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第一章
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しおりを挟む学園から追い出されて身分も剥奪された私は今自宅に戻って来たのですが……
「よくも王太子殿下に婚約破棄されたのにノコノコと帰ってきたわね!!」
「この親不孝者が!お前とはもう勘当だ!」
私が帰って来て始めにお母様が、次にお父様が私を罵倒した。
「待ってくださいお父様、お母様!私の言葉を聞いてください!」
「聞く意味がない!早く出て行け!」
「あなたなんか産まなければよかった!」
っ!お父様とお母様がその様なことを思っていたなんて……
「…分かりました。……今まであり…がとう…ござい…まし…た……。」
私は家族にも信じて貰うことは出来なかった。
そして私は……
街中を静かに歩いていた…………。
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