独身貴族の異世界転生~ゲームの能力を引き継いで俺TUEEEチート生活

髙龍

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第四百二十一話

定期試験も無事終わり長期休暇となったクロードとエリーゼは馬車の人となっていた。

目指すのはプロミネンス侯爵領である。

馬車は転移門を通り抜けつつ順調に道を進んでいく。

「それにしても転移門が設置されてから遠方の移動も楽になったわね」

転移門が設置されてからゲルマン王国の物流は活性化し良い影響を及ぼしていた。

転移魔法を使えば移動はすぐではあるが旅の風情を味わいたいとエリーゼに言われそれを承諾した形である。

問題が起きることなく馬車はプロミネンス侯爵領の屋敷に無事到着するのだった。

クロードとエリーゼが馬車を降りるとそこにはプロミネンス侯爵家の全員が揃っていた。

父様であるファイネルと母様のリーシアは勿論のこと。

ファールハイト兄様にクラウス兄様。

アリシア姉様にアイリス姉様もいる。

「皆さん。揃ってどうしたんですか?」

母様のリーシアが代表して口を開く。

「クロードがエリーゼ様と婚約したと聞いて、皆集まったのよ」

「わざわざありがとうございます」

それぞれ忙しいだろうに気を使わせてしまったようだ。

「何にせよ。よく来たね。屋敷の中に入ろう」

そういって全員で屋敷の食堂に移動する。

そこには料理長が腕を振るったのだろう美味しそうな料理の数々が並んでいた。

「お腹が空いているだろうと思って料理を用意しといた」

「わぁ~。私、このお屋敷の料理大好きなんです」

会話は一旦終わりということで皆で料理を楽しむ。

「料理長。また腕をあげましたね」

「そうだろう。クロードが頑張っているのは聞こえてきていたからな。負けてられないと張りきっていたよ」

料理も食べ終わり居間に移動して食後のお茶を楽しむ。

そこで皆の近況報告を聞く。

「ニーパス領の方は順調そのものだね。グローリアでは雇っている採掘チームが少量ではあるけれどアダマンタイト鉱石を持ち帰ってくるようになったかな」

「アダマンタイト鉱石を持ち帰ってくれるのはありがたいですが安全対策はどうなっていますか?」

「気になって問い合わせたけどそちらの方は問題ないかな」

「そうですか」

アダマンタイト鉱石を排出する5層に出るワーカーアントはかなり強いのだが安全対策を十分に取っているのなら問題ないだろう。

「次は俺だな。騎士団での訓練は厳しいが日々充実した日々を送っている」

「このままいけば騎士爵を授けられるかもしれないな」

騎士団に所属するものは一代限りではあるが騎士爵を授けられるのが慣例だ。

普通は騎士団に何年も勤め上げることが求められるが所属して1年でその話が出るというのはかなり早い。

「クラウス兄様。おめでとうございます」

「まだ、授けられると決まったわけではないさ」

そう謙遜するがどこか誇らしそうだった。
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