ノスタル爺

鯨骨

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古典

古典が好きになるまで3

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そんなこんなで古典の沼に引きずり込まれたのは、古典Aの授業を受けてから。
国語総合とはまた違う先生。

授業で一番最初に『枕草子』をやった。
ぼくは『枕草子』を書いた清少納言の印象はパリピで知識をひけらかす、いけすかないやつっていう印象だった。

授業では、「春はあけぼの」とちょっとだけ「中納言参りたまひて」をやった。
解説きいてて、分かりやすいし、面白いな~くらいに思ってた。
でも、『枕草子』の最後の授業のとき、なんで、清少納言は、『枕草子』を書いたのかって話を古典の先生がしてくれた。

「清少納言は、自分に優しくしてくれて、尊敬してくれた中宮定子を尊敬してた。けど、中宮定子亡き後、評価されたのは、藤原彰子の方だった。」
「清少納言は悔しかったんですよ!」
それ聞いて、ぼく授業中だけど、泣きそうになった(笑)
「(お前(清少納言)いいやつだったんだな!)」
って思った(笑)
なんかもうさ、あるじゃん?CMとかで風がふぁって吹いて、驚いた表情する表現とか。
そんな気持ち、風が吹いてました(笑)

それから、古典が好きって段階になった。
完全に沼に引き込まれてしまった。
真面目な話も、面白い話も、現代と同じところも、違うところもある、そしてそれが誰かに共感や感動、面白さてして、伝わり続けていることに、ロマンを感じた。

そんなわけで、古典を愛してる。
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