deep trap ―awakening―

あおい

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Story2-awakening- ハケンの男

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 この男はただの派遣だった。つい1時間前まで、名前さえ興味のない存在だった。

 目鼻立ちは整っているが、取り立てて特徴もない平凡、特段ゲイモテするような逞しい身体でもない。
 
 なのに、従順な口淫といやらしい煽り、奴隷のように躾られた身体に興奮が止まらない。


 優しい男など、演じていられるものか。
 俺は、………本来そんな男じゃない。


 ヒカル相手にも秘めていた、凶暴な本性が俺のなかで暴れ回る。
 
 じゅるじゅると音を立てて、ペニスに吸い付きながら前後に頭を振る男の後頭部を掴み、今度こそ手加減せずに思いきり股間に押さえ付け、奥へ、奥へと腰を押し付ける。
 
 眉を顰め、ゆき が喉奥でえづく。ごぼごぼと溢れ出る唾液と胃液が、彼の黒シャツをべったりと汚し、床をひたひたと濡らす。
 
 俺の大好きな嘔吐イラマチオ。喉にペニスの先端を捩じ込んで、睾丸に顔を押し付け、窒息ぎりぎりまで虐めながら頭を振らせる。
 
 ぐっ、かはっ………ごりごりっ、ヴゥ、ゲホゲホゲホっ、おえっ!
 
 そんな扱いでも、未だ無抵抗のゆき を、肩を押して引き剥がし、ベッドに引き上げて仰向けに押し倒す。
 
 はくはくと酸素を求めるクチや鼻先から、どろりと濃い粘液を垂らしたゆき が、こちらを情欲のこもったとろんとした眼で、見上げている。
 
「お前の喉オナホ、使い勝手最高だな」

 こいつに手加減?優しく?
 ………………、そんなことできるわけない。
 
 屈辱を与えるような強引なセックスが好きで、苦しそうなアヘ顔に興奮する。俺の歪んだ性癖ど真ん中に刺さるエロい男。その全てを支配したくて仕方ない。
 
「はあ♡うれひ♡♡♡……ね、こっち♡こっちに、ずぼずぼ♡♡♡してほし、♡」
 
 ゆき が、自らカーキのパンツに指を引っ掛けると、ウエストゴムがするりと落ちて丸出しになるむっちりした尻。
   後ろがぱっくり開いた、蛍光イエローに白メッシュの下着、ケツワレが露わになった。

「ここっ♡おれ、の、ここにっ♡」
 
 ゆき が両膝を抱えて片手で尻たぶを割ると、薄い陰毛のなかで口を開く、小さくてきれいな縦割れアナル。

 もはや性器にしか見えないほどセックス仕様のカタチをした穴、それを躊躇なく平手打ちした。
 
「指図すんなよ。毛だらけのビッチ穴しやがって」
 
「いっ…う、…♡ごめんな、ひゃ、い♡」
 
「挿れて欲しいなら、自分でほぐせ」
 
 縁が弛んでぷくりと膨れ、しっかり使い込まれた窄まりに、ゆき が躊躇なく指を2本捩じ込んで、左右に拡げて見せる。
 
 きれいなピンクの腸壁が覗く穴、指を根元まで埋め、くちゅくちゅと掻き回すたびに、予め仕込んでいたのだろう透明なローションが、糸を引いて垂れた。

 あっ、♡♡♡んうゔッ、はあはあ♡♡ね、もっ、きてっ♡がまん、できなひ、っ♡♡♡♡♡♡♡
 
 ゆき が艶かしい声で煽るのに、俺も焦らす余裕なく、弛んだ穴の縁に、ペニスの先端をあてがい、捩じ込むようにぬぷぬぷと押し込んだ。
 
 ゆき の身体が、ぶるり、と震える。

「んっ♡はあ♡♡♡」
   
 手前の浅い箇所だけ出し挿れを繰り返し、肉壁をかりかり引っ掻いて遊んでやる。
 
 熱くうねる腸管、生肉が波打つ腸襞、とろとろに熟した肛内でぷくんと主張する前立腺をこりこりと刺激すると、面白いようにアナルがきゅうきゅう締まる。
 
「うっ、♡はあ、はあ♡♡♡きもちぃ、っ♡♡♡でも足りないのっ、きてよぉ♡おちんちん、奥に欲し、よぉ♡ゔっ、あ♡♡♡」

 ゆき は、身体を震わせながら、俺を見上げる。我慢できずに揺れる腰、その潤んだ目に灯る期待。
 
「もっとケツ締めろよ」
 
「は、ひ♡♡」
 
 両手で窄まりを拡げながら、ペニスの先端を押し込むと飲み込まれるように入っていく。
 
「あぁぁあっ♡♡きてるっ、んっ♡♡ぅお♡♡♡」
 
 イラマチオで吐き出した唾液がべったり染みたシャツの上、乳首に触れようと撫でた指先が、硬い何かに引っ掛かった。
 
「なんだ、これ………、」
 
 思わず、ゆき の顔を見上げ、その悪戯っぽい視線と絡んだ。
 
 濡れたシャツをぐっと首元まで捲り上げる。滑らかに割れた腹筋があらわれ、その両胸の先端で、ゴールドの小さなリングがきらりと輝いた。
 
「お前、………………ほんとに変態だな」
 
 キラキラ光るピアス、その乳首をキュッと抓ってやると、ゆき があまい声で鳴いた。
 
「んっ♡あ……、そ、だよ………っ♡♡きらい?」
 
 小さなピアス穴を通るゴールドの針、こりこり指先で捏ねるとぷくんと腫れるそれは、男らしい腹筋には不釣り合いでいて、……痛々しくも、可愛い。

「………………………嫌いじゃないな」
 むしろ、大好物だ。

 俺は、ゆき の膝を抱え上げ、腰を押し付けながら、その唇にキスをした。 
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