異世界は何か?都合が悪いね!

かもしれナイツ

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謎の神、スライム君と初夜

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 すっかり忘れていた我らのヒーロー、鑑定さんも応答無し。
 スライム君にも鑑定さんやステータスさんを試してもらったがやっぱりダメだったよ。
…良く考えればモンスターにステータスや鑑定は必要あるのか?
奴ら基本的に本能で生きてそうだしね。
 数値で測れない本能のぶつかり合い。勝てば餌やなわばりが手に入る。負ければ喰われるか勝者に従属。
 そこに鑑定やステータス何てモノはいらない。
 つまり、理性の無いものは鑑定やステータスが使えないと言えよう。
 何で俺や微乳様スライム君が使えないかって?
 微乳様は本来は理性のなさそうなスライム君が依存元だからじゃね?
 俺は起動OSが無いんだ。おそらく、いや絶対に。
 日本での、在宅仕事という名の情報収集創作文化体験により、ソフトウェアだけが充実しているはずだ!
 そうでなければ理性の無い野獣野郎ということになってしまうじゃないか!
 野獣になったらもれなく美女がついてくるというなら喜んで野獣になろう!
  
 「そういやスライム君微乳の女神様よぉ~、名前を知らないから仮にスライム君なり微乳の女神様と呼んでたんだが…名前教えてくんないかね?」
 「再会するまで名前は教えてあげませーん!再会した時に名前を教えますのでお茶会にでも誘ってくださいな!
 芋羊羹を用意して待ってます!
 呼び方はですね~、語感が気に入ったので
謎の神、スライム君とでも読んでください!」
 「芋羊羹を用意して待つと逆に誘われちゃったよ!謎の神って何だ!スライム君だけでいいだろ!」
 「正体不明属性で魅力アップですよ?ミステリアスな女子ってモテると思いませんか?」
 「何考えてるか分からない!この子、不気味! レベルまでいくと逆効果だぞ!まぁいいや。スライムって念話が標準装備なのか?」
 「多分オプションだと思いますよ?
どうして念話ができるかって言うと
なんせ、スライム君ですからね!微乳の女神が憑いてますからね!
 念話とついでに読心術は神などの上位者の特権ですよ!」
 「その上位者とやらはこんなところで油をうっていて大丈夫か?」
 「All right! No problem!」
 「「HAHAHAHAHA!  」」

 神だから、俺に対して行った橋渡し的な役割も、お遊び遠隔操作しながら全う出来るのかな?

 「大丈夫ですか、問題ないですか、そうですか。ちなみにスライム君を眷属にした理由はなんぞや?」
 「いやぁ大したチートを授けなかったので、どうやって安倍さんが異世界をすごすのかなぁと思いまして。
ちょっと優れたただの凡人と成り、果てるのか!それとも序盤で燃え尽きるのか!いずれにせよ、スライム君がサポートしてあげましょう!」
 「どっちにしろ死んでんじゃねぇか!即死を促進サポートするなよ!絶対に!
 もし死んだら供養しろよ!一週間に一度くらいは薄い本を供えてくれい!」
 「どきっ!微乳が美しい女神様コレクション!なんてどうでしょう?」
 「何それ欲しい!今から死ぬのも悪くないね!
…まぁくたばった時に頼みまっせ!
 それはそうと、今現在夕方から夜に移行中なのよねん。
 夜の供えをしなければ!夜になったら野獣共が活性化するだろうからな。(意味深) 
 夜の休憩所を確保しなければいけない!」
 「地面に穴掘って一夜を過ごします?」
 「どこぞのボックス型ゲームの緊急避難法じゃねぇーか!出来ればベッドの上で寝たいね!あわよくばおふとーん!
…周りが草原だから詰んでるだよぉ!
どうすりゃいいんだよぉぉ!」
 ん?寝床ならすでにあるじゃないか?

 「ちょっとその辺で待っててくれ」
 「な、何を企んでるんですかね?」
お楽しみのアレだ。ゼツボウしてもらおう。
 「あ、アレって何なんですかね?もしかしてアレですかっ!」
 「そうだ。君の瞳に乾杯。」
助走を終え、スライム君を踏み台にした。
 「私だけ置き去りにして、自分だけ
木の枝に逃れるですか!」
 俺は再びスライム君を踏み台にした
 
 んわぁぅぁぁん!きもちいぃ!
心の中の少し危険な走り屋が峠を高速で駆け抜けている!
そう、ただ単にスライムトランポリンがやりたかっただけである!
 満足すると地に再び落ちていった。
ふぅ…締め着地の衝撃まで美味しいぜ。
 「はぁはぁ…満足しましたか?
スライム君までオモチャにするとは!…少し屈辱的です!…ふぅ。」
 「では落ち着いたところで」
スライム君をむんずと鷲掴みにし、構えた。

 カウボーイの投げ縄の要領で、一番最初に落ちてきた木に向けてスライム君を引っ掛けようじゃないか!
 スライム君は遠心力に従って、だんだん伸びていく!ほどよく伸びきったところで放り投げる!
 木の太い枝の根元に引っかかった!
 「よし、そのまま木のを咥えているんだ!」
 「こ、こうでしゅかー?」
なぜか舌足らずなあざとい話し方になっているが気にしない!
 ぐいっと
(手に)力を入れなおし、
(足を木の幹に向けて)
突き出していく!
(木の幹を登りきり)
力を抜くと、微乳様スライム君
気絶し物理的に伸びていた!
 「どうだった?」
「刺激的な初体験でしたよ…」

 こうして、微乳様スライム君との、初めてに溢れる、初めての長い夜が始まるのであった…
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