独身貴族の異世界転生~ゲームの能力を引き継いで俺TUEEEチート生活

髙龍

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第四十五話

十分に休息をとったクロードは再びダンジョンの封鎖を一人で受け持っていた。

カリオン達も頑張っているが寡兵で封鎖するには元々無理があったのだ。

今は魔力を温存して剣で次々とオークを斬り捨てていた。



ダンジョンの監視部隊は救援にきてくれた騎士団の実力はもちろんのこと単独で封鎖し続けているクロードの強さに畏敬の念を抱いていた。

そこにファールハイトに送り出されたプロミネンス騎士団の本隊が合流する。

バンネル団長は休憩しているカリオンを見つけ話しかける。

「カリオン。状況は?」

「現在はクロード様が単独でダンジョンの封鎖を行っています」

「クロード様の強さはわかっているが、指揮官が単独で体を張っているのはよいことじゃないな。シュウネン。お前の部隊で封鎖を引き継げ」

「はっ」

シュウネン隊長は自分の部隊を引き連れ去っていく。

「討伐の状況はどうなっていますか?」

「派兵された各諸侯軍が包囲網を構築して掃討戦に入っている。ダンジョンの封鎖をしてくれたおかげでそう時間がかからずに討伐しきることが出来るだろう」

シュウネンの部隊と交代してきたクロードが戻ってくる。

「バンネル団長。来てくれて助かりました」

「いえ。ご無事で何よりです」

「兄様は何か言っていましたか?」

「クロード様に合流してダンジョンを封鎖せよと言われております」

「封鎖しても原因を調査しなければ解決にはならないですよね?」

「クロード様。僭越ですがこれ以上、功績をあげるのはお控えなさった方がよろしいかと」

「理由を聞いてもいいかい?」

「プロミネンス家は今回事態の収拾を図る為に全体としてはかなりの功績をあげています。これ自体は称賛されるべきことですが貴族の中にはこれを面白く思わない輩もいるのです」

「何事もバランスが大事ということかな?」

「そういうことです」

「わかった。バンネル団長がいれば問題はないだろうし僕は休ませてもらおうかな」

「ごゆっくりお休みください」



掃討戦は問題なく進み諸侯軍はダンジョンの前に集結が完了していた。

ファールハイトは今後の予定を話すために指揮官を集めていた。

「お集まりいただきありがとうございます。若輩者ではありますが代表して今後の予定を説明させていただきます」

「貴殿の指揮は見事であった。若輩者と侮る気はない」

「現在はダンジョンの封鎖を行っていますが攻略は王宮騎士団にお任せしようと考えております」

「なるほど。大軍を送り込んでもその数を生かしにくいダンジョンでは精鋭を当てるべきだと」

「そうなると我々は手すきになるな」

「軍は動かしているだけでもお金がかかりますし領地を長く留守にしているのも問題ですので皆様にはお帰りいただこうと考えております」

ダンジョン攻略に参加して功績をあげたいと考えている者もいたが王宮騎士団の団長を前にしてそれを言う勇気のある者はいなかった。

「了解した。それでは我々は撤収準備に入らせてもらう」

ダンジョン攻略前にこうして諸侯軍は役目を果たし解散することになった。
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