SEVEN TRIGGER

匿名BB

文字の大きさ
271 / 361
神々に魅入られし淑女《タイムレス ラヴ》

幻影の刺客《シャドーアサシン》6

しおりを挟む
「フォルテッ!!」

 セイナの金切り声を掻き消す、ガチンッ!と鉱物同士を叩いたような巨音が執務室に鳴り響いた。

「……な、なに!?」

 確かな手ごたえを感じていたクリストファーが、虚を突かれて思わず本音が漏れる。
 身体の回転と共に振り抜いた一撃は、身を真っ二つにするどころか途中で動きを止めていた。
 逆手に持った俺の小太刀によって。

「残念だったな」

 ニヤリと俺の口から笑みが零れる。
 挑発に乗って振り抜いた一撃。
 一見感情的に振るったそれはブラフで、実際にはそれほど力は込めていなかった。
 クリストファーがさっきから無駄に挑発を繰り返していたのは、おそらくこちらのミスを誘うためであり、俺は敢えてそれに乗ったと見せかけ奴が隙を見せるのを待った。
 幻影の殺意を籠めた一突きのあと、軽くバックステップさせながら小太刀を引き戻す。
 逆手に持ち替えて刃の峰を義手に添わせ、半身に力を蓄えることで重撃を片腕で受け止める。
 必殺の一撃を防がれ、悪態を付いたクリストファーが咄嗟に飛び退ろうとするのを、俺は空いた右手でスーツの下襟ラベルを掴んで逃さない。
 銃で撃つことは容易いが、それを抑えてわざわざ掴んだ理由はただ一つ。

「おらあぁッ!!」

 無理矢理引き寄せた右手と、力任せに振り被った頭がクリストファーの顔面を直撃する。
 種も仕掛けもないただの頭突きヘッドバット
 しかし、俺の石頭から繰り出される一撃は、巨岩を砕くほどの折り紙付きだ。

「ガハァッ……!」

 綺麗な鼻頭をひん曲げるような鉄槌に、あれだけ強がっていたクリストファーも悶絶せざる得ない。
 でも、まだ許さない。
 鼻血を垂らしながらグラりとふら付いた身体を、襟を掴んでいた右手で無理矢理保ち、俺はさらにもう一撃をお見舞いする。
 それから何度も、何度も、何度も、何度も……
 執務室に、トンカチで岩を殴るような重低音が木霊する。
 俺を見下ろしていたクリストファーの頭が、打ち立てられる釘のように徐々にその高さを失っていく。

「グ……ァ……やめ……」

 白いキャンパスに赤い絵の具をぶちまけたような顔になってクリストファーが懇願する。
 膝の折れた身体には既に力が入っておらず、重いブロードソードはだらしなく部屋の絨毯にその刃を寝かせている。
 穢れた血で濡れた額を拭いつつ俺が納刀したのを見て、ようやくこの苦痛から解放されると安直な考えに至ったクリストファー。
 もちろんそんなわけがない。

「え……何を……貴様……」

 風通しの良くなった歯の隙間からピューピューと荒い息遣いを洩らすクリストファーの両頭部を鷲掴みにし、装飾の煌びやかな天井が見えるほどに俺は自身の額を向けた。

「やめろぉ……これ以上は死んでしまう!もう許してくれぇ……何でも、何でも言うことを聞くからぁ」

「止める訳無いだろ。少なくとも俺は三日間もこの苦痛を受けたんだからな。それよりもよーく噛み締めとけ、これがお前が散々悦として扱ってきた人々の苦痛の味だぁ!!」

「や、やめろおおおおおおお!!!!!」

 頭蓋が割れる感触。
 振り落とされた最後の頭突きが地響きのように執務室を揺らす。

 流血した額と眼を剥いた放心で、クリストファーが絨毯の上に頽れた。



「もう……やり過ぎよフォルテ」

 決着とみたセイナが背後から駆け寄ってくる。

「そうか?このクソ野郎にしては結構軽めにしたつもりなんだが」

 額に付いた薄汚い血を払いつつ俺が唇を尖らせると、セイナはかぶりと共にポニーテールを左右にゆさゆさと振る。

「そうじゃないわ。アンタさっき言ったじゃない……アタシが殴る分を残しておくって。でもこれじゃあ、殴るのはまた別日になりそうだわ」

 倒れたままのクリストファーに皮肉を述べたセイナと顔を見合わせては微笑み、俺達は作戦の成功を称してハイタッチした。
 その眩しい笑顔を数日振りに取り戻したことに、言い知れない幸福感のようなものを感じていると……

「ま、だだ……まだ、敗けてない」

 亡霊のような嘆きが足下より発せられた。

「止めとけ、お前の力じゃ俺はおろかセイナ一人にも手も足も出ないぞ」

 先の叫びで生じたアドレナリンであまり痛みを感じていないかもだが、頭蓋を砕き割ったのだ。そうそう動けるものではない。
 それでもなお蠢く往生際の悪さに、勝手に死なれても困るからと俺はしゃがみこんだ。

「分かった教えてやるよ。お前じゃ勝てない理由をな」

 いちいち説明してやらんとならない面倒さに、正直早いとこ援軍が来る前に逃げたい俺は嘆息しつつ口を開く。

「一つ、お前はセイナよりも強いと言ったが、それはあくまで昔の稽古での話し、実践童貞のお前の剣術なんて手に取るように読める」

 太刀筋は人となりを体現する。
 認めたくないが、コイツの剣術は性格に反して美麗な線のように小綺麗だった。
 それは、いかにも習い事で極めました。と言わんばかりの。
 故に実戦経験の無さが起因して、どれだけ威力を誇る一撃を振るおうとも、それと共に心の内まで駄々洩れになってしまってはお粗末極まりない。
 結果、裏の裏を掻かれて俺に反撃を食らったのだ。
 もしこれが仮にセイナだとしたら、俺はさらに裏ないし敢えて表を取っていただろう。

「一つ、お前はお前のためにしか戦っていない。それでは護るべき者のために戦う者には勝てない」

 国の未来を案じていたクリストファーの言葉には、セイナが思う国民に対しての思いが込められていなかった。
 あくまで自分が認められることのみ固執しているような……そんな強迫観念めいたものだ。
 だが、それでは護るものに戦う者には勝てないと、そう言った師匠の受け売りではあるが、俺もセイナを…他の仲間達を護るために戦っている手前敗けるわけにはいかない。

「そして最後もう一つ。お前は俺に喧嘩を売った。それだけだ」

 言い終えると、クリストファーを動くのを止めた。
 止めたというよりも動けなくなってきたのだろう。
 代わりに未だ衰えない差すような眼光だけがこちらに向けられている。

「何も……知らないくせに……私がこれまで、虐げられ、ここまで来るのにどれほど努力したか……」

 ドロドロとした鍋底で煮詰まって凝り固まったような憎悪。
 その厭悪えんおに再び口を開こうとした俺を、セイナが片手で制した。

「それでも、他人を蹴落とし、貶めていいものではないわ。特にアタシ達のような貴族は人々の見本となる生き方をしないとならない。道を踏み外した時の道しるべとなるためにもね。でもきっと、アナタにはそれが無かったのね……幼くして親族を失ったアナタには……」

「なっ……!あ……」

 憐れむセイナにあれほど憤っていたクリスが拍子抜けしたように言葉が出てこない。
 母を傷つけられ、本来ならば憎悪を返されて然るべき相手にそうされては誰だってそうなる。
 おまけにそれを素でやっているところが痛い。
 たった一言で、この少女と青年の格は決定されてしまったのだから。
『汝の敵を愛せよ』とは、最高の屈服マウンティングなのかもしれないな。

「何よ?」

 うわー……とえげつない精神攻撃に引きつる俺を見るや、セイナが怪訝そうに片眉を吊り上げる。
 ここで本音を口にすれば、肉体的に暴力マウンティングされかねない俺は、言葉を選ぶように視線を泳がせた。

「道しるべ、か……天涯孤独の俺は誰を頼ればいいのかと思ってな」

 不老のこの身体にとってそれは無縁なことであると、まるで屁理屈のように聞こえたかもしれないその言葉を吐いたことに、俺は僅かばかりの後悔を覚える。
 それにセイナは押し黙った。
 怒らせてしまったか?と視線を落とすと、彼女は怒りも、ましてや憐れむ様子でもない、何やら少し落ち着かないといった様子で髪を遊ばせていた。

「……そんなの……アタシを頼ればいいじゃない」

「え?」

 小さくて聞き逃してしまった俺に、彼女はプルプルと震えている。
 白いブラウスから覗く彼女のうなじは、血液の流動を示すように桜色に染まっていた。

「だから……誰もいないってなら、アタシを頼ればいいじゃない……このバカ」

 消え入るように呟いた後にカァァァと肌が紅潮する。
 その思いを告げることは、彼女にとって素肌を見せるくらい恥ずかしい行為だったようだ。いや、もしかするとそれ以上か。

「お前……」

 素直に驚いた。
 セイナが俺にそんなことを言ってくれるなんて。
 その実感がないことに戸惑いを覚えたが、それでもやっぱり嬉しい。

「ありがとな」

「~~~っ!」

 感じた思いをそのまま言葉にすると、セイナはビクンッ!と電流が走ったように一度身体を震わせた。
 嬉しさを噛み締めるように。
 どうしてか不意に、小柄なこの少女を目一杯抱きしめてやりたいという衝動に駆られた。
 心のうちに収めることのできなくなった思いが、王女でも、相棒でもなく、このたった一人の少女を全身で感じたいと。

 ドゴオオオオオンッッッッ!!!!

 窓外で爆散した車が宙を舞い、執務室の窓ガラスに強烈な爆風の波動が押し寄せていた。
 他にも雑多な叫喚やら怒号が蔓延はびこっている。
 突入してからまだ十分も経っていないというのに、自身がここへ襲撃に来たことをおざなりにしてしまうところだった。
 こんな時に俺は全く……
 心惜しい気持ちをグッと堪え一つ息を吐く。

 別に今せずとも、この作戦が終わった後で幾らでも抱きしめることはできる。
 何度も唱えるように自身へ言い聞かせていると、胸を掻き立てる衝動は鳴りを潜めていった。

「引き上げよう。セイナ」

「……うん」

 ぎこちなくも短くやり取りを済ませ、俺が生き証人であるクリストファーを抱えようとした時だった。

 パリィィィィィィィィン!!!!

 執務室の朝日を映し出していた巨大な三面窓の一つが割れた。
 ロナが仕掛けた爆発の余波ではない、たった一発の銃弾によって。

『ボクじゃない。フォルテ』

 口数の少ないアイリスが告げた一言に、俺とセイナは反射的に臨戦態勢に入る。
 脱出のためにアイリスが破壊したのではないとすれば、この場所を撃てるのは建物前の広場のみ。
 そして、自分達の上役が居る執務室を撃つ人物はこの建物所属の人員にはいない。
 なら簡単だ。俺達でもイギリス所属でない第三者の組織。
 言葉を交わさずとも、互いにそれを瞬時に判断して武器を向けた窓際に、何かが────朱い絨毯に舞い散ったガラス片を踏みしめた。

「はは、ははははは!!!」

 古ぼけたラジカセのような、耳障りな音が地より響いた。
 何かに気づいたクリストファーが突然、壊れた人形のように嘲笑をあげだしたのだ。

時間切れタイムアップ。お前はここで終わりだフォルテ」
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

人生初めての旅先が異世界でした!? ~ 元の世界へ帰る方法探して異世界めぐり、家に帰るまでが旅行です。~(仮)

葵セナ
ファンタジー
 主人公 39歳フリーターが、初めての旅行に行こうと家を出たら何故か森の中?  管理神(神様)のミスで、異世界転移し見知らぬ森の中に…  不思議と持っていた一枚の紙を読み、元の世界に帰る方法を探して、異世界での冒険の始まり。   曖昧で、都合の良い魔法とスキルでを使い、異世界での冒険旅行? いったいどうなる!  ありがちな異世界物語と思いますが、暖かい目で見てやってください。  初めての作品なので誤字 脱字などおかしな所が出て来るかと思いますが、御容赦ください。(気が付けば修正していきます。)  ステータスも何処かで見たことあるような、似たり寄ったりの表示になっているかと思いますがどうか御容赦ください。よろしくお願いします。

異世界翻訳者の想定外な日々 ~静かに読書生活を送る筈が何故か家がハーレム化し金持ちになったあげく黒覆面の最強怪傑となってしまった~

於田縫紀
ファンタジー
 図書館の奥である本に出合った時、俺は思い出す。『そうだ、俺はかつて日本人だった』と。  その本をつい翻訳してしまった事がきっかけで俺の人生設計は狂い始める。気がつけば美少女3人に囲まれつつ仕事に追われる毎日。そして時々俺は悩む。本当に俺はこんな暮らしをしてていいのだろうかと。ハーレム状態なのだろうか。単に便利に使われているだけなのだろうかと。

レベルが上がらない【無駄骨】スキルのせいで両親に殺されかけたむっつりスケベがスキルを奪って世界を救う話。

玉ねぎサーモン
ファンタジー
絶望スキル× 害悪スキル=限界突破のユニークスキル…!? 成長できない主人公と存在するだけで周りを傷つける美少女が出会ったら、激レアユニークスキルに! 故郷を魔王に滅ぼされたむっつりスケベな主人公。 この世界ではおよそ1000人に1人がスキルを覚醒する。 持てるスキルは人によって決まっており、1つから最大5つまで。 主人公のロックは世界最高5つのスキルを持てるため将来を期待されたが、覚醒したのはハズレスキルばかり。レベルアップ時のステータス上昇値が半減する「成長抑制」を覚えたかと思えば、その次には経験値が一切入らなくなる「無駄骨」…。 期待を裏切ったため育ての親に殺されかける。 その後最高レア度のユニークスキル「スキルスナッチ」スキルを覚醒。 仲間と出会いさらに強力なユニークスキルを手に入れて世界最強へ…!? 美少女たちと冒険する主人公は、仇をとり、故郷を取り戻すことができるのか。 この作品はカクヨム・小説家になろう・Youtubeにも掲載しています。

【完結】小さな元大賢者の幸せ騎士団大作戦〜ひとりは寂しいからみんなで幸せ目指します〜

るあか
ファンタジー
 僕はフィル・ガーネット5歳。田舎のガーネット領の領主の息子だ。  でも、ただの5歳児ではない。前世は別の世界で“大賢者”という称号を持つ大魔道士。そのまた前世は日本という島国で“独身貴族”の称号を持つ者だった。  どちらも決して不自由な生活ではなかったのだが、特に大賢者はその力が強すぎたために側に寄る者は誰もおらず、寂しく孤独死をした。  そんな僕はメイドのレベッカと近所の森を散歩中に“根無し草の鬼族のおじさん”を拾う。彼との出会いをきっかけに、ガーネット領にはなかった“騎士団”の結成を目指す事に。  家族や領民のみんなで幸せになる事を夢見て、元大賢者の5歳の僕の幸せ騎士団大作戦が幕を開ける。

巻き込まれ異世界召喚、なぜか俺だけ竜皇女の推しになった

ノラクラ
ファンタジー
俺、霧島悠斗は筋金入りの陰キャ高校生。 学校が終わったら即帰宅して、ゲームライフを満喫するのが至福の時間――のはずだった。 だがある日の帰り道、玄関前で学園トップスターたちの修羅場に遭遇してしまう。 暴君・赤城獅童、王子様系イケメン・天条院義孝、清楚系美少女・柊奏、その親友・羽里友莉。 よりによって学園の顔ぶれが勢ぞろいして大口論!? ……陰キャ代表の俺に混ざる理由なんて一ミリもない。見なかったことにしてゲームしに帰りたい! そう願った矢先――空気が変わり、街に巨大な魔法陣が出現。 赤城たちは光に呑まれ、異世界へと召喚されてしまった。 「お~、異世界召喚ね。ラノベあるあるだな」 そう、他人事のように見送った俺だったが……。 直後、俺の足元にも魔法陣が浮かび上がる。 「ちょ、待て待て待て! 俺は陰キャだぞ!? 勇者じゃないんだぞ!?」 ――かくして、ゲームライフを愛する陰キャ高校生の異世界行きが始まる。

『異世界庭付き一戸建て』を相続した仲良し兄妹は今までの不幸にサヨナラしてスローライフを満喫できる、はず?

釈 余白(しやく)
児童書・童話
 毒親の父が不慮の事故で死亡したことで最後の肉親を失い、残された高校生の小村雷人(こむら らいと)と小学生の真琴(まこと)の兄妹が聞かされたのは、父が家を担保に金を借りていたという絶望の事実だった。慣れ親しんだ自宅から早々の退去が必要となった二人は家の中で金目の物を探す。  その結果見つかったのは、僅かな現金に空の預金通帳といくつかの宝飾品、そして家の権利書と見知らぬ文字で書かれた書類くらいだった。謎の書類には祖父のサインが記されていたが内容は読めず、頼みの綱は挟まれていた弁護士の名刺だけだ。  最後の希望とも言える名刺の電話番号へ連絡した二人は、やってきた弁護士から契約書の内容を聞かされ唖然とする。それは祖父が遺産として残した『異世界トラス』にある土地と建物を孫へ渡すというものだった。もちろん現地へ行かなければ遺産は受け取れないが。兄妹には他に頼れるものがなく、思い切って異世界へと赴き新生活をスタートさせるのだった。 連載時、HOT 1位ありがとうございました! その他、多数投稿しています。 こちらもよろしくお願いします! https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/398438394

レベルアップに魅せられすぎた男の異世界探求記(旧題カンスト厨の異世界探検記)

荻野
ファンタジー
ハーデス 「ワシとこの遺跡ダンジョンをそなたの魔法で成仏させてくれぬかのぅ?」 俺 「確かに俺の神聖魔法はレベルが高い。神様であるアンタとこのダンジョンを成仏させるというのも出来るかもしれないな」 ハーデス 「では……」 俺 「だが断る!」 ハーデス 「むっ、今何と?」 俺 「断ると言ったんだ」 ハーデス 「なぜだ?」 俺 「……俺のレベルだ」 ハーデス 「……は?」 俺 「あともう数千回くらいアンタを倒せば俺のレベルをカンストさせられそうなんだ。だからそれまでは聞き入れることが出来ない」 ハーデス 「レベルをカンスト? お、お主……正気か? 神であるワシですらレベルは9000なんじゃぞ? それをカンスト? 神をも上回る力をそなたは既に得ておるのじゃぞ?」 俺 「そんなことは知ったことじゃない。俺の目標はレベルをカンストさせること。それだけだ」 ハーデス 「……正気……なのか?」 俺 「もちろん」 異世界に放り込まれた俺は、昔ハマったゲームのように異世界をコンプリートすることにした。 たとえ周りの者たちがなんと言おうとも、俺は異世界を極め尽くしてみせる!

みそっかす銀狐(シルバーフォックス)、家族を探す旅に出る

伽羅
ファンタジー
三つ子で生まれた銀狐の獣人シリル。一人だけ体が小さく人型に変化しても赤ん坊のままだった。 それでも親子で仲良く暮らしていた獣人の里が人間に襲撃される。 兄達を助ける為に囮になったシリルは逃げる途中で崖から川に転落して流されてしまう。 何とか一命を取り留めたシリルは家族を探す旅に出るのだった…。

処理中です...