何という儚い恋

シュガー

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気付かぬ視線

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「また来たよ。あいつ。」
「あんなダッサイ格好して、ウケるんだけど。」
「うわぁ。」
あははと小刻みに肩を震わせながら笑う時真蒼依の群れ。
時真蒼依も入れて、長野春佳(おさの はるか)、板出もも(いただし もも)、栗山美愛(くりやま みあ)の群れだ。
そのグループが、私を中心的にいじめる。
あのグループが、私に嫉妬した性でこの『紗那いじめ』が始まった。
全部、そう、全部あいつらの性で始まったのだ。
私とちょっと仲の良かった里原乃空(さとはら のあ)なんて、一瞬で私を見捨てた。
軽い気持ちで、私に近づいてきたのだろう。
まぁ、そんな感じの雰囲気はしたものだ。
もうちょっとしたら私。里原乃空のことを傷つけてたかもしれない。
何ていう、冗談を考えながら、今日一日どうやり過ごすか考えていた。
私の愚痴なんて、両手に溢れるほどの言葉が浮かんでくる。
『媚び売り女』『ビッチ』『ヤリマン』『淫乱』とか、散々言われた。
私は、彼氏とか作ったことないし。
そんな水商売とかもしたこともない。
なのに、なんでそんなことを言う根拠があるのか。
私のことを何も知らないくせに、そんなことを言うなんて、理不尽だ。
私の出会った女は、全員揃って理不尽だ。
見た目で決めつけて、あれはこうだ!これはああだ!って言って、変なあだ名を付けられたりした。
そういう女を何度も見てきた。
中学二年の時に私の感情が開花した。
ああいう女はこの世に要らない。
と、感じたのだった。
そして、『殺したい。』『二度と使えないようにしたい。』『グチャグチャにしたい。』という感情が生まれ始めた。
それから、私はよく死体を見かけるようになった。
例えば、猫の死体。鳥の死体。目を凝らせばネズミの死体何かも見た。
好奇心で山奥に行ったが、人の死体とかもあった。
その死体を鳥達が捕食していた。
あの姿を見た瞬間普通の人なら吐き気や恐怖を感じると思うが、むしろ、私は興奮した。
その光景を鮮明に覚えている。
あの、鳥達が鳴きながら人肉を食べている姿を。
私はその死体が骨になるまで、ずっと鳥達が捕食している所を鑑賞していた。
それが、私の快感だった。
それで、鳥達が肉を食いつくし、飛び去った所で私はその死体を連写して撮った。
これはもう……私の宝物。
今でも、残ってる。
こんなのあいつらに見せたら、どんな顔をするんだろう。
反応を考えてるだけで、ニヤニヤが止まらない。
どうしよう、興奮する。
この感情を隠さなければならない。
でも、どうしても隠しきれなくって、口が勝手に動いちゃって。
仕方が無かった。
でも、まだ気付かれてないみたいだ。
その方が好都合だ。

でも、私は知らなかった。
誰かに見られていたことを。
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