異世界転入生

結城 朱煉

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魔法学校に転入します

お風呂

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「ねぇ、夕飯って何時くらいなの??」

リビングに入って、ユウの第一声だった
2人は、落ち着きを取り戻したように見えるユウにホッとした

「そうね~、そろそろ準備して、17時くらいに食べようかしら~」
「ん~、まだ時間あるなぁ~…何してよう…」

向こうの世界であれば、ゲームをしたり漫画を読んだり…したい事は山ほどあるのだが、ココの事は分からない事が多く、何をして良いか分からない
携帯ゲームなら出来るだろうか…とか、自分の荷物の状況を確認しなくちゃ…と思うが、今はする気になれない

「それじゃ、ちょっと早いけど、お風呂入ってきたら??」
「あ~…うん、そうするよ」
「お風呂場は、奥だから…まぁ、そんな広くないから、すぐ見つけられるわよ」
「分かった~」

ユウは、着替えを取りに自室へ
着替えを持って1階へ降りると、ルイにばったり会った

「あ、ユウ!ちょうど良いところに」
「ん?なに??」
「エア」
「?」
「はい、これで大丈夫よ~♪ゆっくりお風呂に入ってね~」
「??」

ニコニコ笑っているルイに、ユウは意味が分からず首を傾げる
ルイが魔法を使ったのは分かる
『エア』という言葉から、空気を操ったと思われる…
しかし、ただお風呂に入るだけなのに、魔法を使われる意味が分からない

「ふふふ♪今の魔法で、水の中でも息が出来るようになったわよ~」
「へぇ~、そうなんだ…
でも、僕…お風呂に潜って遊ぶような年齢じゃないんだけどなぁ…」
「まぁ、良いから良いから♪」

独り言のように呟くユウの背中を押すルイ
ルイのおかげで、お風呂場を探さなくても、お風呂場の前に到着した
ニコニコ笑顔のルイに見送られ、ユウはよく分からないまま、お風呂場へ入っていく

「別に、何の変哲もない脱衣所だし…」

脱衣所は特に驚くような事は無い…普通の脱衣所
さっさと服を脱ぎ、お風呂へのドアを開けた

「はぁ!?!」

普通じゃない光景に、ユウは驚くしかなかった
ユウが驚くのも仕方がない
何故なら、お風呂場には大きな水の塊が球のような状態で浮いているのだから

「も、もしかして…これに入るの??」

辺りを見回しても、この塊以外何も無い
浴槽も…シャワーも何も無い
ユウは恐る恐る近づき、水の球に触れた

チャポン

と、水が波打ち揺れる

「暖かい…やっぱコレに入るんだ…」

コレ以外何も無いので、コレに入る他無いのだが…
しかし、コレに入るのは、どうにも勇気がいる
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