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第四百十四話
ドラゴニアの王宮に着くとクロードはすぐに謁見の間に通された。
謁見の間には見慣れた人物もいる。
クロードは目礼してフォーネスト団長の横に並ぶ。
それを確認したアンジェリカ女王陛下が口を開く。
「此度は我が国の危機を救っていただき、ありがとうございました。ゲルマン王国の方々には最大の感謝を申し上げます」
「我々は命令に従っただけでございます。同盟国の危機とあらば何を置いても駆けつける所存です」
「思えば同盟を結んでから様々な技術が流入し我が国は過去に見ないほど繁栄しております。その結果、ジュネシス王国からの進軍を受けたのは皮肉なことではありますが、危機はさりました。我々は感謝の気持ちとして特級勲章である竜徽章をお送りいたします」
その言葉を受けて広場中から歓声があがる。
アンジェリカ女王陛下の横から木箱を持った官僚が出てきてその木箱を差し出す。
アンジェリカ女王陛下は木箱から徽章を取り出しクロードとフォーネスト団長の元までやってくると自らつけてくれる。
「これからも両国のために尽くさせていただきます」
フォーネスト団長はそういって頭を下げる。
クロードもそれに続き発言する。
「ありがたき幸せでございます。両国のためにこれからもこの身の許す限り尽くさせていただきます」
「お二方の活躍に期待しております」
そういってアンジェリカ女王陛下は戻っていった。
クロード達は知らないことであるが竜徽章はドラゴニア王国では特別な意味を持っている。
竜騎士の中でも特に功績を称えられた者しか授与されず、この徽章を持つ者は王と同等の発言力を持つ。
そんな徽章が同盟国の二人に送られた。
ドラゴニア王国の者達が受けた衝撃は大きかったのである。
何も知らされていなかった臣下達はやりすぎではと直訴したがアンジェリカ女王陛下はそれらを黙殺した。
「クロード卿。我々は残ってドラゴニアの支援を続けますがお戻りください」
「よろしいのですか?」
「クロード卿は学生ですからね。そろそろ定期試験の時期でもありますし、最大戦力であるクロード卿を長く国外に留めておくのも問題ですから」
「わかりました。フォーネスト団長。心苦しくはありますが、後はお任せします」
そういってクロードは転移魔法でゲルマン王国の王都に飛んだ。
帰国したクロードは報告の必要があるだろうと王宮へとやってくる。
クロードはすんなりと国王陛下であるポセイドスの執務室に通されていた。
「ただいま戻りました」
「ご苦労だった」
「この徽章はお返ししたほうがよろしいでしょうか?」
クロードは王家の家紋の入った徽章を指さす。
「いや、お主が持ったままで構わんだろう。今後も何かあれば色々動いてもらうことになるだろうしな」
クロードは国王陛下であるポセイドスにドラゴニア王国であったことを報告していく。
ポセイドスは黙ってそれを聞いていたが謝ってくる。
「必要であったことは事実であるがすまなかった」
「いえ、僕自身が決めてやったことです」
「そうは言うがな、子供に人殺しをさせる。そんな国王にはなりたくなかったのだ」
必要が命じる。
しかし、まともな大人がすることではない。
これからも必要があればクロードに人殺しを命じることだろう。
使いどころを間違えないようにしようとポセイドスは改めて誓うのだった。
謁見の間には見慣れた人物もいる。
クロードは目礼してフォーネスト団長の横に並ぶ。
それを確認したアンジェリカ女王陛下が口を開く。
「此度は我が国の危機を救っていただき、ありがとうございました。ゲルマン王国の方々には最大の感謝を申し上げます」
「我々は命令に従っただけでございます。同盟国の危機とあらば何を置いても駆けつける所存です」
「思えば同盟を結んでから様々な技術が流入し我が国は過去に見ないほど繁栄しております。その結果、ジュネシス王国からの進軍を受けたのは皮肉なことではありますが、危機はさりました。我々は感謝の気持ちとして特級勲章である竜徽章をお送りいたします」
その言葉を受けて広場中から歓声があがる。
アンジェリカ女王陛下の横から木箱を持った官僚が出てきてその木箱を差し出す。
アンジェリカ女王陛下は木箱から徽章を取り出しクロードとフォーネスト団長の元までやってくると自らつけてくれる。
「これからも両国のために尽くさせていただきます」
フォーネスト団長はそういって頭を下げる。
クロードもそれに続き発言する。
「ありがたき幸せでございます。両国のためにこれからもこの身の許す限り尽くさせていただきます」
「お二方の活躍に期待しております」
そういってアンジェリカ女王陛下は戻っていった。
クロード達は知らないことであるが竜徽章はドラゴニア王国では特別な意味を持っている。
竜騎士の中でも特に功績を称えられた者しか授与されず、この徽章を持つ者は王と同等の発言力を持つ。
そんな徽章が同盟国の二人に送られた。
ドラゴニア王国の者達が受けた衝撃は大きかったのである。
何も知らされていなかった臣下達はやりすぎではと直訴したがアンジェリカ女王陛下はそれらを黙殺した。
「クロード卿。我々は残ってドラゴニアの支援を続けますがお戻りください」
「よろしいのですか?」
「クロード卿は学生ですからね。そろそろ定期試験の時期でもありますし、最大戦力であるクロード卿を長く国外に留めておくのも問題ですから」
「わかりました。フォーネスト団長。心苦しくはありますが、後はお任せします」
そういってクロードは転移魔法でゲルマン王国の王都に飛んだ。
帰国したクロードは報告の必要があるだろうと王宮へとやってくる。
クロードはすんなりと国王陛下であるポセイドスの執務室に通されていた。
「ただいま戻りました」
「ご苦労だった」
「この徽章はお返ししたほうがよろしいでしょうか?」
クロードは王家の家紋の入った徽章を指さす。
「いや、お主が持ったままで構わんだろう。今後も何かあれば色々動いてもらうことになるだろうしな」
クロードは国王陛下であるポセイドスにドラゴニア王国であったことを報告していく。
ポセイドスは黙ってそれを聞いていたが謝ってくる。
「必要であったことは事実であるがすまなかった」
「いえ、僕自身が決めてやったことです」
「そうは言うがな、子供に人殺しをさせる。そんな国王にはなりたくなかったのだ」
必要が命じる。
しかし、まともな大人がすることではない。
これからも必要があればクロードに人殺しを命じることだろう。
使いどころを間違えないようにしようとポセイドスは改めて誓うのだった。
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