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第三十七話
成人している者はワインを頼み。
それ以外の者にはフルーツジュースが配膳され席を囲っていた。
「それではクロードの爵位授与を記念して乾杯」
父様の乾杯の音頭でグラスを奉げグラスに口をつける。
爽やかな柑橘系の味が広がる。
喉を潤した後は料理に手をつける。
姉様が推すだけあって洗練されていてとても美味しい。
食事は賑やかな雰囲気で進み気が付けば皿が空になっていた。
レストランを後にして今後の予定を話し合う。
「クロードはどこか行ってみたい所はある?」
「本屋さんに行ってみたいです」
「それならこっちだよ」
ファールハイト兄様を先頭に街を歩いていく。
ファールハイト兄様は中央通りを外れ、少し路地に入った古びた外見の店に案内してくれた。
「蔵書だけなら違う店もあるんだけどクロードが求める本だとここの方がいいかと思ってね」
店の中に入ると古びた本の発する独特の匂いがする。
「いらっしゃい。どんな本をお探しですか?」
店員の老人が話しかけてくる。
「魔法の本とかはありますか?」
「それならこっちの方だよ」
老人に案内されて店の奥へと移動する。
背表紙を眺め本のタイトルと著者名確認していく。
著者名に引っ掛かりを覚えて一冊の本を手に取る。
どこかで見たことがある。
どこだったかと記憶を探る。
しばし考えて姉様と勉強した魔法歴史学で見たのだと思い出す。
愚者の賢者イザヤ。
魔法の腕は一流だったが古代魔法に傾倒し、常人では理解できない研究を続けたという。
本を開き目を通す。
一目見ただけで高度な魔法陣が描かれており解説が書かれているが全てを理解することはできない。
他のページも見てみるが理解はできないが上級魔法の先に繋がる可能性を感じとる。
「父様。この本が欲しいのですが・・・」
「構わんよ」
父様が支払いを済ませてくれてホクホク顔で本をアイテムボックスにしまう。
本屋を後にした後は姉様達の服選びやクラウス兄様の武具探しに付き合って時間が過ぎてゆく。
兄様達は寮の門限があるとのことで途中でわかれて宿屋に戻った。
ネツァルさんも出かけていたようで夕食の席で合流する。
「さすがは王都と言うべきか貴重な素材が沢山手に入りましたよ」
とのことだった。
夕食が終わり今日手に入れた本を理解する為に、足りていないであろう知識を学ぶために教材とにらめっこしていた。
今やっているのは多重魔法陣だ。
一つの魔法陣では不可能な魔法を複数の魔法陣を重ねることで理論的には無限の可能性を追い求めるものだ。
厄介な所はうまく重ねなければ魔法陣と魔法陣が干渉を起こして事故に繋がることだ。
何とか完成させたときには夜も遅くなっていた。
このままではまた母様に怒られると思い眠りにつくのであった。
それ以外の者にはフルーツジュースが配膳され席を囲っていた。
「それではクロードの爵位授与を記念して乾杯」
父様の乾杯の音頭でグラスを奉げグラスに口をつける。
爽やかな柑橘系の味が広がる。
喉を潤した後は料理に手をつける。
姉様が推すだけあって洗練されていてとても美味しい。
食事は賑やかな雰囲気で進み気が付けば皿が空になっていた。
レストランを後にして今後の予定を話し合う。
「クロードはどこか行ってみたい所はある?」
「本屋さんに行ってみたいです」
「それならこっちだよ」
ファールハイト兄様を先頭に街を歩いていく。
ファールハイト兄様は中央通りを外れ、少し路地に入った古びた外見の店に案内してくれた。
「蔵書だけなら違う店もあるんだけどクロードが求める本だとここの方がいいかと思ってね」
店の中に入ると古びた本の発する独特の匂いがする。
「いらっしゃい。どんな本をお探しですか?」
店員の老人が話しかけてくる。
「魔法の本とかはありますか?」
「それならこっちの方だよ」
老人に案内されて店の奥へと移動する。
背表紙を眺め本のタイトルと著者名確認していく。
著者名に引っ掛かりを覚えて一冊の本を手に取る。
どこかで見たことがある。
どこだったかと記憶を探る。
しばし考えて姉様と勉強した魔法歴史学で見たのだと思い出す。
愚者の賢者イザヤ。
魔法の腕は一流だったが古代魔法に傾倒し、常人では理解できない研究を続けたという。
本を開き目を通す。
一目見ただけで高度な魔法陣が描かれており解説が書かれているが全てを理解することはできない。
他のページも見てみるが理解はできないが上級魔法の先に繋がる可能性を感じとる。
「父様。この本が欲しいのですが・・・」
「構わんよ」
父様が支払いを済ませてくれてホクホク顔で本をアイテムボックスにしまう。
本屋を後にした後は姉様達の服選びやクラウス兄様の武具探しに付き合って時間が過ぎてゆく。
兄様達は寮の門限があるとのことで途中でわかれて宿屋に戻った。
ネツァルさんも出かけていたようで夕食の席で合流する。
「さすがは王都と言うべきか貴重な素材が沢山手に入りましたよ」
とのことだった。
夕食が終わり今日手に入れた本を理解する為に、足りていないであろう知識を学ぶために教材とにらめっこしていた。
今やっているのは多重魔法陣だ。
一つの魔法陣では不可能な魔法を複数の魔法陣を重ねることで理論的には無限の可能性を追い求めるものだ。
厄介な所はうまく重ねなければ魔法陣と魔法陣が干渉を起こして事故に繋がることだ。
何とか完成させたときには夜も遅くなっていた。
このままではまた母様に怒られると思い眠りにつくのであった。
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