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神々に魅入られし淑女《タイムレス ラヴ》
夏の音(ヴァケーションフェスティバル)7
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クソッ……あの店員、余計な真似を……
内心で歯噛みする俺は、パフェを抱えるセイナを引き連れて足早に進む。
「ちょ、ちょっと、そんなに急いで何処に向かってるの?」
さっきと打って変わり、手を引っ張られる立場となったセイナが俺に訊ねてくる。
視線だけで振り向くと、その片手には『Best couple』と書かれたバケツパフェを抱えていた。
幸いセイナにその文字のことはまだバレていないが、こんな祭り提灯だらけの明るい場所で食べてみろ、即バレて大変なことになる。
明かりだけではない、通り過ぎる観光客達までもがその文字を二度見したり、あからさまに嫌な顔をする者や、私達もあれを買おうと呟くカップルまでいる始末。
ただでさえ目立つ見た目にも関わらず、それに輪をかけて今の俺達は注目の的となってしまっていた。
ならば、あそこに行くしかない。
「決まっているだろ、お前と二人っきりになれる場所だ」
「ふたっ!?えっっ!?」
命の危険を感じている俺がやや口早にそう告げて目的地を目指す。
顔を真っ赤にし、言葉を失った口をあわあわと動かしていたセイナのことなど知らずに。
国道沿いの大通りから少し離れた海沿いに向かって進むと、この街唯一のビーチが見えてくる。
月明かりしか差さない砂浜は青白い煌めきが散りばめられており、人気のない薄暗い海との境界線より奏でられる漣の音が、どこか哀愁のようなものを感じさせてくれる。
「こっちだ」
俺はセイナをエスコートしながら、国道沿いの道から夜の砂浜へと降り立つ。
夏でも冷たく気持ちの良い海風が、僅かに火照っていた身体の熱を冷ましてくれる。
だが、国道からここまで来る間に互いの口数はどんどん減っていき、その沈黙がどうも落ち着かない。
さっきはまだ祭りの喧騒がBGMとなってくれていたおかげで上手く誤魔化せていたが、この街の最端でもあるこんな場所に、喧騒どころか人一人見当たらなかった。
そんな国道下に広がる海食崖と、積み上げられたテトラボットに並ぶ砂浜の端までセイナを連れてくると、足先に伝わる感触も乾いた砂から海水の混じった泥へと変わっていた。
「ねぇ、何処まで行くつもりなの?」
沈黙に耐えかねたセイナがついに口を開いた。
その表情や声音にはやや不満の色が混じってる。
無理もない、周りにあるのは地平線まで続く海と砂浜。
さっきの耳鳴りがするほどの喧騒がまるで嘘のように、静かで何もないこんな場所まで寧ろよく黙ってついてきてくれたものだ。
そういうところは一応、俺もセイナに信用されているらしい。
「もうすぐ分かる……悪いがセイナ、俺のこのパフェを持っておいてくれないか?」
「別にいいけど、何するの────って!?ちょっ!?」
二つのパフェを持ったセイナのことを、俺は優しく両手で掬い上げる。
僅かな重みと、薄生地越しの彼女の柔らかな感触、そこから伝わる体温がまるで直に触れているのではと錯覚させる。
いきなり俺にお姫様抱っこされたお姫様は、暗闇が明るく感じるくらい顔を紅潮させては抵抗する素振りを見せるも、両手に持ったパフェがそれを阻害する。
「な、ななななな何してんのよ!!こんなっ……!~~~っっっ!」
唯一抵抗できる口が俺を捲し立て、セイナは腕の中で身を捩らせる。
でもそれが本当の拒絶ではなく、単に彼女が突然のことで動揺しているだけであることくらいは、セイナのことが分かるようになっていた。
「悪いな、こうでもしないとあの場所には行けないんだ」
可愛く身悶えする少女に対して僅かに芽生えた加虐心を抑えつつ、右眼へと魔力を集中させる。
蒼白に包まれていた夜の海原を瞬時に紅く染めた魔眼が、通常の何倍もの力を供給してくれる。
慣れたものだな。と、僅かに口の端を上げる。
一年前はこの力に随分と振り回されていたが、今ではすっかり昔の感覚を取り戻していた。
セイナを抱えたまま、足場の悪いテトラポットへと跳躍する。
押し寄せる波を被っては見え隠れする足場から足場へと跳躍を繰り返しては、国道沿いの海食崖を進んでいく。五回ほどそれを繰り返すと、目的地の場所が見えて俺はそこへと着地した。
「ここは?」
大型トラック二台分くらいしかないコンクリートの足場。
そこへ下ろして貰ったセイナが俺へと振り返る。
「海の奥に消波ブロックが見えるだろ?ここはあそこの工事用に作られたコンクリートの足場だ。日中はたまに釣りに来る人がいるが、夜になると足場が悪くなるから滅多に人は来ない隠しスポットさ」
お店の経営中に小耳に挟んでから、夜は密かにこの場所を独占状態している俺は眼の力を解除してからどっかりと座る。
「さっ、俺のパフェをくれ……って、あれ?」
見間違えか?月明かりを背に立つ少女の手に握られていたはずの、俺のチョコチップバナナパフェが見当たらない。
「セイナ、俺のパフェは?」
「あれ、あれれ?」
言われてセイナも手にパフェが無いことに気づいたらしく、慌ててパフェの行方を捜すも辺りには落ちていない。その手に残っていたのはパフェ容器の底部分のみ。
どうやらさっきの跳躍時に落としたらしい。
まじかよ……
「ご、ごめん……」
何故か鋭利な切り口のパフェ容器を見て、意外にも素直に謝るセイナに絶望感が押し寄せてくる。
楽しみにしていた分、そのダメージは思いのほか大きく、落胆と溢れかえった胃液でキリキリ痛む内臓に俺はがっくりと肩を落とした。
「わ、悪かったわよ!ほら、アタシのあげるから、そんなにがっかりしないでよ!」
取り繕うように言うセイナに俺は顔をあげる。
「元々こんなに食べるつもりは無かったのよ、さっきも三人でシェアするつもりが、アイリスがほとんど一人で食べちゃって……」
なるほど、あの店でセイナが裏メニューを知っていたことへの謎が解けた。
にしても、アイリスはこのアホみたいな量を一人で食いきったってのか……
一般人なら驚愕すべき凄いことのはずが、アイリスだとさして驚かないことに内心苦笑を漏らした。
「でもフォルテなら、そんなに食べないでしょ?」
「ホントに良いのか?」
「貴族に二言は無いのよ。それにこれはフォルテが買ってくれたものじゃない」
そう言ってセイナは俺の隣に腰掛けて、さっそくバケツ底まで届くような長い銀のスプーンで一口掬っては、
「はい、あーん」
ミカンとクリームとアイスが乗ったそれを、一切のためらいもなく俺へと差し出してくる。
その光景に、何故か一瞬背筋が凍るような感覚に襲われ後ずさりをしてしまう。
「どうしたの?」
僅かに見せた俺の恐れに、セイナが首を傾げた。
自分でもよく分からないが、何かこう……過去に刷り込まれたトラウマのようなものが身体を反射的に反応してしまったのかもしれない。
一体それがどんなトラウマなのかは思い出せないが……と言うよりも思い出したくない。
「いや……な、何でもない……」
改めて、恐る恐る口を開くと、優しく舌の上に冷たい感触が伝わってくる。
美味い。
果汁溢れるミカンの甘さと、果物の甘味に併せて糖分を調整されたクリームやアイスとがうまい具合に調整され、甘党でない俺でも美味しく食べることができた。
何よりお昼から何も口にしていなかった胃液が喜びに振るえ、溢れ出た唾液があっと言う間に一口分のパフェを分解してしまった。
「どう?」
大きな二重の瞳を瞬かせて訊ねてくるセイナに、僅かな心残りと共にパフェを飲み込む。
「うん、美味い」
自分が作ったわけでもないパフェの感想に、夜にしては眩し過ぎる笑顔をセイナは見せた。
どうやら、俺が喜んでくれたことが本当に嬉しかったようだ。
全く、今日の主役はお前なのだから、俺のことなんて気にしなくて────
「おっと、そうだった」
俺がズボンのポケットに突っ込んでいた荷物を取り出した。
「ほら、これ」
ポケットから取り出したのは、手のひらサイズのラッピングされた小箱だ。
数時間前、自宅に戻った時に取ってきたそれを見たセイナは、眦をはちきれんばかりに見開いた。
「それは……!」
興奮して上擦る声など気にも留めない彼女に、俺は一度だけ大きく頷いて見せた。
「誕生日おめでとう、これからもよろしくな」
「っ!!」
声にならない歓喜を上げ、かああああと頬を紅潮させて喜ぶセイナ。
余程プレゼントが嬉しかったらしく、あれほど大事に持っていたバケツパフェなどそっちのけで俺からラッピングをされた小箱を受け取る。
まるで傷ついた小鳥でも抱えるように両手に受けて、いろんな角度から箱の外観を確かめている様に、俺は思わずクスリと微笑をもらした。
「そんな注意深く見なくても別に変なものは入ってねえよ」
「べ、別にそんなんじゃ……!その、こういうの貰うの初めてで……」
開けても?と訊ねてきたセイナに俺は頷く。
今更言い訳にしかならないが、俺は本当に彼女の誕生日を忘れていたわけではない。
一月以上前からちゃんとこの日のためにプレゼントを用意していたのだ。
内心で歯噛みする俺は、パフェを抱えるセイナを引き連れて足早に進む。
「ちょ、ちょっと、そんなに急いで何処に向かってるの?」
さっきと打って変わり、手を引っ張られる立場となったセイナが俺に訊ねてくる。
視線だけで振り向くと、その片手には『Best couple』と書かれたバケツパフェを抱えていた。
幸いセイナにその文字のことはまだバレていないが、こんな祭り提灯だらけの明るい場所で食べてみろ、即バレて大変なことになる。
明かりだけではない、通り過ぎる観光客達までもがその文字を二度見したり、あからさまに嫌な顔をする者や、私達もあれを買おうと呟くカップルまでいる始末。
ただでさえ目立つ見た目にも関わらず、それに輪をかけて今の俺達は注目の的となってしまっていた。
ならば、あそこに行くしかない。
「決まっているだろ、お前と二人っきりになれる場所だ」
「ふたっ!?えっっ!?」
命の危険を感じている俺がやや口早にそう告げて目的地を目指す。
顔を真っ赤にし、言葉を失った口をあわあわと動かしていたセイナのことなど知らずに。
国道沿いの大通りから少し離れた海沿いに向かって進むと、この街唯一のビーチが見えてくる。
月明かりしか差さない砂浜は青白い煌めきが散りばめられており、人気のない薄暗い海との境界線より奏でられる漣の音が、どこか哀愁のようなものを感じさせてくれる。
「こっちだ」
俺はセイナをエスコートしながら、国道沿いの道から夜の砂浜へと降り立つ。
夏でも冷たく気持ちの良い海風が、僅かに火照っていた身体の熱を冷ましてくれる。
だが、国道からここまで来る間に互いの口数はどんどん減っていき、その沈黙がどうも落ち着かない。
さっきはまだ祭りの喧騒がBGMとなってくれていたおかげで上手く誤魔化せていたが、この街の最端でもあるこんな場所に、喧騒どころか人一人見当たらなかった。
そんな国道下に広がる海食崖と、積み上げられたテトラボットに並ぶ砂浜の端までセイナを連れてくると、足先に伝わる感触も乾いた砂から海水の混じった泥へと変わっていた。
「ねぇ、何処まで行くつもりなの?」
沈黙に耐えかねたセイナがついに口を開いた。
その表情や声音にはやや不満の色が混じってる。
無理もない、周りにあるのは地平線まで続く海と砂浜。
さっきの耳鳴りがするほどの喧騒がまるで嘘のように、静かで何もないこんな場所まで寧ろよく黙ってついてきてくれたものだ。
そういうところは一応、俺もセイナに信用されているらしい。
「もうすぐ分かる……悪いがセイナ、俺のこのパフェを持っておいてくれないか?」
「別にいいけど、何するの────って!?ちょっ!?」
二つのパフェを持ったセイナのことを、俺は優しく両手で掬い上げる。
僅かな重みと、薄生地越しの彼女の柔らかな感触、そこから伝わる体温がまるで直に触れているのではと錯覚させる。
いきなり俺にお姫様抱っこされたお姫様は、暗闇が明るく感じるくらい顔を紅潮させては抵抗する素振りを見せるも、両手に持ったパフェがそれを阻害する。
「な、ななななな何してんのよ!!こんなっ……!~~~っっっ!」
唯一抵抗できる口が俺を捲し立て、セイナは腕の中で身を捩らせる。
でもそれが本当の拒絶ではなく、単に彼女が突然のことで動揺しているだけであることくらいは、セイナのことが分かるようになっていた。
「悪いな、こうでもしないとあの場所には行けないんだ」
可愛く身悶えする少女に対して僅かに芽生えた加虐心を抑えつつ、右眼へと魔力を集中させる。
蒼白に包まれていた夜の海原を瞬時に紅く染めた魔眼が、通常の何倍もの力を供給してくれる。
慣れたものだな。と、僅かに口の端を上げる。
一年前はこの力に随分と振り回されていたが、今ではすっかり昔の感覚を取り戻していた。
セイナを抱えたまま、足場の悪いテトラポットへと跳躍する。
押し寄せる波を被っては見え隠れする足場から足場へと跳躍を繰り返しては、国道沿いの海食崖を進んでいく。五回ほどそれを繰り返すと、目的地の場所が見えて俺はそこへと着地した。
「ここは?」
大型トラック二台分くらいしかないコンクリートの足場。
そこへ下ろして貰ったセイナが俺へと振り返る。
「海の奥に消波ブロックが見えるだろ?ここはあそこの工事用に作られたコンクリートの足場だ。日中はたまに釣りに来る人がいるが、夜になると足場が悪くなるから滅多に人は来ない隠しスポットさ」
お店の経営中に小耳に挟んでから、夜は密かにこの場所を独占状態している俺は眼の力を解除してからどっかりと座る。
「さっ、俺のパフェをくれ……って、あれ?」
見間違えか?月明かりを背に立つ少女の手に握られていたはずの、俺のチョコチップバナナパフェが見当たらない。
「セイナ、俺のパフェは?」
「あれ、あれれ?」
言われてセイナも手にパフェが無いことに気づいたらしく、慌ててパフェの行方を捜すも辺りには落ちていない。その手に残っていたのはパフェ容器の底部分のみ。
どうやらさっきの跳躍時に落としたらしい。
まじかよ……
「ご、ごめん……」
何故か鋭利な切り口のパフェ容器を見て、意外にも素直に謝るセイナに絶望感が押し寄せてくる。
楽しみにしていた分、そのダメージは思いのほか大きく、落胆と溢れかえった胃液でキリキリ痛む内臓に俺はがっくりと肩を落とした。
「わ、悪かったわよ!ほら、アタシのあげるから、そんなにがっかりしないでよ!」
取り繕うように言うセイナに俺は顔をあげる。
「元々こんなに食べるつもりは無かったのよ、さっきも三人でシェアするつもりが、アイリスがほとんど一人で食べちゃって……」
なるほど、あの店でセイナが裏メニューを知っていたことへの謎が解けた。
にしても、アイリスはこのアホみたいな量を一人で食いきったってのか……
一般人なら驚愕すべき凄いことのはずが、アイリスだとさして驚かないことに内心苦笑を漏らした。
「でもフォルテなら、そんなに食べないでしょ?」
「ホントに良いのか?」
「貴族に二言は無いのよ。それにこれはフォルテが買ってくれたものじゃない」
そう言ってセイナは俺の隣に腰掛けて、さっそくバケツ底まで届くような長い銀のスプーンで一口掬っては、
「はい、あーん」
ミカンとクリームとアイスが乗ったそれを、一切のためらいもなく俺へと差し出してくる。
その光景に、何故か一瞬背筋が凍るような感覚に襲われ後ずさりをしてしまう。
「どうしたの?」
僅かに見せた俺の恐れに、セイナが首を傾げた。
自分でもよく分からないが、何かこう……過去に刷り込まれたトラウマのようなものが身体を反射的に反応してしまったのかもしれない。
一体それがどんなトラウマなのかは思い出せないが……と言うよりも思い出したくない。
「いや……な、何でもない……」
改めて、恐る恐る口を開くと、優しく舌の上に冷たい感触が伝わってくる。
美味い。
果汁溢れるミカンの甘さと、果物の甘味に併せて糖分を調整されたクリームやアイスとがうまい具合に調整され、甘党でない俺でも美味しく食べることができた。
何よりお昼から何も口にしていなかった胃液が喜びに振るえ、溢れ出た唾液があっと言う間に一口分のパフェを分解してしまった。
「どう?」
大きな二重の瞳を瞬かせて訊ねてくるセイナに、僅かな心残りと共にパフェを飲み込む。
「うん、美味い」
自分が作ったわけでもないパフェの感想に、夜にしては眩し過ぎる笑顔をセイナは見せた。
どうやら、俺が喜んでくれたことが本当に嬉しかったようだ。
全く、今日の主役はお前なのだから、俺のことなんて気にしなくて────
「おっと、そうだった」
俺がズボンのポケットに突っ込んでいた荷物を取り出した。
「ほら、これ」
ポケットから取り出したのは、手のひらサイズのラッピングされた小箱だ。
数時間前、自宅に戻った時に取ってきたそれを見たセイナは、眦をはちきれんばかりに見開いた。
「それは……!」
興奮して上擦る声など気にも留めない彼女に、俺は一度だけ大きく頷いて見せた。
「誕生日おめでとう、これからもよろしくな」
「っ!!」
声にならない歓喜を上げ、かああああと頬を紅潮させて喜ぶセイナ。
余程プレゼントが嬉しかったらしく、あれほど大事に持っていたバケツパフェなどそっちのけで俺からラッピングをされた小箱を受け取る。
まるで傷ついた小鳥でも抱えるように両手に受けて、いろんな角度から箱の外観を確かめている様に、俺は思わずクスリと微笑をもらした。
「そんな注意深く見なくても別に変なものは入ってねえよ」
「べ、別にそんなんじゃ……!その、こういうの貰うの初めてで……」
開けても?と訊ねてきたセイナに俺は頷く。
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一月以上前からちゃんとこの日のためにプレゼントを用意していたのだ。
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