deep trap ―awakening―

あおい

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Story1 -slavely- 転機

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「……… このまま……放置されるおつもりですか」
 
 青褪めるイトウの言葉に、サトウが半笑いで応える。
 
「俺からの誕生祝いは不満か? お前、コイツがお気に入りだったらしいからかな?」

「や、決して、そんなわけでは………!しかし、これはあまりにも……! 今日は既に数十回セックスしていますし、さすがに身体が壊れて………」



 ひっ!ぅあ、あっ!あ♡あ♡あぁっ♡♡♡
 

 一人掛けの布張りのソファ。
 そこに、全裸の男が拘束されていた。
 
 膝を左右に割り、太腿を肘掛けに固定され、まだらに剃られた股間を晒している。
 
 両手首頭上で結んでソファの後ろに繋がれ、身動きが取れない状態で体を小刻みに揺らし、酸素を求めて喘いでいる。
 
 リング状の口枷が言葉を奪い、先程まで世話役にペニスを捩じ込まれ、喉奥で受け止めた濃い精液がでろりと垂れる舌先からぽたぽたと滴り、涎と混じって胸元をべったり濡らす。

 首輪に結ばれた大量のコンドームが、鼻が曲がるほどの悪臭を放っていた。

 目元はアイマスクで隠され、耳には遮音ヘッドフォン。視覚と聴覚を遮られた男には、もはや与えられる刺激と嗅覚以外にないだろう。
 
 んぎゅ♡♡♡♡、はっ、はっ、ああっ♡♡♡!

 両胸のピアスの上から貼付けられたローターが不規則に震えて金属音を鳴らし、男は声を振り絞る。
 
 勃起に満たないペニスにキュッと吸い付く透明なシリンダー。
 激しく扱き、吸い上げて精液を絞り出そうとするが、ペニスと睾丸の付根に嵌められた、シルバーのコックリングが、無常にもそれを許さない。

 代わりに、亀頭のピアスが、シリンダーの中で引っ張られ、振り回されて、痛みを伴う刺激を強制的に与えてくる。

 いぐ♡♡♡、いっぐう♡♡♡♡♡♡、っあ♡!!うっ、ふ♡
 
 ペニスの根元を押さえつけられたまま、機械に射精を促され続け、いよいよ力尽きて、眼球をぐるりと回してトビかけたが、その瞬間、絶叫して仰け反った。

 いや♡、ぅ、あぁ♡、ひいっ!ぉお、おお♡♡
 
 尻穴に捩じ込まれたピストンタイプのディルドが、突然回転したかと思えば、縦横無尽に震えて腸壁の襞を細かくざりざり掻き毟りながら、最奥を殴るように、容赦なく突き上げ始めた。
 
 お♡うあ、ひいっ!あ♡、ああああっ♡♡♡♡!こ、わへちぁ、うぅ♡♡♡♡
 
 生身の人間のペニスではあり得ないほど凶悪なフォルムのディルド。異様に長く、エグい凸凹が見てとれる。
 それが繊細な腸壁を擦り、前立腺を押し上げ、奥の肉壁をひっきりなしに叩く。

 ピストンのたびに肛門から飛び散り、溢れたローションと腸液が太腿を濡らし、ソファをぐしょぐしょに湿らせて床に滴り、体液の水たまりを作っていた。


 
「別にいいんじゃないか? 気持ちよさそうだろ。こいつが壊れて、不都合でもあるのか?」

「……えっ、いや……… 仮にもご子息ですし、」

「子息?それがどうした?世間体と、クソ兄貴の残した無駄な子種抹殺のために引き取っただけだ。飼い殺して、ひたすら嬲らせて稼ぐ以外に利用価値のない「息子」。殺せない以上、死ぬか狂ってくれたら万々歳だ」

「そんな……………、」
 
「気持ちいいだろ、ヨダカ?お前が調教すると快楽堕ちするからな。ん?どうだ?」
 
 サトウは満足そうに笑い、つんと立った腫れた乳首を思い切りつねる。

「んあ!…………っう♡♡♡」
 
 声にならない叫びとともに、ヨダカの身体が跳ねて痙攣した。
 
「ほら、嬉しいだろ?変態」

 ヨダカの反応をひとしきり笑い、イトウに冷ややかな声で命じる。

「電池が切れるまで、この部屋に立ち入るな。失神しても、だ。…………まさかとは思うが…、俺のプレゼントを無下にしたりはするなよ?」
 
「…………………、サトウ様のご指示通りに」

 イトウが頭を下げると、サトウは機嫌よく手を打った。
 
「さあ、皆で飯でも食べに行こうじゃないか」
 
 部屋の電気がパチンと消えた。
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