独身貴族の異世界転生~ゲームの能力を引き継いで俺TUEEEチート生活

髙龍

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第二百三十六話

目的の森に到着したクロードは指定されているグリズリーベアやウルフの群れなど初等部の生徒では対応の難しい魔物の討伐を行っていた。

残すべき魔物も襲ってくるがそれらは狩らないようにしつつ探索を続けていく。

狩り漏らしがないか数日かけて慎重に確かめてからクロードは学園に戻った。

学園に戻ったクロードは職員室に向かいレイシャ先生を訪ねる。

「失礼します。レイシャ先生。頼まれていた間引きが終わりました」

「ありがとう。助かったわ」

「自然発生する可能性はありますがその辺は大丈夫なんですか?」

駆除した魔物が自然派生する可能性はあるがクロードは完璧に仕事をこなした自負がある。

「そのために上級生が引率するのよ。対応できないときは教員が助けに入るけどね」

「緊急事態を知らせる魔道具なんてものもありましたね」

「そういうこと。クロード君には教員と一緒に待機してもらう予定だけどね」

クロードは豊富な実戦経験があり演習に参加する意味合いは低い。

「わかりました。そろそろ僕は失礼しますね」

「えぇ。残り少ないけど休暇を楽しんで頂戴」



職員室を辞したクロードは久しぶりに古書店を訪ねることにした。

「お久しぶりです」

「久しいな。お主が好みそうな本は仕入れてあるぞ」

「ありがとうございます」

店主の言葉通り本の背表紙を見れば興味のそそる本が何冊も見つかる。

それらの本を抜き出しカウンターの上にどんどん乗せていく。

「相変わらず豪快な買い方じゃな。おかげで昔は仕入れたい本があっても支払いが出来ずに困っていたが今はその心配がなくて助かっておるよ」

「僕も欲しい本を取り寄せてくれて助かっていますから」

本の代金を支払い本をアイテムボックスにしまいこむ。



古書店を後にしたクロードはたまには外で食事をするのもいいだろうと露店を巡る。

気になった物を少しずつ買って食べ歩く。

貴族としてははしたない行為だと言われるかもしれないがクロードは気にしない。

一つの露店に行列が出来ていて気になってクロードも並ぶ。

列が進みクロードの番になると働いているのは子供だとわかる。

子供の中の一人は見知っており声をかける。

「レックじゃないか」

「お。クロードの兄ちゃんだ。並んでたってことは買ってくれるんだね。ありがとう」

代金を支払い商品を受け取る。

レック達が売っていたのは水団だった。

様々な野菜に小麦で作った団子が浮いている。

商売の邪魔にならないように移動して食べてお椀とフォークを返却する。

「美味しかったよ」

「いつもこの場所で出店してるから気が向いたらまた来てよね」

満腹になったクロードは寮へと戻るのだった。
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