私だけのニューライフを

奏風

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第一章

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ー数時間前ー

「お前との婚約を破棄する!」
王太子殿下は一人の令嬢の腰を抱きながらこの言葉を言い放った。
その周りには多くの重鎮の子息達が立っていた。

「待ってください王太子殿下!何故その様なことをおっしゃるのですか!?」
「知らない振りをするのは見苦しいぞ!」
驚いて反論をしようとしたら騎士団長の子息様によって床に押さえつけられた。

「お前は私の愛しいアンナに対し、アンナの私物を隠す、泥水をかける、悪評を広めるなどの様々な嫌がらせを行った!到底許されることではない!」

「私はその様なことをしたことは一切ありません!どうか信じてください!」
「黙れ!お前のせいでアンナが夜も眠れない程怯えているんだ!」

……凄い力で押さえつけられ、体が痛いのに加えて、反論の余地もないなんて……

「王太子殿下の隣にいらっしゃるアンナ様がその様なことをおっしゃったのですか!?」
「そうだ。彼女はお前が怖いらしい。可哀想に、こんなに震えて……
お前の存在が彼女を怖がらせているんだ!よって、お前と婚約破棄し、アンナを新しい婚約者とする!お前はもはや貴族ではない!平民となれ!」
「そんな!」
「こいつを連れて行け!」

話も聞かずこんなことされるなんて…


もうあなたには期待しない……



期待するだけ無駄だから……








皆様、お幸せに…………
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