独身貴族の異世界転生~ゲームの能力を引き継いで俺TUEEEチート生活

髙龍

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第四百三十話

子供達への指導は順調に進み昼食の時間となる。

シスターさん達はコンロ型の魔道具を庭に設置してそれを見つけた子供達は駆け寄っていく。

「今日はクロード様が新鮮なお肉と魚介類をくれたのでバーベキューですよ」

「お肉だ。お肉」

「魚介類って美味しいのかな?」

子供達は待ちきれないというようにテンションが上がっているようだ。

「ちゃんとお野菜も食べるんですよ」

「は~い」

バーベキューの準備はあっという間に終わり辺りには肉や魚介類が焼けるいい匂いが漂っている。

子供達は焼きあがった肉や魚介類を我先にと食べていく。

焼く方が間に合っていない感じなのでクロードはアイテムボックスから魔道具を追加で出して焼く手伝いをする。

「クロード様。すみません」

シスターさん達は申し訳なさそうに謝ってくるがクロードは笑顔で応える。

「いえいえ。お気になさらずに」

「クロード全然食べてないでしょ?私も手伝うわ」

「エリーゼ。ありがとうございます」

普段はあまり料理をしないエリーゼだが焼くだけなら安心だ。

子供達に食べさせるのを優先させつつ交代で料理に手をつけるのだった。



わいわいとした楽しい時間はあっという間に過ぎ食後の紅茶を楽しんでいると大怪我をした冒険者が運びこまれてくる。

クロードは怪我の程度から心配して処置室に向かうと司祭様が診察をしているところだった。

「内臓をやられていますね。すみませんが私の腕ではどうにもなりません」

「司祭様。諦めないでください。ここで無理ならこいつは助かりません」

クロードは声をかける。

「司祭様。僕がみましょう」

「クロード様。お願いします」

大怪我をした冒険者はこうしている間も出血が続き確実に死に向かっている。

「まずは内臓を治しましょう。ハイヒール」

クロードは声に出すことにより患者である冒険者を安心させる。

「これで内臓は治りました。他の箇所も治りますよ。安心してください」

クロードは次々に傷を治していき治療を完了させる。

「後は失った血液をなんとかしないといけませんね」

クロードはアイテムボックスから造血剤を取り出して冒険者に渡す。

「これを飲んでください」

「わかりました」

冒険者はここまでの治療でクロードのことを信頼しており疑うことなく造血剤を飲み干す。

「これで治療は完了です。失った血はすぐには戻りませんから1日1回この薬を飲んで安静にしていてください」

「ありがとうございます」

「さて、それではそちらの方の治療もしてしまいましょうか」

クロードは付き添っていた冒険者を問答無用で捕まえて治療を受けさせるのだった。
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