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神々に魅入られし淑女《タイムレス ラヴ》
満月夜の餞別《ドラゴンスレイ》4
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師匠は言った。
魔眼の力は『呪い』であると。
ある日、もういつだったか忘れた遠い過去。
何気なく師匠と悪鬼を追う理由を問うた時、竜はそう告げた。
圧倒的力も、不老も、人という生物にとって永遠の夢である。
しかし、それを手に入れたことで感じる快楽はほんの一時でしかない。
「人というのは何かを得るために努力をしそれを勝ち取るために生きている。それが金でも、名声でも、恋人でも、仕事でも、どんなものにしろ、人は己の価値観に従いそれらを手に入れようとする。でもそれはあくまで人を含めた全ての生物に死があるからだ」
人生というのは、長い長い暇つぶしさ。
だからこそ何かを得て少しでも楽しもうとする。
「故に、その瞬きの刻の内に、何かに打ち込む姿は美しく儚い。職人という人種に人が心奪われるのはそういうことさ」
そうでない人間は生きていても死んでいるのと変わらない、と、師匠は付け加えた。
「だからこそ、その全てを覆す永遠の命というものは『害』でしかない。不要な争いの火種となり、手に入れた者も永遠という毒に『魂』を犯され、緩やかに人として大切な『心』を蝕んでいく。私は、友人がそんな毒に染まっていく姿を見ていられなかっただけさ」
それ以上師匠に何も聞けなかった。
頭の固い俺に、その言葉の本質を理解することができなかったからだ。
「それにな、フォルテ」
師匠は難しい顔をしている俺に優しく微笑みかける。
彼女にしては珍しく頼りない、どこかやるせない気持ちを無理矢理塗りつぶしたようなその表情は、慈悲か、それとも贖罪か。
もしかすると、そのどちらもだったのかもしれない。
「力を得るということは自分だけでなく、他人にも多大なる影響力を及ぼすということを努々忘れないで欲しい」
────思い出した記憶。
その言葉の意味を、何十年後に思い知ることになるとは……
砕けた奥歯が軋む。
「奪ったのか……悪鬼から。アンタの友人からその瞳を……っ!」
この魔眼さえなければ……今の俺も、眼の前の竜も、こうして対峙することは無かった。
弟子が師を討つことになんてならなかった。
「……偶然さ。私も本当はあの時、本気で死を覚悟していた」
竜の呼吸が荒くなる。
魔眼の狂暴性を抑えつつ口を開く姿は、鎖に繋がれた獣そのもの。
いつそれを引き千切り、こちらに飛び掛かってきてもおかしくないほどに、竜は剥き出しの殺意を俺へとぶつけている。
「でも、こうして勝ち取ってしまったからには有効活用しないと勿体ないよねぇ?だから決めたの、私は二度目の生を自分のために使うと……!」
ガチンッ!!と踏み出した一歩が石垣を砕く。
三十倍なんて生温い、四十、いや五十倍か?
俺なんかよりもその瞳の扱いに長けた竜だからこそ成せる、人が介在することのない領域。
縮めた力量差を根底から崩される様に、厭世的な絶望に打ちひしがれる。
流石は俺の師匠だよ。
「何が可笑しい?」
首傾げる竜に怪訝めいた口調でそう告げられ、俺は自身の口元が僅かに吊り上がっていたことに気づいた。
内心では最悪を謳っていたはずが、どうやら身体の方は正直らしい。
「ようやく、ようやくアンタの本気ってやつを引き出せた気がするからな」
人の生だけでは到底叶うことのない別次元の強靭さ、その何百年と近い年月が僅か数分の内に消えゆく焔のような瞬き。
何年、何十年とかけてようやく引き出したその姿は、悍ましだけではなく、同時に泡沫のような儚さも兼ね備えていた。
「師の意志に興じるは弟子の使命……応えなければ無礼千万。あぁ、やってやろうじゃねえか!!」
理性の鎖が千切れる寸前まで抑え込んでいた力を解放する。
紅く染まっていた肢体が蒼い炎に包まれていく。
制限を外したことにより、一時的に魔眼が魔眼の魔力消費量を上回った証明であり、それは同時に死へ秒読みも開始されたことを表していた。
それはもう蝋燭にバーナーなんて生易しい消費の仕方ではなく、全ての蝋燭をマグマに放り捨てるような使い方に他ならない。
代価として俺の身体は、筋力急増、重力軽減、第六感の画一化、思考の活性化、動体視力の上昇などなど。ありとあらゆる強化を授かっていく。
おかげで身体は羽毛のように軽く、夜闇が日中のようにクリアな視界となり、無駄を一切削いだ思考は竜に勝つための方法を模索してフル回転している。
師匠の本気に恐怖を抱くのではなく、ここまで感化されているあたり俺も大概なのかもしれないな。
両脚に力を込めて軽く飛び出す。
足下の石垣が、その衝撃で砕けたことに気が付くよりも先に、俺は竜の懐に飛び込んでいた。
銃弾よりも早い両者の小太刀が激突することで衝撃波を生み、夏の夜風を切り裂いていく。
ほんの僅かでも思考したら死に至るという状況下で、二人の悪鬼は嗤っている。
生まれも、境遇も、環境も、立場も、なにかもかなぐり捨て、互いの全力を尽くして戦うことができることに幸福を感じ、たとえそれで死を迎えたとしても悔いは無いと、その恐怖心すらも無視して刃を振るう姿はどこか欣快にも悲壮にも見えるシルエット錯視。
その僅か三十秒足らずで数千と刃を交えたのち、先に限界が来たのはなんと竜の方だった。
「ッ……!!?」
地に付けていた彼女の両脚が、石垣の上を僅かながら後退している。
生涯初めての俺の攻勢に、遂に墨黒と紅の瞳が驚きを隠せず見開かれていく。
一度も相まみえたことの無かった深海の底が見えた気がした。
「はぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
宇宙に向けて放つ咆哮に舞い降りる白銀の燐光。
五臓六腑を駆け巡る魔力がさらにもう一つ段階を跳ね上げる。
いける……このまま……ッ!!
「舐めるなぁぁぁぁぁあああああ!!!!」
ダダダダダダッ!!!!
刃を握る方とは逆の竜の左手がレーザーの点滅のように瞬いた。
乱戦の最中、穴だらけとなってしまったストッキング越しに装着していたS&W M29の六連射。
それも、これだけ心身を強化していても捉えることのできなかった神速の早撃ち。
音が鼓膜に届くよりも先に、六つの光を撃ち落さんと俺もHK45を速射する。
しかし、ここにきて装備の差に決定的な遅れが生じた。
ダンッ!!ダンッ!!ダンッ!!
竜がリボルバーの六発撃ち切る内に、ハンドガンの俺が放てたのはたった三発。
安全装置の解除時間や二発目以降の引き代が大きくなるの制約付きの上、近中遠に立ち回る俺に対し、近のみという点に特化した竜に劣るのは致し方ない。
とはいえそれを言い訳にするつもりもない。
弾道変換
放つ直前で手首に変化を加えることで三発の銃弾の軌跡を曲げ、何とか全ての銃弾を弾き飛ばそうと試みたが……最後の一発だけを撃ち漏らしてしまう。
光に反射して俺は弾速や光の加減などから弾道をほぼ予測して銃弾を放ったが、竜はそこまで予見して敢えて最後の一発だけをコンマいくつ遅らせて放っていたのだ。
先の叫喚も焦っていると錯覚させる演技が含まれていたのだろう。
追い詰められていてもなおそこまで駆け引きができる胆力……流石は俺の師匠だ。
「……ッ!」
まんまと計算を狂わされた俺は最後の一発を何とか村正改で撃ち落す。
それはつまり俺の手数が一つ減ったことを表していた。
普通の戦闘であればそれは別段大したことではない、幾らでも修正方法はあるのだから。
だが、ここでの手数が一つ減るということは、俺の知る中で人類最強である師匠に無条件で攻撃の一手を与えることに他ならない。
一度、大きく俺の懐に片足を踏み入れた竜の体表を灼熱の焔が駆け巡る。
夏の夜風が涼しく感じる程の魔力の昂り。
触れていなくて火傷してしまうような彼女の殺気が、夜闇を切り裂く白熱光となって俺の身体の視界を弾ける。
「絶対斬殺距離」
一度も見たこと聞いたことも無い型で放たれた斬撃を前に、俺は防御するので精一杯だった。
「ク……ッ!」
受け身を取る暇さえない一撃に、俺の身体が背中から石垣に叩きつけられる。
頭を支点に後転しつつ態勢を立て直すと、数メートル先の竜は一歩も動かず、また、斬撃を振るった態勢のまま微動だにしない。
半身に肩幅程開いた両の脚へ重心を落とした居合の構え。
その鬼気迫る気迫を体現する彼女を中心に三・三メートル、忍者刀約十等分を示す半円状の領域が張られていた。
「私の勝ちだ……フォルテ」
魔眼の力は『呪い』であると。
ある日、もういつだったか忘れた遠い過去。
何気なく師匠と悪鬼を追う理由を問うた時、竜はそう告げた。
圧倒的力も、不老も、人という生物にとって永遠の夢である。
しかし、それを手に入れたことで感じる快楽はほんの一時でしかない。
「人というのは何かを得るために努力をしそれを勝ち取るために生きている。それが金でも、名声でも、恋人でも、仕事でも、どんなものにしろ、人は己の価値観に従いそれらを手に入れようとする。でもそれはあくまで人を含めた全ての生物に死があるからだ」
人生というのは、長い長い暇つぶしさ。
だからこそ何かを得て少しでも楽しもうとする。
「故に、その瞬きの刻の内に、何かに打ち込む姿は美しく儚い。職人という人種に人が心奪われるのはそういうことさ」
そうでない人間は生きていても死んでいるのと変わらない、と、師匠は付け加えた。
「だからこそ、その全てを覆す永遠の命というものは『害』でしかない。不要な争いの火種となり、手に入れた者も永遠という毒に『魂』を犯され、緩やかに人として大切な『心』を蝕んでいく。私は、友人がそんな毒に染まっていく姿を見ていられなかっただけさ」
それ以上師匠に何も聞けなかった。
頭の固い俺に、その言葉の本質を理解することができなかったからだ。
「それにな、フォルテ」
師匠は難しい顔をしている俺に優しく微笑みかける。
彼女にしては珍しく頼りない、どこかやるせない気持ちを無理矢理塗りつぶしたようなその表情は、慈悲か、それとも贖罪か。
もしかすると、そのどちらもだったのかもしれない。
「力を得るということは自分だけでなく、他人にも多大なる影響力を及ぼすということを努々忘れないで欲しい」
────思い出した記憶。
その言葉の意味を、何十年後に思い知ることになるとは……
砕けた奥歯が軋む。
「奪ったのか……悪鬼から。アンタの友人からその瞳を……っ!」
この魔眼さえなければ……今の俺も、眼の前の竜も、こうして対峙することは無かった。
弟子が師を討つことになんてならなかった。
「……偶然さ。私も本当はあの時、本気で死を覚悟していた」
竜の呼吸が荒くなる。
魔眼の狂暴性を抑えつつ口を開く姿は、鎖に繋がれた獣そのもの。
いつそれを引き千切り、こちらに飛び掛かってきてもおかしくないほどに、竜は剥き出しの殺意を俺へとぶつけている。
「でも、こうして勝ち取ってしまったからには有効活用しないと勿体ないよねぇ?だから決めたの、私は二度目の生を自分のために使うと……!」
ガチンッ!!と踏み出した一歩が石垣を砕く。
三十倍なんて生温い、四十、いや五十倍か?
俺なんかよりもその瞳の扱いに長けた竜だからこそ成せる、人が介在することのない領域。
縮めた力量差を根底から崩される様に、厭世的な絶望に打ちひしがれる。
流石は俺の師匠だよ。
「何が可笑しい?」
首傾げる竜に怪訝めいた口調でそう告げられ、俺は自身の口元が僅かに吊り上がっていたことに気づいた。
内心では最悪を謳っていたはずが、どうやら身体の方は正直らしい。
「ようやく、ようやくアンタの本気ってやつを引き出せた気がするからな」
人の生だけでは到底叶うことのない別次元の強靭さ、その何百年と近い年月が僅か数分の内に消えゆく焔のような瞬き。
何年、何十年とかけてようやく引き出したその姿は、悍ましだけではなく、同時に泡沫のような儚さも兼ね備えていた。
「師の意志に興じるは弟子の使命……応えなければ無礼千万。あぁ、やってやろうじゃねえか!!」
理性の鎖が千切れる寸前まで抑え込んでいた力を解放する。
紅く染まっていた肢体が蒼い炎に包まれていく。
制限を外したことにより、一時的に魔眼が魔眼の魔力消費量を上回った証明であり、それは同時に死へ秒読みも開始されたことを表していた。
それはもう蝋燭にバーナーなんて生易しい消費の仕方ではなく、全ての蝋燭をマグマに放り捨てるような使い方に他ならない。
代価として俺の身体は、筋力急増、重力軽減、第六感の画一化、思考の活性化、動体視力の上昇などなど。ありとあらゆる強化を授かっていく。
おかげで身体は羽毛のように軽く、夜闇が日中のようにクリアな視界となり、無駄を一切削いだ思考は竜に勝つための方法を模索してフル回転している。
師匠の本気に恐怖を抱くのではなく、ここまで感化されているあたり俺も大概なのかもしれないな。
両脚に力を込めて軽く飛び出す。
足下の石垣が、その衝撃で砕けたことに気が付くよりも先に、俺は竜の懐に飛び込んでいた。
銃弾よりも早い両者の小太刀が激突することで衝撃波を生み、夏の夜風を切り裂いていく。
ほんの僅かでも思考したら死に至るという状況下で、二人の悪鬼は嗤っている。
生まれも、境遇も、環境も、立場も、なにかもかなぐり捨て、互いの全力を尽くして戦うことができることに幸福を感じ、たとえそれで死を迎えたとしても悔いは無いと、その恐怖心すらも無視して刃を振るう姿はどこか欣快にも悲壮にも見えるシルエット錯視。
その僅か三十秒足らずで数千と刃を交えたのち、先に限界が来たのはなんと竜の方だった。
「ッ……!!?」
地に付けていた彼女の両脚が、石垣の上を僅かながら後退している。
生涯初めての俺の攻勢に、遂に墨黒と紅の瞳が驚きを隠せず見開かれていく。
一度も相まみえたことの無かった深海の底が見えた気がした。
「はぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
宇宙に向けて放つ咆哮に舞い降りる白銀の燐光。
五臓六腑を駆け巡る魔力がさらにもう一つ段階を跳ね上げる。
いける……このまま……ッ!!
「舐めるなぁぁぁぁぁあああああ!!!!」
ダダダダダダッ!!!!
刃を握る方とは逆の竜の左手がレーザーの点滅のように瞬いた。
乱戦の最中、穴だらけとなってしまったストッキング越しに装着していたS&W M29の六連射。
それも、これだけ心身を強化していても捉えることのできなかった神速の早撃ち。
音が鼓膜に届くよりも先に、六つの光を撃ち落さんと俺もHK45を速射する。
しかし、ここにきて装備の差に決定的な遅れが生じた。
ダンッ!!ダンッ!!ダンッ!!
竜がリボルバーの六発撃ち切る内に、ハンドガンの俺が放てたのはたった三発。
安全装置の解除時間や二発目以降の引き代が大きくなるの制約付きの上、近中遠に立ち回る俺に対し、近のみという点に特化した竜に劣るのは致し方ない。
とはいえそれを言い訳にするつもりもない。
弾道変換
放つ直前で手首に変化を加えることで三発の銃弾の軌跡を曲げ、何とか全ての銃弾を弾き飛ばそうと試みたが……最後の一発だけを撃ち漏らしてしまう。
光に反射して俺は弾速や光の加減などから弾道をほぼ予測して銃弾を放ったが、竜はそこまで予見して敢えて最後の一発だけをコンマいくつ遅らせて放っていたのだ。
先の叫喚も焦っていると錯覚させる演技が含まれていたのだろう。
追い詰められていてもなおそこまで駆け引きができる胆力……流石は俺の師匠だ。
「……ッ!」
まんまと計算を狂わされた俺は最後の一発を何とか村正改で撃ち落す。
それはつまり俺の手数が一つ減ったことを表していた。
普通の戦闘であればそれは別段大したことではない、幾らでも修正方法はあるのだから。
だが、ここでの手数が一つ減るということは、俺の知る中で人類最強である師匠に無条件で攻撃の一手を与えることに他ならない。
一度、大きく俺の懐に片足を踏み入れた竜の体表を灼熱の焔が駆け巡る。
夏の夜風が涼しく感じる程の魔力の昂り。
触れていなくて火傷してしまうような彼女の殺気が、夜闇を切り裂く白熱光となって俺の身体の視界を弾ける。
「絶対斬殺距離」
一度も見たこと聞いたことも無い型で放たれた斬撃を前に、俺は防御するので精一杯だった。
「ク……ッ!」
受け身を取る暇さえない一撃に、俺の身体が背中から石垣に叩きつけられる。
頭を支点に後転しつつ態勢を立て直すと、数メートル先の竜は一歩も動かず、また、斬撃を振るった態勢のまま微動だにしない。
半身に肩幅程開いた両の脚へ重心を落とした居合の構え。
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「私の勝ちだ……フォルテ」
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