独身貴族の異世界転生~ゲームの能力を引き継いで俺TUEEEチート生活

髙龍

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第百話

森の中にはショートボア以外にも魔物が大量に発生していた。

開拓村の安全を図る為に出会った魔物を手当たり次第に討伐していく。

「ここが例外なのかもしれないけどこれは戻ったら父様に対策をしてもらわないとね」

目的のタイラントボアを求めて森の奥に向かって足を踏み入れる。



携行食のバーを食べて休憩してさらに探索を続ける。

かなり奥の方まで入ってきたがタイラントボアは見つからない。

「う~ん。予想ではこの辺りにいると思ったんだけど違ったのかな」

しかしここでずっと山だと思っていたものが動き出す。

「もしかしてあれかな?」

木々の間を抜けて動いた山に向かっていく。

それは超巨大な猪だった。

手下であるショートボアを狩られたことで腹が立っているのかこちらを認識したタイラントボアは木々をなぎ倒しながらこちらに突進してくる。

これ以上、森を破壊させて生態系が狂っても困るので正面から受け止める。

突進の勢いに押されて数歩分下がったがステータスにものを言わせてきっちり受け止めきる。

受け止めたタイラントボアを元いた場所に投げ飛ばして剣を構えつつ牽制の為に多重詠唱でエアカッターを放つ。

タイラントボアは巨体に似合ったタフさで堪えた様子もない。

「フィールドボスだけあって強いけど僕の敵ではないかな」

武器をクイックで槍に持ち替え全力で突進して突き刺す。

勢いに押されて突っ込んできていたタイラントボアは後ろに吹き飛ばされる。

さらに武器をクイックで刀に持ち替え連撃を繰り出す。

タイラントボアがブモォォと声をあげる。

声に応えるようにショートボアが集まってくる。

「はぁ。横槍を入れられるのもめんどうだな」

多重詠唱でエアカッターを放ち集まってくるショートボアを現れるたびに狩っていく。

タイラントボアがその場で飛びあがり落ちることで物凄い衝撃を起こすが転移魔法で空中に避け硬直しているタイラントボアの後ろから武技神閃を放つ。

大技を放ったことでこちらも硬直してしまうが巨体が災いしてタイラントボアがこちらを向く頃には硬直がとけ再び転移魔法で後ろをとり武技神閃をおみまいする。

何度もこれを繰り返すとタイラントボアの体力を削りきることに成功して山のような体を横倒しにして魔石とドロップ品を残して霧となり消えていった。

目的のタイラントボアを倒したクロードは念の為に森中をまわり開拓村の安全をはかり十分だと判断して開拓村に戻ってきた。

村長のカイエンをはじめ多くの村人に迎え入れられる。

「タイラントボアは討伐しましたし周囲の魔物も狩っておきましたのでこれで安全のはずです」

「感謝いたします。これで魔物に恐れず開拓を続けることができます」

村人達に見送られ屋敷まで転移するクロードであった。
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