながらキョウヤは寝ていたので、まだ情報がない

「あぁ、あの一件?アイツら、普通に憲兵に連れて行かれたよ」
「へぇ~…って事は牢屋で過ごすのか?」
「どんな内容かによるよ、窃盗とか町にいたら困る人は牢屋に入れられるけど
冒険者で…そうそう、こないだあったボスの押し付けとかをすれば
ギルドランクJに落とされるけど、牢屋にはならないよ
一応、魔獣と関わらなければ問題ないし!
てか、ホワイトスネークのボスを子どもに押し付けるなんて
ホントあり得ないよね!!
ユウキちゃんもボス押し付けられたって言ってたけど
ホワイトスネークは状態異常もあるし
中級の冒険者が6人パーティーでやっと倒せる相手だからねぇ~」
(…この流れ…嫌な予感…)

ユウキはキョウヤに視線を向けるが、残念ながらキョウヤと視線が交わる事はなかった
そう、この話…昨日ユウキがミナミから似たような事を聞き
更には自分の事だと訂正せずに終わらせた内容だ

「そういえば、2人はどのボス押し付けられたの?
ブラウンボア辺りかな…?」
「いや、そのホワイトスネークのボスだが…」
(あ~ぁ…言っちゃった…)

キョウヤの一言にユウキは顔を覆った
そう、ミナミに隠して…るつもりはないが
言わなかった事実が明かされたのだ

「……ユウキちゃん?」
「……な、なにかな…?」
「…ホワイトスネークのボスを一人で倒したの…?」
「い…いや、キョウヤと二人で…かな…」

視線から逃れようと目を逸らすが
期待していたような効果は得られなかった

「さっきも言ったけど…ホワイトスネークのボスは……
中級冒険者が6人のパーティーで倒すんだよ!!!!」

『中級冒険者…』辺りから、かなり力をいれて強調させれる
まぁ、それだけ伝えたいのだろう

「いや、分かってるけどさ…しゃーないじゃん?
倒せちゃったわけだし…?」
「………はぁ…まぁ、ユウキちゃんがいるんだし…
仕方ないよねぇ…」
「ぇ…ちょ…キョウヤもオカシイ事してるはずなんだけど!!?」

そう、倒したのはキョウヤと2人で…だ
なのに、ミナミにオカシイ扱いされるのが自分だけというのは
納得がいかないのだろう
声を大にして抗議する

「だって、キョウヤ君より、ユウキちゃんの割合が絶対大きいよね?
キョウヤ君もそりゃ一役買ったと思うけど
ユウキちゃんの存在感が大きいでしょ…?」
「……」
「実際、俺は最後の一撃を入れただけで、そんなに戦闘に参加できなかったしな…
次は、もっと戦闘に絡んでやる」
「ほら!ユウキちゃんが一人でホワイトスネークのボスのHPほぼ全部削ったんだよね!!?」
「……」
「まぁ、つまり、お前がオカシイ…って事で間違いない」
「……あぁぁ!!!僕がいなかったら、キョウヤが異常なんだからな!!」

ビシッとキョウヤを指さすが…

「それは、お前がいなかったらの話だろ
実際はいるんだから、お前のがオカシイんだよ」
「うぐ…」

サラッと返されてしまったのだった
しおりを挟む
感想 88

あなたにおすすめの小説

若返ったオバさんは異世界でもうどん職人になりました

mabu
ファンタジー
聖女召喚に巻き込まれた普通のオバさんが無能なスキルと判断され追放されるが国から貰ったお金と隠されたスキルでお店を開き気ままにのんびりお気楽生活をしていくお話。 なるべく1日1話進めていたのですが仕事で不規則な時間になったり投稿も不規則になり週1や月1になるかもしれません。 不定期投稿になりますが宜しくお願いします🙇 感想、ご指摘もありがとうございます。 なるべく修正など対応していきたいと思っていますが皆様の広い心でスルーして頂きたくお願い致します。 読み進めて不快になる場合は履歴削除をして頂けると有り難いです。 お返事は何方様に対しても控えさせて頂きますのでご了承下さいます様、お願い致します。

異世界へ誤召喚されちゃいました 女神の加護でほのぼのスローライフ送ります

モーリー
ファンタジー
⭐︎第4回次世代ファンタジーカップ16位⭐︎ 飛行機事故で両親が他界してしまい、社会人の長男、高校生の長女、幼稚園児の次女で生きることになった御剣家。 保険金目当てで寄ってくる奴らに嫌気がさしながらも、3人で支え合いながら生活を送る日々。 そんな矢先に、3人揃って異世界に召喚されてしまった。 召喚特典として女神たちが加護やチート能力を与え、異世界でも生き抜けるようにしてくれた。 強制的に放り込まれた異世界。 知らない土地、知らない人、知らない世界。 不安をはねのけながら、時に怖い目に遭いながら、3人で異世界を生き抜き、平穏なスローライフを送る。 そんなほのぼのとした物語。

辺境貴族ののんびり三男は魔道具作って自由に暮らします

雪月夜狐
ファンタジー
書籍化決定しました! (書籍化にあわせて、タイトルが変更になりました。旧題は『辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~』です) 壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。 辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。 しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。

五十一歳、森の中で家族を作る ~異世界で始める職人ライフ~

よっしぃ
ファンタジー
【ホットランキング1位達成!皆さまのおかげです】 多くの応援、本当にありがとうございます! 職人一筋、五十一歳――現場に出て働き続けた工務店の親方・昭雄(アキオ)は、作業中の地震に巻き込まれ、目覚めたらそこは見知らぬ森の中だった。 持ち物は、現場仕事で鍛えた知恵と経験、そして人や自然を不思議と「調和」させる力だけ。 偶然助けたのは、戦火に追われた五人の子供たち。 「この子たちを見捨てられるか」――そうして始まった、ゼロからの異世界スローライフ。 草木で屋根を組み、石でかまどを作り、土器を焼く。やがて薬師のエルフや、獣人の少女、訳ありの元王女たちも仲間に加わり、アキオの暮らしは「町」と呼べるほどに広がっていく。 頼れる父であり、愛される夫であり、誰かのために動ける男―― 年齢なんて関係ない。 五十路の職人が“家族”と共に未来を切り拓く、愛と癒しの異世界共同体ファンタジー!

家族転生 ~父、勇者 母、大魔導師 兄、宰相 姉、公爵夫人 弟、S級暗殺者 妹、宮廷薬師 ……俺、門番~

北条新九郎
ファンタジー
 三好家は一家揃って全滅し、そして一家揃って異世界転生を果たしていた。  父は勇者として、母は大魔導師として異世界で名声を博し、現地人の期待に応えて魔王討伐に旅立つ。またその子供たちも兄は宰相、姉は公爵夫人、弟はS級暗殺者、妹は宮廷薬師として異世界を謳歌していた。  ただ、三好家第三子の神太郎だけは異世界において冴えない立場だった。  彼の職業は………………ただの門番である。  そして、そんな彼の目的はスローライフを送りつつ、異世界ハーレムを作ることだった。  週二回更新になります。お気に入り・感想、宜しくお願いします。

優の異世界ごはん日記

風待 結
ファンタジー
月森優はちょっと料理が得意な普通の高校生。 ある日、帰り道で謎の光に包まれて見知らぬ森に転移してしまう。 未知の世界で飢えと恐怖に直面した優は、弓使いの少女・リナと出会う。 彼女の導きで村へ向かう道中、優は「料理のスキル」がこの世界でも通用すると気づく。 モンスターの肉や珍しい食材を使い、異世界で新たな居場所を作る冒険が始まる。

ストーカーから逃げ切ったのも束の間、転移後はヤンデレ騎士団に殺されかけている現実!

由汰のらん
ファンタジー
ストーカーから逃げていたある日、ハルは異世界に召喚されてしまう。 しかし神官によれば、どうやらハルは間違って召喚された模様。さらに王子に盾ついてしまったことがきっかけで、ハルは国外追放されてしまう。 さらに連行されている道中、魔族に襲われ、ハルの荷馬車は置き去りに。 そのさなか、黒い閃光を放つ騎士が、ハルに取引を持ちかけてきた。 「貴様の血を差し出せ。さすれば助けてやろう。」 やたら態度のでかい騎士は、なんとダンピールだった! しかしハルの血が特殊だと知った騎士はハルを連れ帰って? いっそ美味しい血と癒しを与えるダンピール騎士団のセラピストを目指します!

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。

黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。 この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

処理中です...