17 / 27
2、勝負のクリスマス!
第17話 クリスマスのプレゼント対象者は……
しおりを挟む
「アドじい、いま何て言ったの?」
日曜日の夕方である。
私がトナカイ達の散歩に行っている間に、ルミ君から送られてきたプレゼント対象者を確認して、軽くリサーチまで済ませたらしいアドじいが、大きなお腹の上に乗った真っ白いおヒゲをもふもふといじりながら、もにょもにょと言う。
「あ、あの、今回の配達はやっぱりウッキだけで行こうかな、って。えへへ」
「えへへ、じゃないよ! どうして? あんなに一緒のお仕事できるってウキウキしてたのに!」
そりゃね? もしアドじいが一人でも行けるってくらいやる気満々だっていうなら、全然いいんだけど。だけど、ちっともそんな風には見えない。
「私がいたら邪魔なの? やっぱり足手まといだった? まだ見習いだから?」
「ち、違うんだよノンノ! ノンノが足手まといなんてことはないよ! ちゃんと本社からの合格ももらったし、ウッキだってもちろんノンノと一緒にお仕事したいよぉ!」
ぶんぶんと大きく首を振ると、それに合わせて、ふさふさのおヒゲがもっふぁもっふぁと揺れる。
「じゃあどうして? ちゃんと理由を教えてくれないと納得できないよ!」
そう言うと、アドじいは、手に持っていたプレゼント対象者の紙を私に渡してきた。
そこに書かれていたのは。
「三尋木駿介……。ウチのクラスの、三尋木君? だよね。年とか住所とかまんまだもん。三尋木なんて名字も珍しいし」
三尋木君は、正直言ってちょっと――いやかなり苦手なクラスメイトだ。なんかいつも偉そうっていうか、ナチュラルに人を見下してくるっていうか。お父さんがIT会社の社長で、お母さんはテレビにも出たりする料理研究家で、家にはお手伝いさんが何人もいたり、科目別の家庭教師がいたりするらしい。見た目もカッコ良くて、勉強もできて、運動もできる。別に委員長とかではないんだけど、クラスのリーダーみたいな存在で、取り巻きみたいな子が男子も女子もたくさんいる。
そんな三尋木君は、私がサンタクロースを信じてる(信じるも何も身内にいるし)という話をどこからか聞きつけ、クラス中に聞こえる声で「神居岩っていまだにサンタを信じてるんだって。ガキくせぇよな」と大声で言ってきたのだ。あの時ほどアドじいやトナカイ達を実際に見せてしまいたいと思ったことはないよ。でもナイショにしなくちゃいけない。絶対に大変なことになるから。
それで、本当のことを話すこともできない私は、中二にもなっていまだにサンタを信じてる痛い子扱いされることになった。まぁそれくらいのことで友達がいなくなるとか、そんなことは――うん、まぁちょっとは減ったけど。
だけど、ことあるごとにそれをネタにされたら――、例えば、私の席の横を通るたびに、「俺は今年、サンタさんに何をお願いしようかな。新しいゲーム機なんかいいかもな。ま、もう持ってるけど」なんて言われたら気分のいいものではない。取り巻きの男子はそれに乗っかって、「そんじゃ俺は新しいスパイクにしよーっと」なんて騒ぎだす。三尋木君のことが好きな女子は「やめなよ」と言いながらもクスクス笑ってたりして。
その他にも「俺の家はサンタが入れるような煙突がないからどうしよう」だの「クリスマスは毎年朝から晩までパーティーをしてるから、サンタが忍び込む隙なんてない」だのとうるさいのだ。それから、ツリーは本物のモミの木で、リースも手作りだ、なんて自慢してたっけ。
でも別に、いじめられてるわけじゃない。ちょっとからかわれてるだけだ。仲間外れとか、そういうこともない。ただ、合わない、ってだけだと思う。だから、パパにもママにも学校の先生にも相談はしてない。
「あのね、ウッキ、さっきちょっと調べたら、ノンノがクラスでイヤな思いしたこととか、わかっちゃったからさ。だから、これは辛いんじゃないかな、って思って。ほら、ノンノはまだ見習いだし、その」
アドじいの言いたいことはわかる。
合格をもらったとはいえ、私はあくまでも『お手伝い』の身なのだ。無理についてこなくてもいい。そう言いたいのだろう。
だけど。
「ううん、行く」
「ノンノ?」
「あのね、トナカイ達に教えてもらったの」
「トナカイ達に?」
「サンタに必要なのは、トナカイ達のそりにビビらない肝っ玉と、プレゼントをあげる人が誰でも、好きとか嫌いとかに関係なく接する公平さだって」
あとはまぁ、ルミ君の言うことを黙って聞いとけ、っていうのもあったけど。
「だから、私も絶対に行く。三尋木君に、三尋木君が欲しいものをちゃんとプレゼントする。ここにいる間は、私もサンタだもん。お願いアドじい、私も連れてって」
正直なことを言えば、三尋木君にはあんまり会いたくない。彼の言葉はいま思い出しても胸がざわざわしてイヤな気持ちになるし。だけど、だからって逃げちゃいけないとも思う。サンタは、その人のことが好きだからとか、嫌いだからとかで動いてはいけないのだ。自分にとってどんなに苦手な人でも、選ばれた以上、プレゼントをもらう権利はある。
「いいけど、本当に大丈夫? ウッキは嬉しいけど、ノンノが辛い思いするのはイヤだよ」
「大丈夫。私にはトナカイ達がついてるし、アドじいもいるもん。もちろん、苦手な子だからって、いじわるしたり手を抜いたりなんかしないから」
「わかった。ありがとうノンノ。ウッキ、やっぱりノンノと一緒にお仕事ができて嬉しいよぉぉぉぉ!」
急に立ち上がり、どたどたとこちらに駆け寄って、座っている私を持ち上げ、ぎゅう、と抱き締める。その素早いことといったら!
「むぎゅうっ!? ちょ、苦しいよアドじいぃ!」
「嬉しい、嬉しい! 孫ちゃんとお仕事だぁ! 頑張ろうねっ!」
「が、頑張るけどぉ! 苦しいぃぃぃ!」
私のSOSはどうやら届いてないらしく、アドじいはウキウキとその状態でぐるぐると回り始めた。夕飯の仕度をしにやって来たトナカイ達が慌てて止めに入ってくれて、やっとへろんへろんになった私に気づいたようで、さんざん謝られ、大事を取って夕飯後はすぐに休むように言われたのである。
で。
「もう休めって言われても、全然眠くないんだけどなぁ」
ベッドに入り、ぱちぱちと瞬きをする。だってまだ二十時にすらなってない。こんなの、小学生だって起きてる時間だ。トナカイ達を呼ぼうか、と考えて、枕元のベルを見る。黄色がレラ、青色がワッカ、赤色がフミだ。
誰か、話し相手になってくれないかな。
そう思って手を伸ばしてから、でも誰を呼ぼう、と止まる。
じっくり話を聞いてくれそうなフミ?
楽しい話をたくさんしてくれそうなワッカ?
レラは……そうだな何か言い合いになっちゃいそうかも。あっ、でもこないだは全然そんなことなかったけど。
むく、と起き上がって、仲良く三つ並んだベルを真正面からじぃっと見つめる。フミかワッカかレラか。うーん、どれにしようかな、とそれに伸ばした手を左右にさまよわせていた時、コンコン、と窓を叩く音がした。
日曜日の夕方である。
私がトナカイ達の散歩に行っている間に、ルミ君から送られてきたプレゼント対象者を確認して、軽くリサーチまで済ませたらしいアドじいが、大きなお腹の上に乗った真っ白いおヒゲをもふもふといじりながら、もにょもにょと言う。
「あ、あの、今回の配達はやっぱりウッキだけで行こうかな、って。えへへ」
「えへへ、じゃないよ! どうして? あんなに一緒のお仕事できるってウキウキしてたのに!」
そりゃね? もしアドじいが一人でも行けるってくらいやる気満々だっていうなら、全然いいんだけど。だけど、ちっともそんな風には見えない。
「私がいたら邪魔なの? やっぱり足手まといだった? まだ見習いだから?」
「ち、違うんだよノンノ! ノンノが足手まといなんてことはないよ! ちゃんと本社からの合格ももらったし、ウッキだってもちろんノンノと一緒にお仕事したいよぉ!」
ぶんぶんと大きく首を振ると、それに合わせて、ふさふさのおヒゲがもっふぁもっふぁと揺れる。
「じゃあどうして? ちゃんと理由を教えてくれないと納得できないよ!」
そう言うと、アドじいは、手に持っていたプレゼント対象者の紙を私に渡してきた。
そこに書かれていたのは。
「三尋木駿介……。ウチのクラスの、三尋木君? だよね。年とか住所とかまんまだもん。三尋木なんて名字も珍しいし」
三尋木君は、正直言ってちょっと――いやかなり苦手なクラスメイトだ。なんかいつも偉そうっていうか、ナチュラルに人を見下してくるっていうか。お父さんがIT会社の社長で、お母さんはテレビにも出たりする料理研究家で、家にはお手伝いさんが何人もいたり、科目別の家庭教師がいたりするらしい。見た目もカッコ良くて、勉強もできて、運動もできる。別に委員長とかではないんだけど、クラスのリーダーみたいな存在で、取り巻きみたいな子が男子も女子もたくさんいる。
そんな三尋木君は、私がサンタクロースを信じてる(信じるも何も身内にいるし)という話をどこからか聞きつけ、クラス中に聞こえる声で「神居岩っていまだにサンタを信じてるんだって。ガキくせぇよな」と大声で言ってきたのだ。あの時ほどアドじいやトナカイ達を実際に見せてしまいたいと思ったことはないよ。でもナイショにしなくちゃいけない。絶対に大変なことになるから。
それで、本当のことを話すこともできない私は、中二にもなっていまだにサンタを信じてる痛い子扱いされることになった。まぁそれくらいのことで友達がいなくなるとか、そんなことは――うん、まぁちょっとは減ったけど。
だけど、ことあるごとにそれをネタにされたら――、例えば、私の席の横を通るたびに、「俺は今年、サンタさんに何をお願いしようかな。新しいゲーム機なんかいいかもな。ま、もう持ってるけど」なんて言われたら気分のいいものではない。取り巻きの男子はそれに乗っかって、「そんじゃ俺は新しいスパイクにしよーっと」なんて騒ぎだす。三尋木君のことが好きな女子は「やめなよ」と言いながらもクスクス笑ってたりして。
その他にも「俺の家はサンタが入れるような煙突がないからどうしよう」だの「クリスマスは毎年朝から晩までパーティーをしてるから、サンタが忍び込む隙なんてない」だのとうるさいのだ。それから、ツリーは本物のモミの木で、リースも手作りだ、なんて自慢してたっけ。
でも別に、いじめられてるわけじゃない。ちょっとからかわれてるだけだ。仲間外れとか、そういうこともない。ただ、合わない、ってだけだと思う。だから、パパにもママにも学校の先生にも相談はしてない。
「あのね、ウッキ、さっきちょっと調べたら、ノンノがクラスでイヤな思いしたこととか、わかっちゃったからさ。だから、これは辛いんじゃないかな、って思って。ほら、ノンノはまだ見習いだし、その」
アドじいの言いたいことはわかる。
合格をもらったとはいえ、私はあくまでも『お手伝い』の身なのだ。無理についてこなくてもいい。そう言いたいのだろう。
だけど。
「ううん、行く」
「ノンノ?」
「あのね、トナカイ達に教えてもらったの」
「トナカイ達に?」
「サンタに必要なのは、トナカイ達のそりにビビらない肝っ玉と、プレゼントをあげる人が誰でも、好きとか嫌いとかに関係なく接する公平さだって」
あとはまぁ、ルミ君の言うことを黙って聞いとけ、っていうのもあったけど。
「だから、私も絶対に行く。三尋木君に、三尋木君が欲しいものをちゃんとプレゼントする。ここにいる間は、私もサンタだもん。お願いアドじい、私も連れてって」
正直なことを言えば、三尋木君にはあんまり会いたくない。彼の言葉はいま思い出しても胸がざわざわしてイヤな気持ちになるし。だけど、だからって逃げちゃいけないとも思う。サンタは、その人のことが好きだからとか、嫌いだからとかで動いてはいけないのだ。自分にとってどんなに苦手な人でも、選ばれた以上、プレゼントをもらう権利はある。
「いいけど、本当に大丈夫? ウッキは嬉しいけど、ノンノが辛い思いするのはイヤだよ」
「大丈夫。私にはトナカイ達がついてるし、アドじいもいるもん。もちろん、苦手な子だからって、いじわるしたり手を抜いたりなんかしないから」
「わかった。ありがとうノンノ。ウッキ、やっぱりノンノと一緒にお仕事ができて嬉しいよぉぉぉぉ!」
急に立ち上がり、どたどたとこちらに駆け寄って、座っている私を持ち上げ、ぎゅう、と抱き締める。その素早いことといったら!
「むぎゅうっ!? ちょ、苦しいよアドじいぃ!」
「嬉しい、嬉しい! 孫ちゃんとお仕事だぁ! 頑張ろうねっ!」
「が、頑張るけどぉ! 苦しいぃぃぃ!」
私のSOSはどうやら届いてないらしく、アドじいはウキウキとその状態でぐるぐると回り始めた。夕飯の仕度をしにやって来たトナカイ達が慌てて止めに入ってくれて、やっとへろんへろんになった私に気づいたようで、さんざん謝られ、大事を取って夕飯後はすぐに休むように言われたのである。
で。
「もう休めって言われても、全然眠くないんだけどなぁ」
ベッドに入り、ぱちぱちと瞬きをする。だってまだ二十時にすらなってない。こんなの、小学生だって起きてる時間だ。トナカイ達を呼ぼうか、と考えて、枕元のベルを見る。黄色がレラ、青色がワッカ、赤色がフミだ。
誰か、話し相手になってくれないかな。
そう思って手を伸ばしてから、でも誰を呼ぼう、と止まる。
じっくり話を聞いてくれそうなフミ?
楽しい話をたくさんしてくれそうなワッカ?
レラは……そうだな何か言い合いになっちゃいそうかも。あっ、でもこないだは全然そんなことなかったけど。
むく、と起き上がって、仲良く三つ並んだベルを真正面からじぃっと見つめる。フミかワッカかレラか。うーん、どれにしようかな、とそれに伸ばした手を左右にさまよわせていた時、コンコン、と窓を叩く音がした。
0
あなたにおすすめの小説
笑いの授業
ひろみ透夏
児童書・童話
大好きだった先先が別人のように変わってしまった。
文化祭前夜に突如始まった『笑いの授業』――。
それは身の毛もよだつほどに怖ろしく凄惨な課外授業だった。
伏線となる【神楽坂の章】から急展開する【高城の章】。
追い詰められた《神楽坂先生》が起こした教師としてありえない行動と、その真意とは……。
極甘独占欲持ち王子様は、優しくて甘すぎて。
猫菜こん
児童書・童話
私は人より目立たずに、ひっそりと生きていたい。
だから大きな伊達眼鏡で、毎日を静かに過ごしていたのに――……。
「それじゃあこの子は、俺がもらうよ。」
優しく引き寄せられ、“王子様”の腕の中に閉じ込められ。
……これは一体どういう状況なんですか!?
静かな場所が好きで大人しめな地味子ちゃん
できるだけ目立たないように過ごしたい
湖宮結衣(こみやゆい)
×
文武両道な学園の王子様
実は、好きな子を誰よりも独り占めしたがり……?
氷堂秦斗(ひょうどうかなと)
最初は【仮】のはずだった。
「結衣さん……って呼んでもいい?
だから、俺のことも名前で呼んでほしいな。」
「さっきので嫉妬したから、ちょっとだけ抱きしめられてて。」
「俺は前から結衣さんのことが好きだったし、
今もどうしようもないくらい好きなんだ。」
……でもいつの間にか、どうしようもないくらい溺れていた。
ホントのキモチ!
望月くらげ
児童書・童話
中学二年生の凜の学校には人気者の双子、樹と蒼がいる。
樹は女子に、蒼は男子に大人気。凜も樹に片思いをしていた。
けれど、大人しい凜は樹に挨拶すら自分からはできずにいた。
放課後の教室で一人きりでいる樹と出会った凜は勢いから告白してしまう。
樹からの返事は「俺も好きだった」というものだった。
けれど、凜が樹だと思って告白したのは、蒼だった……!
今さら間違いだったと言えず蒼と付き合うことになるが――。
ホントのキモチを伝えることができないふたり(さんにん?)の
ドキドキもだもだ学園ラブストーリー。
独占欲強めの最強な不良さん、溺愛は盲目なほど。
猫菜こん
児童書・童話
小さな頃から、巻き込まれで絡まれ体質の私。
中学生になって、もう巻き込まれないようにひっそり暮らそう!
そう意気込んでいたのに……。
「可愛すぎる。もっと抱きしめさせてくれ。」
私、最強の不良さんに見初められちゃったみたいです。
巻き込まれ体質の不憫な中学生
ふわふわしているけど、しっかりした芯の持ち主
咲城和凜(さきしろかりん)
×
圧倒的な力とセンスを持つ、負け知らずの最強不良
和凜以外に容赦がない
天狼絆那(てんろうきずな)
些細な事だったのに、どうしてか私にくっつくイケメンさん。
彼曰く、私に一目惚れしたらしく……?
「おい、俺の和凜に何しやがる。」
「お前が無事なら、もうそれでいい……っ。」
「この世に存在している言葉だけじゃ表せないくらい、愛している。」
王道で溺愛、甘すぎる恋物語。
最強不良さんの溺愛は、独占的で盲目的。
「いっすん坊」てなんなんだ
こいちろう
児童書・童話
ヨシキは中学一年生。毎年お盆は瀬戸内海の小さな島に帰省する。去年は帰れなかったから二年ぶりだ。石段を上った崖の上にお寺があって、書院の裏は狭い瀬戸を見下ろす絶壁だ。その崖にあった小さなセミ穴にいとこのユキちゃんと一緒に吸い込まれた。長い長い穴の底。そこにいたのがいっすん坊だ。ずっとこの島の歴史と、生きてきた全ての人の過去を記録しているという。ユキちゃんは神様だと信じているが、どうもうさんくさいやつだ。するといっすん坊が、「それなら、おまえの振り返りたい過去を三つだけ、再現してみせてやろう」という。
自分の過去の振り返りから、両親への愛を再認識するヨシキ・・・
クールな幼なじみの許嫁になったら、甘い溺愛がはじまりました
藤永ゆいか
児童書・童話
中学2年生になったある日、澄野星奈に許嫁がいることが判明する。
相手は、頭が良くて運動神経抜群のイケメン御曹司で、訳あって現在絶交中の幼なじみ・一之瀬陽向。
さらに、週末限定で星奈は陽向とふたり暮らしをすることになって!?
「俺と許嫁だってこと、絶対誰にも言うなよ」
星奈には、いつも冷たくてそっけない陽向だったが……。
「星奈ちゃんって、ほんと可愛いよね」
「僕、せーちゃんの彼氏に立候補しても良い?」
ある時から星奈は、バスケ部エースの水上虹輝や
帰国子女の秋川想良に甘く迫られるようになり、徐々に陽向にも変化が……?
「星奈は可愛いんだから、もっと自覚しろよ」
「お前のこと、誰にも渡したくない」
クールな幼なじみとの、逆ハーラブストーリー。
魔法使いアルル
かのん
児童書・童話
今年で10歳になるアルルは、月夜の晩、自分の誕生日に納屋の中でこっそりとパンを食べながら歌を歌っていた。
これまで自分以外に誰にも祝われる事のなかった日。
だが、偉大な大魔法使いに出会うことでアルルの世界は色を変えていく。
孤独な少女アルルが、魔法使いになって奮闘する物語。
ありがたいことに書籍化が進行中です!ありがとうございます。
【3章】GREATEST BOONS ~幼なじみのほのぼのバディがクリエイトスキルで異世界に偉大なる恩恵をもたらします!~
丹斗大巴
児童書・童話
幼なじみの2人がグレイテストブーンズ(偉大なる恩恵)を生み出しつつ、異世界の7つの秘密を解き明かしながらほのぼの旅をする物語。
異世界に飛ばされて、小学生の年齢まで退行してしまった幼なじみの銀河と美怜。とつじょ不思議な力に目覚め、Greatest Boons(グレイテストブーンズ:偉大なる恩恵)をもたらす新しい生き物たちBoons(ブーンズ)とアイテムを生みだした! 彼らのおかげでサバイバルもトラブルもなんのその! クリエイト系の2人が旅するほのぼの異世界珍道中。
便利な「しおり」機能を使って読み進めることをお勧めします。さらに「お気に入り登録」して頂くと、最新更新のお知らせが届いて便利です! レーティング指定の描写はありませんが、万が一気になる方は、目次※マークをさけてご覧ください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる