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神々に魅入られし淑女《タイムレス ラヴ》
仲間と共に《Bet my soul》9
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「よりにもよって、なんでそんなものを造った!?」
「違う、造らされたのだ!この戦艦の技術とここに暮らしている祝福者達を、奴の神の加護『狡知神ロキ』の力で操ることによって」
怒りに震えるオスカーが指を差し向ける。
「私の後釜を狙っていた先代ウェストミンスター爵位には神の加護『ロキ』が宿っていた。しかし奴が亡くなったことで依り代を失った『ロキ』は自身に最もふさわしいと思う人物に憑依した。それこそが加藤彩芽の正体だ」
「ウェストミンスターってことはクリストファーの野郎の父親か、どうしてそんな力が接点が無いはずの彩芽なんかに乗り移ったんだ?」
狡知の神が嘲笑う。
クスクスクスクス。
とても少女のものとは思えない気味悪さが闇の中で木霊していた。
「分からない……だが『ロキ』は破壊衝動を好み、さらに人や神の心を思うままに操ることのできる危険な神だ。その行方が分からなくなったことで捜索していたのだが、あろうことか彩芽は私の意識を乗っ取り支配した。それだけじゃない、神の加護保有者を保護するために私が設立していた『ヨルムンガンド』を影から操り、その全てを世界に混沌を齎すために利用したのだ」
「じゃあお前の失踪事件も、ヨルムンガンドによる無差別なテロ事件。それら全てが彩芽による仕業だったっていうのか?」
俺の問いかけに、闇から覗く趣味の悪い切り絵のように佇む彩芽が口を開く。
「平たく言えばその通り、本当は殺すつもりだったけど周りの守護獣達が厄介でね。だから意識を乗っ取ることにした。けど実のところ私も完全にオスカーを掌握することは出来なかった。異性と祝福者にはよく効くが、流石に最大限警戒されている人物を陥れるのは難しいからね。だからちょっとだけ脳の思考回路を返させてもらったんだ」
とんとん。
彩芽は人間を小馬鹿にするように側頭部を人差し指で叩いた。
「他者に対する『愛』を『憎悪』に変換したんだ。たったそれだけで国民や家族を愛する皇帝が一夜にして残虐非道な暴君と化した。どう、傑作だと思わないかい?」
遂には堪え切れなくなったものを下品に吹き出し、場違いな高笑いを上げた。
しかしすぐさま正気に戻ったかのように真顔となり、彩芽は、いや『ロキ』はつまらなそうに話しを続ける。
「だけどやっぱりそれも完璧じゃなかった。少しだけ自我の残っていたオスカーがあろうことか計画に必須のトールの神器を各地にばら撒いてしまったんだ。まぁそのほとんどが回収できたのだが、唯一一つだけ刻々の逆行者で飛ばされたものだけは発見できなかった」
「刻々の逆行者?」
「九夜の奇蹟の最後の能力だ」
聞いたことも無い言葉に眉を顰めた俺に対し、オスカーが右手を掲げた。
その中指には、九つの指輪の中で唯一まだ光を喪っていないものが存在している。
「これは指定した物質を今とは違う時間軸に送るための神器だ。回数が一年に一回と少なくさらに発動まで時間をかなり要するために、奴の計画を狂わせるにはこの程度の抵抗しかできなかったのだ」
アメリカホワイトハウスにて突如出現した『ヤールングレイプル』の謎が解ける。
あれは操られながらもなんとか残っていた自我を振り絞り、抵抗したオスカーの仕業だったということか。
「そのおかげで最初の計画は破綻、唯一の懸念事項だったセイナも力を得てここまでやってきてしまった。本当はケンブリッジで全て片を付けるつもりだったが、まあそれも今となってはどうでもいい……私には魔科学弾頭があるからな」
「いいや、それは強がりだな彩芽」
勝ち誇っていた彩芽に水を差すようオスカーが呟く。
「それはまだ使用することができないはずだ、セイナが神器を持っている限りな」
「どういうこと?お父さま」
状況をいまだ把握しきれていないセイナが問い返す。
その様子を見ていた彩芽も僅かに渋いものを滲ませる。
「あの弾頭の動力は神器、つまりは神の加護なのだ。それもセイナ、お前がいま持っているな」
「アタシが持っている神器?」
セイナは自らの身体に装着された神器達を一瞥する。
オスカーの言葉に合点がいっていない様子だが、俺はなんとなくわかってきたぞ。
「セイナのってことはあの弾頭は雷神トールの力を元にしているのか」
「そうだフォルテ、だから奴は私達の前に姿を晒したのだろう。雷神トール最後の神器『神の鉄槌』以外全てセイナが掌握した今、充填するための動力源が足りずに奴はリスクを承知で取り返しに来たのだろう。発射に必要な力を充填するために」
そこまで指摘すると、流石の彩芽も『参った』とばかりに肩を竦めて見せた。
「ご名答、流石は神器に精通しているだけあって良く理解しているよ。でも勘違いしないことだね。私は何も勝てない勝利を得るためにリスクを冒したんじゃない。負けないと確信したからここに姿を現したんだ。だって────」
「え────」
楽曲を奏でる指揮者のように両手を広げた彩芽の背後。
何も無いはずの闇の中で蠢くなにかにセイナが言葉を失う。
「私には彼らが付いているからな」
爆発の中でもハッキリと聞こえる、気味が悪いほど揃った軍靴の音。
大小さまざまなシルエット達が彩芽の背後から一瞬で姿を晒す。
「貴様まさか同胞達をッ!?」
その正体に気づいたオスカーが激しく歯噛みする。
現れたのは数百は超える大勢の人の姿。
性別、年齢、人種。
その全てが千態万状とでも言えばいいのか。
服装ですらもアルシェが被るような魔女帽子や黒コートを身に着ける者がいれば、獣のように体毛を纏った熊やライオンといった野獣のような奴もいる。
まるで仮想集団にでも出くわしたかのように錯覚するが、漂う冷酷無比な殺気が総じて作り物という印象を皆無としていた。
そしてこの魑魅魍魎達には唯一の共通点があった。
焦点の定かではない虚ろな瞳。
散々見た、彩芽に操られる者達の特徴だ。
「本当はセイナを殺して暴走させたフォルテとオスカーをぶつけ、弱ったところを祝福者達で片付けるつもりだったが、まさか勝手に共倒れしてくれるとは嬉しい誤算だったよ」
堪えきれない笑みを口元に滲ませる彩芽とは対照的に、その周囲を埋める人々はピクリとも表情を変えない。
ただただ操られている主の命を待つ傀儡達は、無表情の圧でこの場を支配している。
「長かった」
勝利を確信してか、安堵するようにロキではなく彩芽が呟いた。
俺がさっき乗っ取られていた時と同じで精神が安定していないらしい。
その普段纏っている仮面を取り払った表情は年頃の少女と大差なく、何よりその面影がかつての部下と重なり合う。
「これでようやく、ようやく皆の仇を討てるよ」
「仇だと?」
理解の追いつかない俺が聞き返すと、彩芽から突然殺気立った視線を向けられる。
「この期に及んでとぼけようとしても無駄だ」
視線が俺だけではなくセイナ、オスカーと順に睥睨する。
全員に対して均等に、そして平等に怨念を送り込むようにしつつ、彼女はその真実を口にする。
「私は全部知っているんだ。貴様達が私の家族を奪ったことをな」
「違う、造らされたのだ!この戦艦の技術とここに暮らしている祝福者達を、奴の神の加護『狡知神ロキ』の力で操ることによって」
怒りに震えるオスカーが指を差し向ける。
「私の後釜を狙っていた先代ウェストミンスター爵位には神の加護『ロキ』が宿っていた。しかし奴が亡くなったことで依り代を失った『ロキ』は自身に最もふさわしいと思う人物に憑依した。それこそが加藤彩芽の正体だ」
「ウェストミンスターってことはクリストファーの野郎の父親か、どうしてそんな力が接点が無いはずの彩芽なんかに乗り移ったんだ?」
狡知の神が嘲笑う。
クスクスクスクス。
とても少女のものとは思えない気味悪さが闇の中で木霊していた。
「分からない……だが『ロキ』は破壊衝動を好み、さらに人や神の心を思うままに操ることのできる危険な神だ。その行方が分からなくなったことで捜索していたのだが、あろうことか彩芽は私の意識を乗っ取り支配した。それだけじゃない、神の加護保有者を保護するために私が設立していた『ヨルムンガンド』を影から操り、その全てを世界に混沌を齎すために利用したのだ」
「じゃあお前の失踪事件も、ヨルムンガンドによる無差別なテロ事件。それら全てが彩芽による仕業だったっていうのか?」
俺の問いかけに、闇から覗く趣味の悪い切り絵のように佇む彩芽が口を開く。
「平たく言えばその通り、本当は殺すつもりだったけど周りの守護獣達が厄介でね。だから意識を乗っ取ることにした。けど実のところ私も完全にオスカーを掌握することは出来なかった。異性と祝福者にはよく効くが、流石に最大限警戒されている人物を陥れるのは難しいからね。だからちょっとだけ脳の思考回路を返させてもらったんだ」
とんとん。
彩芽は人間を小馬鹿にするように側頭部を人差し指で叩いた。
「他者に対する『愛』を『憎悪』に変換したんだ。たったそれだけで国民や家族を愛する皇帝が一夜にして残虐非道な暴君と化した。どう、傑作だと思わないかい?」
遂には堪え切れなくなったものを下品に吹き出し、場違いな高笑いを上げた。
しかしすぐさま正気に戻ったかのように真顔となり、彩芽は、いや『ロキ』はつまらなそうに話しを続ける。
「だけどやっぱりそれも完璧じゃなかった。少しだけ自我の残っていたオスカーがあろうことか計画に必須のトールの神器を各地にばら撒いてしまったんだ。まぁそのほとんどが回収できたのだが、唯一一つだけ刻々の逆行者で飛ばされたものだけは発見できなかった」
「刻々の逆行者?」
「九夜の奇蹟の最後の能力だ」
聞いたことも無い言葉に眉を顰めた俺に対し、オスカーが右手を掲げた。
その中指には、九つの指輪の中で唯一まだ光を喪っていないものが存在している。
「これは指定した物質を今とは違う時間軸に送るための神器だ。回数が一年に一回と少なくさらに発動まで時間をかなり要するために、奴の計画を狂わせるにはこの程度の抵抗しかできなかったのだ」
アメリカホワイトハウスにて突如出現した『ヤールングレイプル』の謎が解ける。
あれは操られながらもなんとか残っていた自我を振り絞り、抵抗したオスカーの仕業だったということか。
「そのおかげで最初の計画は破綻、唯一の懸念事項だったセイナも力を得てここまでやってきてしまった。本当はケンブリッジで全て片を付けるつもりだったが、まあそれも今となってはどうでもいい……私には魔科学弾頭があるからな」
「いいや、それは強がりだな彩芽」
勝ち誇っていた彩芽に水を差すようオスカーが呟く。
「それはまだ使用することができないはずだ、セイナが神器を持っている限りな」
「どういうこと?お父さま」
状況をいまだ把握しきれていないセイナが問い返す。
その様子を見ていた彩芽も僅かに渋いものを滲ませる。
「あの弾頭の動力は神器、つまりは神の加護なのだ。それもセイナ、お前がいま持っているな」
「アタシが持っている神器?」
セイナは自らの身体に装着された神器達を一瞥する。
オスカーの言葉に合点がいっていない様子だが、俺はなんとなくわかってきたぞ。
「セイナのってことはあの弾頭は雷神トールの力を元にしているのか」
「そうだフォルテ、だから奴は私達の前に姿を晒したのだろう。雷神トール最後の神器『神の鉄槌』以外全てセイナが掌握した今、充填するための動力源が足りずに奴はリスクを承知で取り返しに来たのだろう。発射に必要な力を充填するために」
そこまで指摘すると、流石の彩芽も『参った』とばかりに肩を竦めて見せた。
「ご名答、流石は神器に精通しているだけあって良く理解しているよ。でも勘違いしないことだね。私は何も勝てない勝利を得るためにリスクを冒したんじゃない。負けないと確信したからここに姿を現したんだ。だって────」
「え────」
楽曲を奏でる指揮者のように両手を広げた彩芽の背後。
何も無いはずの闇の中で蠢くなにかにセイナが言葉を失う。
「私には彼らが付いているからな」
爆発の中でもハッキリと聞こえる、気味が悪いほど揃った軍靴の音。
大小さまざまなシルエット達が彩芽の背後から一瞬で姿を晒す。
「貴様まさか同胞達をッ!?」
その正体に気づいたオスカーが激しく歯噛みする。
現れたのは数百は超える大勢の人の姿。
性別、年齢、人種。
その全てが千態万状とでも言えばいいのか。
服装ですらもアルシェが被るような魔女帽子や黒コートを身に着ける者がいれば、獣のように体毛を纏った熊やライオンといった野獣のような奴もいる。
まるで仮想集団にでも出くわしたかのように錯覚するが、漂う冷酷無比な殺気が総じて作り物という印象を皆無としていた。
そしてこの魑魅魍魎達には唯一の共通点があった。
焦点の定かではない虚ろな瞳。
散々見た、彩芽に操られる者達の特徴だ。
「本当はセイナを殺して暴走させたフォルテとオスカーをぶつけ、弱ったところを祝福者達で片付けるつもりだったが、まさか勝手に共倒れしてくれるとは嬉しい誤算だったよ」
堪えきれない笑みを口元に滲ませる彩芽とは対照的に、その周囲を埋める人々はピクリとも表情を変えない。
ただただ操られている主の命を待つ傀儡達は、無表情の圧でこの場を支配している。
「長かった」
勝利を確信してか、安堵するようにロキではなく彩芽が呟いた。
俺がさっき乗っ取られていた時と同じで精神が安定していないらしい。
その普段纏っている仮面を取り払った表情は年頃の少女と大差なく、何よりその面影がかつての部下と重なり合う。
「これでようやく、ようやく皆の仇を討てるよ」
「仇だと?」
理解の追いつかない俺が聞き返すと、彩芽から突然殺気立った視線を向けられる。
「この期に及んでとぼけようとしても無駄だ」
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