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第四百五十八話
「北方の国には復興支援を続けるとして西方の国々と東のシルフィード皇国には同盟の打診をしましょう」
「北方の国々と西方の国々は問題ないとして仮想敵国であったシルフィード皇国は素直に同盟を締結できるか疑問だな」
「前に魔物の氾濫で恩を売りましたし現在規制している軍需品を流すという飴を用いれば承諾してくれるのではないかと」
シルフィード皇国は鉱山を所持しておらず鉱石や武器は輸入に完全に頼っている。
唯一売ってくれるのはフラン連合王国であったが足元を見られ今までは高額で買い取るしかなかった。
そこにゲルマン王国が武器を輸出すれば喜ばれるに違いなかった。
「というわけなのですがクロード卿。いかがでしょうか?」
「現在は取り締まっていても密貿易で密かに流れて行っている状況です。密貿易を行っていた者には恨まれるでしょうが問題ありませんよ」
仮にシルフィード皇国がこちらに戦争を仕掛けてきてもクロードには返り討ちにする自信があった。
城塞都市アテネを抜けるのは容易ではないし優秀な騎士団に辺境伯の名に相応しいだけの十分な常備軍を抱えている。
常識的な考えを持つものならそのような状況のニーパス領に喧嘩を売るような真似はできないであろう。
問題となるのは武具の供給量だ。
未だにゲルマン王国の中でも欲しいと言っている領主がおりそこにシルフィード皇国にも武具を流すとなるとどう考えても数が足りていない。
「それではクロード卿には交渉がまとまるまでに十分な量の武具の調達をお願いします」
「わかりました」
「それでは各自、よろしく頼む」
王城を辞したクロードとブリュンヒルトは王都の街を歩いていた。
「ところでお店には何と言って出てきたんですか?」
「非常事態だったし何も言わずに出てきちゃったのよね」
「はぁ・・・。そういうことなら僕も一緒に行って謝ってあげますから急いでお店に行きましょう」
「そうしてくれると助かるわ」
こうしてクロードはブリュンヒルトと共に自身がオーナーを務める喫茶店兼バーに向かうのだった。
ブリュンヒルトはクロードの後ろに隠れるように店内に足を踏み入れる。
「あ。クロード様。いらっしゃい。って後ろにいるのブリュンヒルトさんじゃない」
「ほら、後ろに隠れてないで謝らないと」
「ごめんなさい。お店を飛び出してしまって」
「凄い勢いで飛び出していったから心配したんだからね」
「緊急事態だったのは事実ですしあまり怒らないであげてくださいね」
「クロード様がそうおっしゃるなら・・・」
こうして非日常から日常に戻るのだった。
「北方の国々と西方の国々は問題ないとして仮想敵国であったシルフィード皇国は素直に同盟を締結できるか疑問だな」
「前に魔物の氾濫で恩を売りましたし現在規制している軍需品を流すという飴を用いれば承諾してくれるのではないかと」
シルフィード皇国は鉱山を所持しておらず鉱石や武器は輸入に完全に頼っている。
唯一売ってくれるのはフラン連合王国であったが足元を見られ今までは高額で買い取るしかなかった。
そこにゲルマン王国が武器を輸出すれば喜ばれるに違いなかった。
「というわけなのですがクロード卿。いかがでしょうか?」
「現在は取り締まっていても密貿易で密かに流れて行っている状況です。密貿易を行っていた者には恨まれるでしょうが問題ありませんよ」
仮にシルフィード皇国がこちらに戦争を仕掛けてきてもクロードには返り討ちにする自信があった。
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常識的な考えを持つものならそのような状況のニーパス領に喧嘩を売るような真似はできないであろう。
問題となるのは武具の供給量だ。
未だにゲルマン王国の中でも欲しいと言っている領主がおりそこにシルフィード皇国にも武具を流すとなるとどう考えても数が足りていない。
「それではクロード卿には交渉がまとまるまでに十分な量の武具の調達をお願いします」
「わかりました」
「それでは各自、よろしく頼む」
王城を辞したクロードとブリュンヒルトは王都の街を歩いていた。
「ところでお店には何と言って出てきたんですか?」
「非常事態だったし何も言わずに出てきちゃったのよね」
「はぁ・・・。そういうことなら僕も一緒に行って謝ってあげますから急いでお店に行きましょう」
「そうしてくれると助かるわ」
こうしてクロードはブリュンヒルトと共に自身がオーナーを務める喫茶店兼バーに向かうのだった。
ブリュンヒルトはクロードの後ろに隠れるように店内に足を踏み入れる。
「あ。クロード様。いらっしゃい。って後ろにいるのブリュンヒルトさんじゃない」
「ほら、後ろに隠れてないで謝らないと」
「ごめんなさい。お店を飛び出してしまって」
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「クロード様がそうおっしゃるなら・・・」
こうして非日常から日常に戻るのだった。
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