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神々に魅入られし淑女《タイムレス ラヴ》
神々の領域《ヨトゥンヘイム》9
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唐突な話、俺は生きていた。
本来であれば今頃地上の海に叩きつけられ、ジャムのように自らの臓腑をぶちまけていたところだったが、相変わらずの三・五体満足の身体のまま、忍び込んだ戦艦内を進行していた。
「…………」
呼吸を整えつつ物陰から身を乗り出す。
構えたHK45の先、無骨な鉄パイプが剥き出しの狭い通路には敵の姿は無く、俺は改めて進行する。
実を言うと、ベルゼに落とされたのは全て計算通り……なんて、少しカッコいい言い訳をしたいところだったが、単に俺自身の運が良かっただけだ。
数十分前、俺はあの瞬間、ほぼ諦めかけてしまったのだから。
「クソッ……!!クソッ、クソッ!!!!」
空の箱舟から地上へと墜とされた俺は、悔恨の念をただひたすらに吐き捨てていた。
初めから出し惜しみせず全力を出していれば、そもそももっと早くここに来ていればベルゼとも接敵することも無かったかもしれない……なんて、意味のないタラレバが心の中で渦巻いている。
だって、俺にはもうこの絶望的状況を打破しようにも、アンカースーツも、ましてやセイナのような神器も持ち合わせておらず、満足に空を飛ぶ資格は与えられていない。
重力に掴まれた身体は、ただただ地獄へ引きずりこまれていく
それで諦めが付くくらいなら、俺はこんなところに来ていなかっただろう。
蛆のように身体を藻掻かせては、打開する方法はないかと周囲を見渡す。
それこそ、周囲にある雲を本気で掴もうとするような話しだ。
指先に少しでも掛かればいい、何とかこの落下を止めれるのなら……
その願いが通じたのか、はたまた悪運が尽きていなかったのか、戦艦の側面よりも下方へと落下しかけたところで俺はあるものに眼が付いた。
船底部に供えられた大型の火砲。
戦艦本来の設計なら海面に浸かっているそこには、まさに宙を飛ぶために備えてある迎撃砲が無数に存在している。ガトリングや砲台など多種多様のそれらにはセンサーが装備されており、各々まるで眼のようにぎょろぎょろと蠢いては下部から近づこうとする獲物に集中砲火を浴びせていた────のだが、その中でも一際大きな三連式砲台が俺の横をすれ違う様に通り過ぎようとしていた。
「クッ!!」
一か八か。
その閃きに任せて俺は左腕を天へと振るうと、ブシュンッ!と小気味良い高圧エアーが手のひらを射出される。
内蔵されたワイヤーがキリキリと焦げ臭い音を響かせて、リールいっぱいのところで何とか三連式砲台の側面を掴んだ。
ぶらりぶらりと蓑虫のように垂れ下がりながらながら、俺は重力から逃れたことに盛大な溜息を漏らしたのだった。
その後、砲台に備えてあった整備用の入り口から侵入する形で俺は戦艦内に侵入。場所で言うとロナ達の丁度真下部分、戦艦の中央付近に位置するところまで進行を進めていた。
《このあたりか……》
それも決して無作為にという訳ではなく、俺は一つの目的に従って動いている。
腕時計型の小型電子機器が映すホログラム式の地図には、アルシェの情報を基にして構築された戦艦全体図と、その中を蠢く赤い一点が明滅していた。
俺の位置数十メートルも離れていない場所にいるそれは、ベッキーが作成した追跡弾頭によってマーキングされた者。つまりはセイナを連れ去った彩芽の現在位置を表示したものだった。
こんなだだっ広い場所からセイナを探すなど時間がいくらあっても足りないのは潜入前から判っていた。
だから俺はそれを知っている者に直接聞くつもりでいたのだ。
もちろん、先日の借りを返すことも含めてな。
焦ることなく地道にグリップを目指して進んでいると、狭い通路の最後に鉄扉がポツンと存在していた。
トラップなどを警戒しつつ侵入すると、戦艦内とは思えない煌びやかな明かりが差し込んでくる。
《ここもか……》
眉を顰める様に俺はゆっくりとその開けた場所へと入っていく。
息苦しい戦艦の通路の先にあったのは、広々としたショッピングモールだった。
ガラス張りのショーウィンドウが立ち並ぶ無人の店には、服に食べ物、生活必需品などを揃えた雑貨店、電化製品やビデオ店といった娯楽関連から武器や弾薬を売る施設まで、ざっと見ただけでも枚挙にいとまがない。
……ちらっと視界の端に『大魔導士占いの館』なんて胡散臭いものがあったことは視なかったことにしよう。
他にもベンチや噴水、木々などの緑が映えるこの場所は、自称大魔導士が商業区画と称していたゾーンで、外装からは想像もつかないようなモール街が墜ちない太陽の下、豪奢に姿を顕在させていた。
しかし、豪華客船のような姿に俺の反応が薄いのは、もう既に何度も驚いた後だったからだ。
というのも、ここに来る途中で、映画館、コンサートホール、トレーニングジム、温泉、教会に神社に寺に……人が欲する全ての施設をまじまじと見せつけられているからであり、それにこのことは予めアルシェより聞き及んでいたことでもあった。
『ヨトゥンヘイム』は『ヨルムンガンド』という組織にとっての本拠地であり、同時に完結型の集合組織であるらしい。
迫害を受ける祝福者を外部より途絶するために用意された楽園のような監獄。
一度は行ってしまえば最後、二度と出ることは無いと彼女は揶揄していた。
《……しかし、この異様な様子はなんだ?》
建物の影からモール街の中央通りを見やる。
盛況な建物に反して一人として姿が見当たらない不気味な光景。
アルシェの説明からそこそこ人が居住していることは理解していたが、ベルゼとの戦闘のあと、未だ接敵どころか誰とも出会っていない。
それでも俺は独り、周囲を警戒しつつ建物の影から通りに出た。
この先に彩芽がいる……
俺一人ショーウィンドウに映る様は、まるで時間が止まったジオラマの中を歩いているような気分を誘発させ、現実感を薄れさせていく。
本当に奴はいるのか?
まざまざと見せられたベッキーの技術に疑いの余地はない。
しかし相手は『死を織りなす者』とまで謳われた偽装工作の専門家。
当然罠だという線も考えている。
だからといって引き下がるわけにはいかない。
大通りから横道に広がる曲がり角、赤い一点がゆっくりと歩みを進めているその場所から十メートルのところで、俺は呼吸を整えつつ銃のスライドから弾を確認する。
鈍色の鉛が装填されていることを視認してから、意を決してレンガで構成された地面を蹴る様にして横道に飛び出した。
本来であれば今頃地上の海に叩きつけられ、ジャムのように自らの臓腑をぶちまけていたところだったが、相変わらずの三・五体満足の身体のまま、忍び込んだ戦艦内を進行していた。
「…………」
呼吸を整えつつ物陰から身を乗り出す。
構えたHK45の先、無骨な鉄パイプが剥き出しの狭い通路には敵の姿は無く、俺は改めて進行する。
実を言うと、ベルゼに落とされたのは全て計算通り……なんて、少しカッコいい言い訳をしたいところだったが、単に俺自身の運が良かっただけだ。
数十分前、俺はあの瞬間、ほぼ諦めかけてしまったのだから。
「クソッ……!!クソッ、クソッ!!!!」
空の箱舟から地上へと墜とされた俺は、悔恨の念をただひたすらに吐き捨てていた。
初めから出し惜しみせず全力を出していれば、そもそももっと早くここに来ていればベルゼとも接敵することも無かったかもしれない……なんて、意味のないタラレバが心の中で渦巻いている。
だって、俺にはもうこの絶望的状況を打破しようにも、アンカースーツも、ましてやセイナのような神器も持ち合わせておらず、満足に空を飛ぶ資格は与えられていない。
重力に掴まれた身体は、ただただ地獄へ引きずりこまれていく
それで諦めが付くくらいなら、俺はこんなところに来ていなかっただろう。
蛆のように身体を藻掻かせては、打開する方法はないかと周囲を見渡す。
それこそ、周囲にある雲を本気で掴もうとするような話しだ。
指先に少しでも掛かればいい、何とかこの落下を止めれるのなら……
その願いが通じたのか、はたまた悪運が尽きていなかったのか、戦艦の側面よりも下方へと落下しかけたところで俺はあるものに眼が付いた。
船底部に供えられた大型の火砲。
戦艦本来の設計なら海面に浸かっているそこには、まさに宙を飛ぶために備えてある迎撃砲が無数に存在している。ガトリングや砲台など多種多様のそれらにはセンサーが装備されており、各々まるで眼のようにぎょろぎょろと蠢いては下部から近づこうとする獲物に集中砲火を浴びせていた────のだが、その中でも一際大きな三連式砲台が俺の横をすれ違う様に通り過ぎようとしていた。
「クッ!!」
一か八か。
その閃きに任せて俺は左腕を天へと振るうと、ブシュンッ!と小気味良い高圧エアーが手のひらを射出される。
内蔵されたワイヤーがキリキリと焦げ臭い音を響かせて、リールいっぱいのところで何とか三連式砲台の側面を掴んだ。
ぶらりぶらりと蓑虫のように垂れ下がりながらながら、俺は重力から逃れたことに盛大な溜息を漏らしたのだった。
その後、砲台に備えてあった整備用の入り口から侵入する形で俺は戦艦内に侵入。場所で言うとロナ達の丁度真下部分、戦艦の中央付近に位置するところまで進行を進めていた。
《このあたりか……》
それも決して無作為にという訳ではなく、俺は一つの目的に従って動いている。
腕時計型の小型電子機器が映すホログラム式の地図には、アルシェの情報を基にして構築された戦艦全体図と、その中を蠢く赤い一点が明滅していた。
俺の位置数十メートルも離れていない場所にいるそれは、ベッキーが作成した追跡弾頭によってマーキングされた者。つまりはセイナを連れ去った彩芽の現在位置を表示したものだった。
こんなだだっ広い場所からセイナを探すなど時間がいくらあっても足りないのは潜入前から判っていた。
だから俺はそれを知っている者に直接聞くつもりでいたのだ。
もちろん、先日の借りを返すことも含めてな。
焦ることなく地道にグリップを目指して進んでいると、狭い通路の最後に鉄扉がポツンと存在していた。
トラップなどを警戒しつつ侵入すると、戦艦内とは思えない煌びやかな明かりが差し込んでくる。
《ここもか……》
眉を顰める様に俺はゆっくりとその開けた場所へと入っていく。
息苦しい戦艦の通路の先にあったのは、広々としたショッピングモールだった。
ガラス張りのショーウィンドウが立ち並ぶ無人の店には、服に食べ物、生活必需品などを揃えた雑貨店、電化製品やビデオ店といった娯楽関連から武器や弾薬を売る施設まで、ざっと見ただけでも枚挙にいとまがない。
……ちらっと視界の端に『大魔導士占いの館』なんて胡散臭いものがあったことは視なかったことにしよう。
他にもベンチや噴水、木々などの緑が映えるこの場所は、自称大魔導士が商業区画と称していたゾーンで、外装からは想像もつかないようなモール街が墜ちない太陽の下、豪奢に姿を顕在させていた。
しかし、豪華客船のような姿に俺の反応が薄いのは、もう既に何度も驚いた後だったからだ。
というのも、ここに来る途中で、映画館、コンサートホール、トレーニングジム、温泉、教会に神社に寺に……人が欲する全ての施設をまじまじと見せつけられているからであり、それにこのことは予めアルシェより聞き及んでいたことでもあった。
『ヨトゥンヘイム』は『ヨルムンガンド』という組織にとっての本拠地であり、同時に完結型の集合組織であるらしい。
迫害を受ける祝福者を外部より途絶するために用意された楽園のような監獄。
一度は行ってしまえば最後、二度と出ることは無いと彼女は揶揄していた。
《……しかし、この異様な様子はなんだ?》
建物の影からモール街の中央通りを見やる。
盛況な建物に反して一人として姿が見当たらない不気味な光景。
アルシェの説明からそこそこ人が居住していることは理解していたが、ベルゼとの戦闘のあと、未だ接敵どころか誰とも出会っていない。
それでも俺は独り、周囲を警戒しつつ建物の影から通りに出た。
この先に彩芽がいる……
俺一人ショーウィンドウに映る様は、まるで時間が止まったジオラマの中を歩いているような気分を誘発させ、現実感を薄れさせていく。
本当に奴はいるのか?
まざまざと見せられたベッキーの技術に疑いの余地はない。
しかし相手は『死を織りなす者』とまで謳われた偽装工作の専門家。
当然罠だという線も考えている。
だからといって引き下がるわけにはいかない。
大通りから横道に広がる曲がり角、赤い一点がゆっくりと歩みを進めているその場所から十メートルのところで、俺は呼吸を整えつつ銃のスライドから弾を確認する。
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