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始まりの国
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人には持つべき適性がある。それは剣を奮い自ら死戦を切り開く者剣、その頑丈さや力の強さから皆を守る者盾、明晰な頭脳を持って戦いを優勢へと導く者策、1つの音を立てる事なく戦場で翻弄する者陰、1つの集まりをひと声でまとめ上げる者司、に大きく分類される。しかしどれをとっても1つで成り立つ事は出来ない。その異なる適性の集まりのチームを、強固に繋がり合いながら大きな力を発揮することにちなみ、人々はチェーンと呼ぶ。
どこまでも果てしない荒野そこに争いは起こっていた。
「勝利は我らのために!」
《我らのために!!》
「よぉくきけ!お前らあいつらは女だけだと侮るなよ。戦況は完全に劣勢だ。しかし!ここを突破されるという事は俺たちの国が突破されるという事だ。それは断じてならない!!」
「そうだ!あそこには置いてきた家族がいる。神の加護を受けし民族だかなんだか知らないが俺たち国が一丸となれば追い返す事くらいはできるはずだ!」
一方は背後に守るべきものを置いて受ける者たち。
「あら、やだ男たちってば、むさ苦しいこと」
「ふっ、やたら士気が高いだけのチェーンの集まりごときにアタイらを倒せるわけないだろう」
「あら、それもそうね早いところ盛ってしまおうかしら?」
もう一方はいち国のチェーンの集いを前に怯むどころか優勢に事を運ぶ1つのチェーン。
「さぁ、天罰の始まりだ」
「楽しみだナ」
「ねぇ!聞いてる?」
「え??なになに」
「またそうやって椿は人の話を聞かない!だから!天罰。あったんだって」
天罰。それは国ならざる者たち、空域に住う空人による地域に住う人々地人への攻撃である。空域と言っても本当に空に住んでいるわけではない。空人はまた別の世界からやってくるのである。それはゲートにより空間と空間を繋げる空人の空間を司る民族の秘技である。その地人と空人の力の差は歴然と言われているが空人は滅多に地人を虐げる事はしない。なぜなら互いに極度な干渉をしない事を取り決めているからである。
「へぇ~天罰かぁ。それはまたどこぞの犯罪チェーンだ?」
「それが、今回の天罰の対象はフロリア王国。国なの。」
「国だって!?それはどこから話を飛躍させたんだ?空人が国を相手にするなんて。そんなのガイアが黙ってるわけ無いじゃないか!」
「うん、そうなの。その天罰の最中ガイアの人たちが現れて空人は天罰をやめて帰ってったって話だよ」
ガイアとは地域の人々を裏から、表から守る地人の組織である。それに対して空域にはウラノスという組織が存在する。この2間で結ばれた物が先ほどのお互いに極度に干渉をしない。という件である。
「それはそうとストックの適性はなんだったの?」
「私?私はね、、妻。それも椿の!」
「な、な、なにを言ってるんだストックは、、」
椿は幼なじみだけど最近はやたらとこういうジョークを言ってくるんだよなぁ。ま、まぁ短く整えた綺麗な白髪、凛々しながらも幼さを残す顔は素晴らしいけど?ちょっと、恥ずかしい。
「本当はなんだったのさー。」
「ふへへ、ひみつー!」
「なんでだよ!!」
俺たちのいるブレイン国では15になると適性を見定められることになっている。適性はその15年間にどのように生きてきたかが大きく関わると言われているからだ。
「椿も15で大人になったら適性見てもらうんだからそん時に教えてあげるー!」
「そーかい、そーかい」
俺もあと25日経てば15になる。そうすれば大人の仲間入りだ!
そう思うと俺は胸の高鳴りを必死に抑え、ストックにプレゼントを渡すことを思い出した。
「あ、これ大人になったお祝い!」
「うわぁ!綺麗な指輪ー!」
それはバラをかたどった指輪であった。
ストックはすごい喜んでくれていたがその瞬間ストックの顔は曇った。
「でも、これ高かったんじゃないの?大丈夫?」
「大丈夫だよメルがストックの為だからって格安で作ってくれたんだ」
メルとは、この国1位を争う武器職人だ。
「あら、こんなすごい指輪どこで手に入れたんだー?」
ウワサをすればなんとやらである。芝居がかった登場をしたのがメル。
「本当に嬉しいです!ありがとうございます!メルさん!」
「礼には及ばんよ一生で1度きりのことなんだメルおねぇさんがひと肌でもふた肌でも脱ごうじゃないか!それに最低限の代金は頂いてるしね」
「ほんとだよメルのおかげさまですっからかん。まぁでも喜んでくれて良かった」
メルは争いによって奪われた親の代わりとしてとてもよくしてもらっている。なんでもメルは俺のお父さんの古くからの知り合いなんだそうだ。メル自身も今は武器屋だが昔は一流チェーンのメンバーでAランク剣士だったらしい。
《ランクとはその適性の中でガイアが戦果等を元に付ける1つの強さの指標となるものAからFまで存在し、特に秀でた者をSランクと認める場合もある。》
「ささ、今日はストックのお祝いだよ!」
「ありがとうございます!」
その時のストックの笑顔は空に輝く星々のように綺麗だった。
それから二十日ほど経ったある日事件は起きた。国家間の争いは滅多に無いもののないわけでは無い。俺たちブレイン国にアムル帝国が進軍してきたのだ。全100チェーンに及ぶ軍隊であったがブレイン国の精鋭チェーンたちにより難なきを得たが数日続いた戦いにより国家は疲弊していた。そこに奴らは現れた。
「ご機嫌いかが?地人ども」
どこまでも果てしない荒野そこに争いは起こっていた。
「勝利は我らのために!」
《我らのために!!》
「よぉくきけ!お前らあいつらは女だけだと侮るなよ。戦況は完全に劣勢だ。しかし!ここを突破されるという事は俺たちの国が突破されるという事だ。それは断じてならない!!」
「そうだ!あそこには置いてきた家族がいる。神の加護を受けし民族だかなんだか知らないが俺たち国が一丸となれば追い返す事くらいはできるはずだ!」
一方は背後に守るべきものを置いて受ける者たち。
「あら、やだ男たちってば、むさ苦しいこと」
「ふっ、やたら士気が高いだけのチェーンの集まりごときにアタイらを倒せるわけないだろう」
「あら、それもそうね早いところ盛ってしまおうかしら?」
もう一方はいち国のチェーンの集いを前に怯むどころか優勢に事を運ぶ1つのチェーン。
「さぁ、天罰の始まりだ」
「楽しみだナ」
「ねぇ!聞いてる?」
「え??なになに」
「またそうやって椿は人の話を聞かない!だから!天罰。あったんだって」
天罰。それは国ならざる者たち、空域に住う空人による地域に住う人々地人への攻撃である。空域と言っても本当に空に住んでいるわけではない。空人はまた別の世界からやってくるのである。それはゲートにより空間と空間を繋げる空人の空間を司る民族の秘技である。その地人と空人の力の差は歴然と言われているが空人は滅多に地人を虐げる事はしない。なぜなら互いに極度な干渉をしない事を取り決めているからである。
「へぇ~天罰かぁ。それはまたどこぞの犯罪チェーンだ?」
「それが、今回の天罰の対象はフロリア王国。国なの。」
「国だって!?それはどこから話を飛躍させたんだ?空人が国を相手にするなんて。そんなのガイアが黙ってるわけ無いじゃないか!」
「うん、そうなの。その天罰の最中ガイアの人たちが現れて空人は天罰をやめて帰ってったって話だよ」
ガイアとは地域の人々を裏から、表から守る地人の組織である。それに対して空域にはウラノスという組織が存在する。この2間で結ばれた物が先ほどのお互いに極度に干渉をしない。という件である。
「それはそうとストックの適性はなんだったの?」
「私?私はね、、妻。それも椿の!」
「な、な、なにを言ってるんだストックは、、」
椿は幼なじみだけど最近はやたらとこういうジョークを言ってくるんだよなぁ。ま、まぁ短く整えた綺麗な白髪、凛々しながらも幼さを残す顔は素晴らしいけど?ちょっと、恥ずかしい。
「本当はなんだったのさー。」
「ふへへ、ひみつー!」
「なんでだよ!!」
俺たちのいるブレイン国では15になると適性を見定められることになっている。適性はその15年間にどのように生きてきたかが大きく関わると言われているからだ。
「椿も15で大人になったら適性見てもらうんだからそん時に教えてあげるー!」
「そーかい、そーかい」
俺もあと25日経てば15になる。そうすれば大人の仲間入りだ!
そう思うと俺は胸の高鳴りを必死に抑え、ストックにプレゼントを渡すことを思い出した。
「あ、これ大人になったお祝い!」
「うわぁ!綺麗な指輪ー!」
それはバラをかたどった指輪であった。
ストックはすごい喜んでくれていたがその瞬間ストックの顔は曇った。
「でも、これ高かったんじゃないの?大丈夫?」
「大丈夫だよメルがストックの為だからって格安で作ってくれたんだ」
メルとは、この国1位を争う武器職人だ。
「あら、こんなすごい指輪どこで手に入れたんだー?」
ウワサをすればなんとやらである。芝居がかった登場をしたのがメル。
「本当に嬉しいです!ありがとうございます!メルさん!」
「礼には及ばんよ一生で1度きりのことなんだメルおねぇさんがひと肌でもふた肌でも脱ごうじゃないか!それに最低限の代金は頂いてるしね」
「ほんとだよメルのおかげさまですっからかん。まぁでも喜んでくれて良かった」
メルは争いによって奪われた親の代わりとしてとてもよくしてもらっている。なんでもメルは俺のお父さんの古くからの知り合いなんだそうだ。メル自身も今は武器屋だが昔は一流チェーンのメンバーでAランク剣士だったらしい。
《ランクとはその適性の中でガイアが戦果等を元に付ける1つの強さの指標となるものAからFまで存在し、特に秀でた者をSランクと認める場合もある。》
「ささ、今日はストックのお祝いだよ!」
「ありがとうございます!」
その時のストックの笑顔は空に輝く星々のように綺麗だった。
それから二十日ほど経ったある日事件は起きた。国家間の争いは滅多に無いもののないわけでは無い。俺たちブレイン国にアムル帝国が進軍してきたのだ。全100チェーンに及ぶ軍隊であったがブレイン国の精鋭チェーンたちにより難なきを得たが数日続いた戦いにより国家は疲弊していた。そこに奴らは現れた。
「ご機嫌いかが?地人ども」
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