異世界転入生

結城 朱煉

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この世界の普通を学ぼう

本屋

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「複製魔法って…何かズルいな…」
「そうなのですか?」
「だって、無から有を生み出してるじゃんか…」
「無では無いですよ、魔力消費はかなり多い魔法だったはずですし…」
「う…まぁ…そうか…魔力なぁ…はぁ…」

ユウはため息をついた
魔力一つで解決してしまうこの世界
材料が無くても魔力がその代わりをしてくれる

(まぁ、複製魔法には、元になる物が無いとダメみたいだけどね…)

イメージが全てを左右する魔法
何も無いところから物を出すのは、それはそれは大変な事だ
この間の文房具を出す所を見ているから分かる
1つ1つをきちんとイメージしないと出来上がらない
それは、ゲームなどの複製も同じだろう

(コピー&ペースト…ってところかな…ホント羨ましいなぁ…)

3人で雑貨屋やお土産物、飲食店などなど色々と回っていく
何でもない物でも、普通に商品として置かれている
それはそれで、商品としての需要があるのだろう

「ユウは次何処行きたい?」
「ん~…あ、本屋に行きたい!」

ユウは視界の隅に映った本屋を指さす
本屋という響きから、ライナは少し顔をしかめたが…
指さした本屋を見て、表情はクルリと変わった

「あの本屋さんはね!絵本とかマンガとか色々な本が凄く多いんだよ!」
「へぇ~、そうなんだ!楽しみだなぁ~
(なるほど、ライナは勉強系の本が多い所は嫌なんだな…)」
「色々な世界の本も売ってますですから
色々な物を読めると評判の本屋さんですよ♪」

満場一致で本屋に向かう
確かに人気というだけの事ああって、人が多く出入りしている

(この世界って…ハイテクだけど、見た目は古いんだよねぇ…)

基本的には木造かレンガ造りになっているお店
でも、扉は自動ドアであったり…など、色々な物が混ざり合っている感じだ
だからと言って、まとまりがないわけではなく
不思議な感じだが、居心地は悪くない

「ユウは、何の本買うの?」
「(外観以上に広いなぁ…)ん~…まだ決めてないけど…
僕が買ってたマンガの新刊そろそろだから、あったら欲しいなぁ…と
あとは、この世界の事が少しでも分かる本…かな」
「マンガなら、あっちだよ!」

マンガというキーワードしか聞いていなかったのだろう
ライナは、さっさとユウの手を掴んでマンガコーナーへと連れている
それをユリンが追いかける形でついて行く
ちなみに、図書室で一度見たから驚かなかったが、この本屋さんも天井が見えず
そして本棚もとてつもなく高い…
それこそ、天井まであるのではないだろうか…先は見えないが…
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