ノスタル爺

鯨骨

文字の大きさ
上 下
3 / 232
高校1年生

さしのべてくれた手と変わりたいという気持ち

しおりを挟む
ぼくは一年生のとき、人見知りを拗らせてたし、高校生活も諦めてた。
中学のときと同じで、なにも自分の意見も言えず、成長もできない、と心が荒んでいた。

そんなときに、国語総合の先生が声をかけてくれた。
「人と話す練習してみない?」
って。
そんでぼくは
「やりたいです。」
って言った。
んで、週に一回、20分くらい先生と話すって練習をしてもらった。

もちろん、そんなことをわざわざしてくれたことも嬉しかったんだけど、たぶんなにより
見つけてくれた
ってことが嬉しかったし、安心した。
そんなわけで、チャンスをしっかり掴んで、少しずつだけど変わっていった。

そういえば、そもそもなんで声かけてくれたのかはきいたことなかったな。
きいときゃよかった…。

まあどっちみち感謝の気持ちは変わらないけどね。
しおりを挟む

処理中です...