異世界転入生

結城 朱煉

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この世界の普通を学ぼう

魔力の授業

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「はーい、皆揃ってる~?
あれ…セリーヌが居ないね…まったく、あの子は何してんのかしら」

リーナはため息をつき、目を閉じる…そして、目を開ける
千里眼で探しているようだ…皆静かに見ていた

「いたいた…まったく、手のかかる子だわ」

そう言って、リーナはパチンと指を鳴らす
すると、ボンッとリーナの横に煙が出てくる
皆が驚き煙を見ていると煙が晴れ、そこにはセリーヌがいた

「セリーヌ、さっさと席につきなさい!」

何をしていたのか分からないが、ポーズを決めてるセリーヌにリーナは一言そう言った
セリーヌは、キョロキョロ辺りを見回し状況を把握していた

「あら、私としたことが、私の美しさに夢中になって時間を忘れていましたわ」
「「「「「………」」」」」

皆は呆れた眼差しを送ったが、それに気づかないセリーヌ
ある意味、一番幸せなのかもしれない…
セリーヌが席につき、授業は始まった

「それじゃ、魔力の授業を始める!まず、教科書を配るわよ~」

リーナはそう言って、本の山を出して魔法をかけて皆の席に1冊ずつ配る
綺麗にストンと机の上に降りてきた『魔力』と書かれている教科書を、それぞれ手に取る

「じゃ、皆ノートと筆箱出して…それから、教科書3ページを開いて」

皆教科書を開き、リーナが黒板に書いていくことを、何となく写していく
ユウはその様子を見つつ、首を傾げたがノートをとる

(…皆ノート使うの初めてなんだよね?ノートの書き方とか教えないのかな…)
「魔力って言うのはね、無限にあるものじゃないの…それぞれ魔力の最大値があるわ
最大値はそれぞれで違うのはもちろん、魔法を使う時に使う魔力使用量もそれぞれ
例えば、飛行に使う魔力…ある人は魔力10使って飛べる…ある人は20使って飛べる…みたいに差があるわ
魔力使用量は、熟練度を上げれば少なく出来るから、頑張って特訓すれば使用量を減らせるわ
けれど、決して0にはならないからね
使用量を下げれば、最大値が少なくても色々な魔法を立て続けに使う事が出来るわ
また、最大値も魔法を使っていくことによって、増えていくわ
ただ、無限には上がらない…それぞれに限界があるわ…ココ重要よ」

リーナは黒板の文字に下線を引いて、重要性を知らせる
必死にノートを取る子もいれば、聞いているだけの子もいる
ユウは教室の様子を見つつ、横も見る
横では、ライナが突っ伏していた
ノートをとることも諦め、考えることも諦め…全てを放棄しているようだ
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