異世界でも男装標準装備~性別迷子とか普通だけど~

結城 朱煉

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一般常識を学ぼう

朗報

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『まぁ、寝てばかりで、自分のやりたい事が出来なかったキョウヤに朗報だ!
 この世界にも、コメも野菜もあるぞ!しかも、魚もいる!
 だが一つ、問題がある』
「(よし、あるって事は何とか出来る!!)
 問題って…何だよ?」
『まずコメだが…この世界では、一般使いされてないからな!
 自生してるやつを探してくるしかないんだよねぇ~
 魔力の満ちてるココでは、収穫時期なんてものは無いから、年中収穫できるぞ
 成長も早いしな!場所さえ見つけてしまえば、すぐだろうな』
「…見つけるところからかよ…
 くそ…道のりは長そうだな…」

すぐにコメにありつけないという事実に、キョウヤは舌打ちをした
まぁでも、ある事が分かっただけでも、大きな進展だ
探せば何とかなる…という事なのだから

『ちなみに、野菜もあるが、君たちのいた世界よりも、食べられている種類は少ない
 まだ、食べられる事を知られていない物や、存在を知られていない物もある』
「まぁ、初めのうちは、店で売ってる物で我慢するか…」
「どれだけあるか分からんし…
 ってか、この世界調味料無いんやけど、もしかして塩とか手に入らんの?」
『いや、塩、コショウ、砂糖、味噌、醤油…名前は違えど入手は出来るな
 何せ、ここの女神が美味しい物好きだからな』
「じゃあ、何でココの食事に味ないんだよ!!!」

ユウキのツッコミにキョウヤも頷く
ココの食事事情は酷過ぎるのだ…まぁ、それは2人にとって…であって
住人たちは、満足しているのだが…

『仕方ないだろ…住人がそれ以上を知らないから必要としてないんだよ
 知らないものは欲しいと思わないだろ?』

神様の言葉に2人は、確かに…と納得する
2人は色々な味を知っているがために、物足りないのだ
だが、その味を元々知らなければ…?
もしかしたら、食事に対してココまで不満を持たなかっただろう

『ちなみに、さっき言った調味料だが…ココでは違う名前だし
 形状も違う…頑張って探すしかないな』
「ふ~ん…つまり…海から塩が採れるとは限らないと…?」
『そうだな、まず、ココの海は塩分ないからな』
「マジかよ…」

神様の言葉に、キョウヤは思わず驚きの声を出してしまう
ユウキは、ある程度予想していたのか…どらかというと「やっぱり…」という表情だ

「でも、塩分になる物は他にある…って事だよね」
『そういう事だな』
「んじゃ、探すからいいや
 それまでは、メイキングで作るし」
『お前、ホントにたくましいよな…』
「それはどーも」
『あ…仕事が来ちゃったから、またね』

神様はそう言うと、アッサリ通話を切ったのだった
あまりにサラリとした終わりに、2人は思わず顔を見合わせる

「ま、とりあえず、夕飯の準備だな」
「そうだな…明日にでも、店に行って野菜見てみるか…」

ユウキはキッチンへ行き、料理を始め
キョウヤは椅子に座って、マップでお店を調べ始める
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