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第三百八十五話
外務大臣であるマスハスは人員の洗い出しと同時に他国の情報を仕入れるべく人員を各国に手配していた。
大量の書類の処理していると北方を担当する官吏が駆け込んでくる。
「マスハス様。最重要書類が届きました」
外務省の最重要書類は他国の変事を知らせる重要な書類だ。
担当官から書類をひったくり中を確認する。
「これは・・・」
「どうなさったのですか?」
「北方の大国であるシンラ帝国の軍に動きがあるらしい」
「現在は魔物の動きが活発になっておりますしその為では?」
「国内の平定の為とは思えないほどの物資の蓄積に軍の招集がかかっているらしい」
「それはシンラ帝国が侵攻を企んでいるということですか?」
「とにかく情報を集めてくれ。私は陛下に話をしてくる」
「かしこまりました」
マスハスは書類を手に持ったまま国王陛下の執務室に向かった。
「マスハスか。お主が慌てているとは珍しいな」
「北方で変事です。シンラ帝国が動き出すようです」
「あの国は野心的だったな。魔物の動きが活発になっているから大人しくしてくれるかと思ったが逆手にとってきたか」
「とにかく情報を集めるように指示は出しておりますがこちらも手を打つべきかと」
「わかっておる。王宮騎士団をいつでも出せるように手配しておく」
ゲルマン王国とシンラ帝国の間にはいくつもの国があるが軍事的に優れた国は少なく魔物の排除に苦労している国ばかりだ。
魔物の駆除だけでも手こずっているというのにシンラ帝国から攻め込まれればなす術もないだろう。
シンラ帝国に支配されるのをよしとしない国々は自然とゲルマン王国に支援を求めることとなり直接国土が接する事態を避けるべくゲルマン王国は支援をすることとなる。
王宮騎士団は勿論のこと多くの歩兵部隊を送り込み拮抗状態を作り出すことに成功する。
軍務大臣のルーシェンと国王陛下であるポセイドスはある人物の到着を待っていた。
「お呼びとのことですが何かありましたか?」
「クロード。よく来てくれた」
「クロード卿。北方のお話はご存じですね?」
「シンラ帝国が我が国の北方の国々に侵略を企んでいるとか」
「現在は我が国の兵力をつぎ込むことで拮抗状態を保っておる。そこにダメ押しとしてそなたに竜騎士団を率いて向かってもらいたい」
「よろしいのですか?」
ポセイドスとて悩まなかったわけではないのだ。
ここでクロードと竜騎士団まで派遣すれば国内の戦力が薄くなりすぎる。
しかし、この状態を長く続けるよりは短期間で事態を解決する方がよいと判断したのだ。
「国内の問題もある。そなたを派遣することで短期間で事態が解決することを期待する」
王命である以上はクロードに否はない。
「心得ました。出来る限りのことをして参ります」
こうしてクロードと竜騎士団の出陣が決まったのである。
大量の書類の処理していると北方を担当する官吏が駆け込んでくる。
「マスハス様。最重要書類が届きました」
外務省の最重要書類は他国の変事を知らせる重要な書類だ。
担当官から書類をひったくり中を確認する。
「これは・・・」
「どうなさったのですか?」
「北方の大国であるシンラ帝国の軍に動きがあるらしい」
「現在は魔物の動きが活発になっておりますしその為では?」
「国内の平定の為とは思えないほどの物資の蓄積に軍の招集がかかっているらしい」
「それはシンラ帝国が侵攻を企んでいるということですか?」
「とにかく情報を集めてくれ。私は陛下に話をしてくる」
「かしこまりました」
マスハスは書類を手に持ったまま国王陛下の執務室に向かった。
「マスハスか。お主が慌てているとは珍しいな」
「北方で変事です。シンラ帝国が動き出すようです」
「あの国は野心的だったな。魔物の動きが活発になっているから大人しくしてくれるかと思ったが逆手にとってきたか」
「とにかく情報を集めるように指示は出しておりますがこちらも手を打つべきかと」
「わかっておる。王宮騎士団をいつでも出せるように手配しておく」
ゲルマン王国とシンラ帝国の間にはいくつもの国があるが軍事的に優れた国は少なく魔物の排除に苦労している国ばかりだ。
魔物の駆除だけでも手こずっているというのにシンラ帝国から攻め込まれればなす術もないだろう。
シンラ帝国に支配されるのをよしとしない国々は自然とゲルマン王国に支援を求めることとなり直接国土が接する事態を避けるべくゲルマン王国は支援をすることとなる。
王宮騎士団は勿論のこと多くの歩兵部隊を送り込み拮抗状態を作り出すことに成功する。
軍務大臣のルーシェンと国王陛下であるポセイドスはある人物の到着を待っていた。
「お呼びとのことですが何かありましたか?」
「クロード。よく来てくれた」
「クロード卿。北方のお話はご存じですね?」
「シンラ帝国が我が国の北方の国々に侵略を企んでいるとか」
「現在は我が国の兵力をつぎ込むことで拮抗状態を保っておる。そこにダメ押しとしてそなたに竜騎士団を率いて向かってもらいたい」
「よろしいのですか?」
ポセイドスとて悩まなかったわけではないのだ。
ここでクロードと竜騎士団まで派遣すれば国内の戦力が薄くなりすぎる。
しかし、この状態を長く続けるよりは短期間で事態を解決する方がよいと判断したのだ。
「国内の問題もある。そなたを派遣することで短期間で事態が解決することを期待する」
王命である以上はクロードに否はない。
「心得ました。出来る限りのことをして参ります」
こうしてクロードと竜騎士団の出陣が決まったのである。
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