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第四百五十五話
「ふぅ・・・。怖い怖い。人がこれ程の攻撃力を発揮するとはね」
途中で止められ全力とは言わないもののかなりの威力を秘めた斬撃を防がれクロードは距離を取る。
「お前は・・・。ロキ」
「ご機嫌好う。少年と会うのはこれが二度目だね」
「何の目的で現れたのかは聞くまでもないか」
「親父殿。何故・・・?」
「何故か。こんな愚息でも親が子を守るのは自然なことだからね」
クロードもブリュンヒルトも圧倒的な存在感を放つロキの登場で動けずにいる。
仮にロキと本格的な戦闘をはじめれば先ほどのヨルムンガンドとの戦闘とは比べ物にならないぐらい周囲に被害が出るはずだ。
「愚息の暴走とは言え、迷惑をかけたね。見逃してもらう代わりとはいってはなんだが、今後この国には手を出さないことを約束しよう」
「それを信じろと?」
「信じる。信じないは君達の自由さ。それに何か手出ししても少年に拒まれそうだからね」
クロードが本気を出せばロキと渡り合うことは可能だろう。
しかし、その結果は王都近辺の壊滅的な被害になる可能性が高い。
王国に所属する貴族としてそれだけは避けなければならなかった。
「わかりました。これで手打ちということですね」
「ロキの口車に乗るというのですか?」
ブリュンヒルトからすれば魔界から出てきているロキを討伐するチャンスに見えているのだろう。
「少年は大局が見えているね。その才で私を楽しませてくれることを願うよ。それではまたいずれ」
それだけ言い残しロキはヨルムンガンドを連れ転移魔法を発動させ消えていった。
エリーゼは演習のために作られた防御陣地から全てを見ていた。
大蛇の魔物が大量の水を魔法で出しそれをクロードが全て防いでいた。
クロードが防がなければ自分達は勿論のこと王都近辺は水害に襲われ甚大なダメージを負うところだっただろう。
そして極めつけはクロードの繰り出した剣を難なく防いだ男だ。
周囲に不吉なオーラをまき散らし防御陣地ではそのオーラを浴びて恐怖し気絶する者まで出る始末だった。
男はクロードと何かしら言葉を交わすと去っていった。
エリーゼは知らず知らずのうちに詰めていた息を吐きだす。
世の中には敵対してはいけないものが存在するのだと実感させられる出来事だった。
それに対してクロードは一歩も引かず相手をしていた。
クロードは強いがあれほど圧倒的な雰囲気を放つ者に勝てるのだろうか?
そして自分はクロードの横に立ちたいと願っていながら脅えて隠れていることしか出来なかった。
エリーゼはそんな自分が許せなかったのだ。
途中で止められ全力とは言わないもののかなりの威力を秘めた斬撃を防がれクロードは距離を取る。
「お前は・・・。ロキ」
「ご機嫌好う。少年と会うのはこれが二度目だね」
「何の目的で現れたのかは聞くまでもないか」
「親父殿。何故・・・?」
「何故か。こんな愚息でも親が子を守るのは自然なことだからね」
クロードもブリュンヒルトも圧倒的な存在感を放つロキの登場で動けずにいる。
仮にロキと本格的な戦闘をはじめれば先ほどのヨルムンガンドとの戦闘とは比べ物にならないぐらい周囲に被害が出るはずだ。
「愚息の暴走とは言え、迷惑をかけたね。見逃してもらう代わりとはいってはなんだが、今後この国には手を出さないことを約束しよう」
「それを信じろと?」
「信じる。信じないは君達の自由さ。それに何か手出ししても少年に拒まれそうだからね」
クロードが本気を出せばロキと渡り合うことは可能だろう。
しかし、その結果は王都近辺の壊滅的な被害になる可能性が高い。
王国に所属する貴族としてそれだけは避けなければならなかった。
「わかりました。これで手打ちということですね」
「ロキの口車に乗るというのですか?」
ブリュンヒルトからすれば魔界から出てきているロキを討伐するチャンスに見えているのだろう。
「少年は大局が見えているね。その才で私を楽しませてくれることを願うよ。それではまたいずれ」
それだけ言い残しロキはヨルムンガンドを連れ転移魔法を発動させ消えていった。
エリーゼは演習のために作られた防御陣地から全てを見ていた。
大蛇の魔物が大量の水を魔法で出しそれをクロードが全て防いでいた。
クロードが防がなければ自分達は勿論のこと王都近辺は水害に襲われ甚大なダメージを負うところだっただろう。
そして極めつけはクロードの繰り出した剣を難なく防いだ男だ。
周囲に不吉なオーラをまき散らし防御陣地ではそのオーラを浴びて恐怖し気絶する者まで出る始末だった。
男はクロードと何かしら言葉を交わすと去っていった。
エリーゼは知らず知らずのうちに詰めていた息を吐きだす。
世の中には敵対してはいけないものが存在するのだと実感させられる出来事だった。
それに対してクロードは一歩も引かず相手をしていた。
クロードは強いがあれほど圧倒的な雰囲気を放つ者に勝てるのだろうか?
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エリーゼはそんな自分が許せなかったのだ。
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