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月下の鬼人(ワールドエネミー)上
Disassembly《ブレット・トゥゲザァ》3
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「調子はどうだ?フォルテ……」
渡した報告書をペラペラとめくりながら、親戚の子供のような気軽さでそう告げた初老の男性。
ホワイトハウスの大統領執務室。
優雅で落ち着いた内装とそれに見合うだけのアンティークチェアーに腰掛けているのは、俺を無理矢理部隊に引き入れた張本人であるガブリエル・ベアードだ。
「控えめに言ってサ・イ・ア・ク・だ!部隊に血の気やヤル気があるのは結構だが、近、遠で戦力が偏り過ぎて中間距離が俺しかできない!頭も身体もパンクしそうだ!少なくとも、こんな定期報告すっぽかしちまいたいほどになぁ!!」
落ち着いた雰囲気のベアードとは正反対、行儀悪く姿勢を崩した俺は、不機嫌を隠そうともせずにそう言い放つ。
今日は予算で買ったバイク「HAYABUSA GSX1300R」をかっ飛ばし、一週間に一度の定期報告をしに来ていたところだ。
ちなみに俺達の任務は基本、大統領からPCで直接連絡が入り、ノーフォーク海軍基地から出撃するシステムになっていた。そうした公にされない危険な任務は、大体週に一、二度の頻度で送られてくる。
それ以外は今朝行っていたような演習や、決められた家事当番がある者は、料理や洗濯などをする時間として割り振られているものの、あとの時間は問題さえ起こさなければ自由という、言わば休日扱いになっている。
「……そうか、それについてはもう少し考えておこう……」
でたでた……お前そう言ってロクに対処してくれたことないだろ……?
何回も申請している殺人許可書、それで言い逃れていることを忘れてんのか?ボケてんのかジジイ?てめぇの倍以上生きてる俺ですらしっかりしているのに、早いんじゃないか?
と、内心で思いつつ、腕組したままジト眼を向けるも、ベアードは書類ばかり見ていて気付かない……
「で、何だよ?お前がメールで言っていた重要な報告ってやつは?」
書類ばかりで話が進まないと思った俺は、一秒でも早く帰りたかったので、今日ここに来た本題を自分から切り出した。
「あぁ……それなんだが、最近噂になっているシリコンバレーの亡霊についてなのだが……」
「シリコンバレーの亡霊?」
頷くベアード。
いや、そんなもの聞いたことねーぞ……
ベアードの反応を見る限り、俗世に疎い俺が特別知らないって訳じゃなさそうだが……
「そうだ、被害にあった連中の間では、そのような名前で呼ばれているらしい……」
「それが何だってんだよ?」
書類から視線をこっちに向けたベアードに、俺は聞き返す。
「なんでもあそこの存在している大企業関連を片っ端から襲い、金品を巻き上げている者がいるらしく……被害総額も株価に響きそうなところまで来ているらしい……」
株価って……カリフォルニア州のシリコンバレーには、AppleやGoogleといった世界でも有数のITグローバル企業が犇めき合う場所だぞ?その大企業様の株価に変動を及ぼすレベルということは、かなりの被害が出ているってことか……
「手口は?」
「口座のハッキング、もしくは企業関係者の中でも指折りの金持ちの家に忍び込んで、直接金を盗んでいる」
「随分大胆だな……でも、そこまで過激だと流石にすぐ捕まるんじゃないか?」
今時ネットでも科学でも魔術でも、どんなことにも防犯が掛かっている時代だ。
どんなに頑張ったところで人間はそこまで万能じゃない、どこかしらにボロが出るもんだ。
だが、ベアードにしては珍しく難色を示す。
「いや、それが……にわかに信じがたいのだがな……一度も犯人の姿を捉えることができていないのだ……」
「……どういうことだ?」
口座などのネットに関してはまだ分かる、しかし直接盗むとなると何かしらの情報は残っていそうだが……
「ほとんど姿が映らないんだ、監視カメラにあるデータは気絶させられた警備員の姿ばかりで、本人達も姿を目視することなく金だけが盗み取られるらしい……」
「それで『シリコンバレーの亡霊』か……」
にわかには信じがたい話しだが……襲撃、ハッキング、装備運用、各本面のエキスパートを集めれば……それこそ、今の俺達のような特殊部隊……できない話しでもないが、現実的ではない。
ハッキングにはただのノートPCでは演算が追い付かないので、スーパーPCのような装置が必要になり、襲撃に特化した人員、それらを購入する資金源や場所。考えるだけで、現在進行形で組織運用をしている俺には頭が痛くなる話しだ。
「あぁ……だがこれを見てくれ……」
そう言ってベアードがスーツの胸ポケットから取り出したのは、一枚の写真だった。
映っていたのは夜の建物の通路だ。
ホワイトハウスの通路と似ていて、床は大理石、等間隔に設けられた窓ガラスからは、外の月明かりが差し込んでいた。
今時現像されたものなど珍しいが、魔術技術も応用してあるのらしく、暗闇になっている場所も普通の写真よりも輪郭や風景がはっきりと見える。
「ここだ」とベアードが写真の端を示した場所を見ると、確かに何かが映りこんでいた。
背の低い、全身を薄汚いボロ布を被った魔術師のような人物。
「これが……亡霊の正体なのか?」
「断定はできないがな……おそらくそうだ……」
唸るように写真を見つめていたベアードに、俺は深いため息をつきながらチェアーの背もたれに寄り掛かる。
何でかって?聞く前から答えが分かっているからだ……
「で?なんでそんな話しをこんなところでするんだい?大統領閣下?」
うんざりする俺が仰々しくそう訊ねると、ベアードは軽くしわの入った顔をにっこりとさせ、任務に関する書類を手渡してきた。
「また余計な仕事押し付けやがって……あのクソジジイが……」
バイクでバージニア州の家に帰ってきた俺は、愚痴と共に黒いフルフェイスヘルメットを脱ぎ取る。
夜遅くで道が空いていたからいつもより早く帰ることができたが、それでも時刻は夜中、丁度日付が変わったくらいだ。
「……?」
街灯なんて存在しない森の中ではひときわ目立つ小さな灯り。
自宅一階の窓、確かあそこはリビングだったか?
不自然に灯る明かりに気づいた俺は、眉を顰める。
基本夜更かしすることのない連中なので、いつも帰りの遅いアキラを除けば、他の連中はもう寝ていると思っていたが……誰かが明かりを消し忘れたのか……?
そう考えていると……
ユラッ……ユラッ……
窓の明かりが微かに動いたり、消えたりしている。
────まさか強盗か……?
普段とは違う家の様子を不審に思った俺は、警戒心を高めつつ、ゆっくりと入り口に近づいた。
ハンドガンと太刀は一応持っている。
カチャッ……
暗い廊下に外からの月明かりが差し込む。
鍵のかかっていたドアをバレないように開錠し、ゆっくりと内部へと入っていく────
廊下の明かりは付いていない……が、すぐ右側にあるリビングの扉は不自然にも開いており、中からは微かな人の気配を感じる。
「……ふぅ……」
扉の横まで足音を殺して近づき、ハンドガンを抜いた俺は深呼吸と共にリビングに入る。
銃を構えた先、敵の姿は────ない。
薄暗い室内には、荒らされたような痕跡はなく、隊員達が食事をするテーブル、リズが猫のように寝ていることのあるL字ソファー、アクション映画好きのアキラとドキュメンタリー映画好きのレクスがケンカする大型テレビなど、家具には特に目立った痕跡はなかった。
だが、左側にあるカウンターキッチンの裏側。冷蔵庫が開いているらしく、明かりもついている。
ユラッ……ユラッ……
あぁ……そういうことか。
渡した報告書をペラペラとめくりながら、親戚の子供のような気軽さでそう告げた初老の男性。
ホワイトハウスの大統領執務室。
優雅で落ち着いた内装とそれに見合うだけのアンティークチェアーに腰掛けているのは、俺を無理矢理部隊に引き入れた張本人であるガブリエル・ベアードだ。
「控えめに言ってサ・イ・ア・ク・だ!部隊に血の気やヤル気があるのは結構だが、近、遠で戦力が偏り過ぎて中間距離が俺しかできない!頭も身体もパンクしそうだ!少なくとも、こんな定期報告すっぽかしちまいたいほどになぁ!!」
落ち着いた雰囲気のベアードとは正反対、行儀悪く姿勢を崩した俺は、不機嫌を隠そうともせずにそう言い放つ。
今日は予算で買ったバイク「HAYABUSA GSX1300R」をかっ飛ばし、一週間に一度の定期報告をしに来ていたところだ。
ちなみに俺達の任務は基本、大統領からPCで直接連絡が入り、ノーフォーク海軍基地から出撃するシステムになっていた。そうした公にされない危険な任務は、大体週に一、二度の頻度で送られてくる。
それ以外は今朝行っていたような演習や、決められた家事当番がある者は、料理や洗濯などをする時間として割り振られているものの、あとの時間は問題さえ起こさなければ自由という、言わば休日扱いになっている。
「……そうか、それについてはもう少し考えておこう……」
でたでた……お前そう言ってロクに対処してくれたことないだろ……?
何回も申請している殺人許可書、それで言い逃れていることを忘れてんのか?ボケてんのかジジイ?てめぇの倍以上生きてる俺ですらしっかりしているのに、早いんじゃないか?
と、内心で思いつつ、腕組したままジト眼を向けるも、ベアードは書類ばかり見ていて気付かない……
「で、何だよ?お前がメールで言っていた重要な報告ってやつは?」
書類ばかりで話が進まないと思った俺は、一秒でも早く帰りたかったので、今日ここに来た本題を自分から切り出した。
「あぁ……それなんだが、最近噂になっているシリコンバレーの亡霊についてなのだが……」
「シリコンバレーの亡霊?」
頷くベアード。
いや、そんなもの聞いたことねーぞ……
ベアードの反応を見る限り、俗世に疎い俺が特別知らないって訳じゃなさそうだが……
「そうだ、被害にあった連中の間では、そのような名前で呼ばれているらしい……」
「それが何だってんだよ?」
書類から視線をこっちに向けたベアードに、俺は聞き返す。
「なんでもあそこの存在している大企業関連を片っ端から襲い、金品を巻き上げている者がいるらしく……被害総額も株価に響きそうなところまで来ているらしい……」
株価って……カリフォルニア州のシリコンバレーには、AppleやGoogleといった世界でも有数のITグローバル企業が犇めき合う場所だぞ?その大企業様の株価に変動を及ぼすレベルということは、かなりの被害が出ているってことか……
「手口は?」
「口座のハッキング、もしくは企業関係者の中でも指折りの金持ちの家に忍び込んで、直接金を盗んでいる」
「随分大胆だな……でも、そこまで過激だと流石にすぐ捕まるんじゃないか?」
今時ネットでも科学でも魔術でも、どんなことにも防犯が掛かっている時代だ。
どんなに頑張ったところで人間はそこまで万能じゃない、どこかしらにボロが出るもんだ。
だが、ベアードにしては珍しく難色を示す。
「いや、それが……にわかに信じがたいのだがな……一度も犯人の姿を捉えることができていないのだ……」
「……どういうことだ?」
口座などのネットに関してはまだ分かる、しかし直接盗むとなると何かしらの情報は残っていそうだが……
「ほとんど姿が映らないんだ、監視カメラにあるデータは気絶させられた警備員の姿ばかりで、本人達も姿を目視することなく金だけが盗み取られるらしい……」
「それで『シリコンバレーの亡霊』か……」
にわかには信じがたい話しだが……襲撃、ハッキング、装備運用、各本面のエキスパートを集めれば……それこそ、今の俺達のような特殊部隊……できない話しでもないが、現実的ではない。
ハッキングにはただのノートPCでは演算が追い付かないので、スーパーPCのような装置が必要になり、襲撃に特化した人員、それらを購入する資金源や場所。考えるだけで、現在進行形で組織運用をしている俺には頭が痛くなる話しだ。
「あぁ……だがこれを見てくれ……」
そう言ってベアードがスーツの胸ポケットから取り出したのは、一枚の写真だった。
映っていたのは夜の建物の通路だ。
ホワイトハウスの通路と似ていて、床は大理石、等間隔に設けられた窓ガラスからは、外の月明かりが差し込んでいた。
今時現像されたものなど珍しいが、魔術技術も応用してあるのらしく、暗闇になっている場所も普通の写真よりも輪郭や風景がはっきりと見える。
「ここだ」とベアードが写真の端を示した場所を見ると、確かに何かが映りこんでいた。
背の低い、全身を薄汚いボロ布を被った魔術師のような人物。
「これが……亡霊の正体なのか?」
「断定はできないがな……おそらくそうだ……」
唸るように写真を見つめていたベアードに、俺は深いため息をつきながらチェアーの背もたれに寄り掛かる。
何でかって?聞く前から答えが分かっているからだ……
「で?なんでそんな話しをこんなところでするんだい?大統領閣下?」
うんざりする俺が仰々しくそう訊ねると、ベアードは軽くしわの入った顔をにっこりとさせ、任務に関する書類を手渡してきた。
「また余計な仕事押し付けやがって……あのクソジジイが……」
バイクでバージニア州の家に帰ってきた俺は、愚痴と共に黒いフルフェイスヘルメットを脱ぎ取る。
夜遅くで道が空いていたからいつもより早く帰ることができたが、それでも時刻は夜中、丁度日付が変わったくらいだ。
「……?」
街灯なんて存在しない森の中ではひときわ目立つ小さな灯り。
自宅一階の窓、確かあそこはリビングだったか?
不自然に灯る明かりに気づいた俺は、眉を顰める。
基本夜更かしすることのない連中なので、いつも帰りの遅いアキラを除けば、他の連中はもう寝ていると思っていたが……誰かが明かりを消し忘れたのか……?
そう考えていると……
ユラッ……ユラッ……
窓の明かりが微かに動いたり、消えたりしている。
────まさか強盗か……?
普段とは違う家の様子を不審に思った俺は、警戒心を高めつつ、ゆっくりと入り口に近づいた。
ハンドガンと太刀は一応持っている。
カチャッ……
暗い廊下に外からの月明かりが差し込む。
鍵のかかっていたドアをバレないように開錠し、ゆっくりと内部へと入っていく────
廊下の明かりは付いていない……が、すぐ右側にあるリビングの扉は不自然にも開いており、中からは微かな人の気配を感じる。
「……ふぅ……」
扉の横まで足音を殺して近づき、ハンドガンを抜いた俺は深呼吸と共にリビングに入る。
銃を構えた先、敵の姿は────ない。
薄暗い室内には、荒らされたような痕跡はなく、隊員達が食事をするテーブル、リズが猫のように寝ていることのあるL字ソファー、アクション映画好きのアキラとドキュメンタリー映画好きのレクスがケンカする大型テレビなど、家具には特に目立った痕跡はなかった。
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