464 / 702
第四百六十四話
密偵達は巧妙に隠された階段を慎重に降りていく。
そしてたどり着いた空間に戸惑った。
ダンジョン特有の感覚に似ていたからだ。
慎重に調査を進めていく。
地下空間はかなり広いようで手分けして探索を進める。
しばらく進むと小部屋があり中からは女性の苦し気な声が聞こえる。
中を覗きこめば大量のゴブリンの姿が目に入ってくる。
ゴブリン達の中心には拘束され身動きの取れない女性の姿も確認できる。
あまりの光景に唖然とさせられる。
ゴブリン達は女性を犯していたのだ。
意味もなくこのようなことをしているとは考えにくい。
考えられるのは繁殖行為だ。
魔物の生態は実は解明されていない。
今までは自然の生き物が魔力を取り込むことで変異したものや魔力の濃い場所で自然発生すると考えられていた。
ゴブリンは弱い魔物ではあるが群れの数が増えると上位個体が発生しやすくなると言われている。
魔物をどうやって操るのかという疑問があるがある程度行動を誘導できるなら繁殖させられた大量のゴブリンと戦わされ疲弊したところに人間の軍隊が突撃してくることを考えれば脅威でしかない。
密偵達は断腸の思いでその場を後にして地下空間の調査を再開した。
結果からすれば等間隔に小部屋がいくつもありどの部屋でも胸糞の悪い気持ちを味わった。
また、この空間は拡張がまだまだ続けられておりゴブリン達が拡張作業を行っていた。
密偵達は屋敷を後にして調査結果をまとめた書簡を作り鳩に括り付けると解き放った。
彼等は気持ちを切り替えてシンラ帝国の内情を調べ続ける。
密偵達が送った情報はすぐさまゲルマン王国諜報部の長の元に送られた。
冗談だと思いたいことが書かれていたが国王に報告しないわけにもいかずすぐに謁見の手続きを行う。
謁見の許可はすぐに下りた。
「お主から謁見の申し込みとは何かあったか?」
「シンラ帝国に放っている密偵から報告がまいりました。詳しくはこちらをご覧ください」
ポセイドスは差し出された書類を素早く読みこんでいく。
「これは事実なのか?」
「私も最初は真偽を疑いました。ですが命がけで職務を遂行している者達が不確かな情報を送ってくるとは考えられません」
「それもそうだな。しかし、この情報を得てもどうにかするのは難しい」
「不戦協定をこちらから破るわけにはいきませんか・・・」
「それもあるが動かせる戦力が足りぬ。シンラ帝国と正面からぶつかればいくら優秀な我が軍でも壊滅する恐れもある」
「相手は軍事大国ですからね。それぞれの軍は不仲とは言えこちらから仕掛ければ全ての軍が対応しかねませんか」
「とにかく今は力を蓄えることを考えねばな」
そしてたどり着いた空間に戸惑った。
ダンジョン特有の感覚に似ていたからだ。
慎重に調査を進めていく。
地下空間はかなり広いようで手分けして探索を進める。
しばらく進むと小部屋があり中からは女性の苦し気な声が聞こえる。
中を覗きこめば大量のゴブリンの姿が目に入ってくる。
ゴブリン達の中心には拘束され身動きの取れない女性の姿も確認できる。
あまりの光景に唖然とさせられる。
ゴブリン達は女性を犯していたのだ。
意味もなくこのようなことをしているとは考えにくい。
考えられるのは繁殖行為だ。
魔物の生態は実は解明されていない。
今までは自然の生き物が魔力を取り込むことで変異したものや魔力の濃い場所で自然発生すると考えられていた。
ゴブリンは弱い魔物ではあるが群れの数が増えると上位個体が発生しやすくなると言われている。
魔物をどうやって操るのかという疑問があるがある程度行動を誘導できるなら繁殖させられた大量のゴブリンと戦わされ疲弊したところに人間の軍隊が突撃してくることを考えれば脅威でしかない。
密偵達は断腸の思いでその場を後にして地下空間の調査を再開した。
結果からすれば等間隔に小部屋がいくつもありどの部屋でも胸糞の悪い気持ちを味わった。
また、この空間は拡張がまだまだ続けられておりゴブリン達が拡張作業を行っていた。
密偵達は屋敷を後にして調査結果をまとめた書簡を作り鳩に括り付けると解き放った。
彼等は気持ちを切り替えてシンラ帝国の内情を調べ続ける。
密偵達が送った情報はすぐさまゲルマン王国諜報部の長の元に送られた。
冗談だと思いたいことが書かれていたが国王に報告しないわけにもいかずすぐに謁見の手続きを行う。
謁見の許可はすぐに下りた。
「お主から謁見の申し込みとは何かあったか?」
「シンラ帝国に放っている密偵から報告がまいりました。詳しくはこちらをご覧ください」
ポセイドスは差し出された書類を素早く読みこんでいく。
「これは事実なのか?」
「私も最初は真偽を疑いました。ですが命がけで職務を遂行している者達が不確かな情報を送ってくるとは考えられません」
「それもそうだな。しかし、この情報を得てもどうにかするのは難しい」
「不戦協定をこちらから破るわけにはいきませんか・・・」
「それもあるが動かせる戦力が足りぬ。シンラ帝国と正面からぶつかればいくら優秀な我が軍でも壊滅する恐れもある」
「相手は軍事大国ですからね。それぞれの軍は不仲とは言えこちらから仕掛ければ全ての軍が対応しかねませんか」
「とにかく今は力を蓄えることを考えねばな」
あなたにおすすめの小説
侯爵家三男からはじまる異世界チート冒険録 〜元プログラマー、スキルと現代知識で理想の異世界ライフ満喫中!〜【奨励賞】
のびすけ。
ファンタジー
気づけば侯爵家の三男として異世界に転生していた元プログラマー。
そこはどこか懐かしく、けれど想像以上に自由で――ちょっとだけ危険な世界。
幼い頃、命の危機をきっかけに前世の記憶が蘇り、
“とっておき”のチートで人生を再起動。
剣も魔法も、知識も商才も、全てを武器に少年は静かに準備を進めていく。
そして12歳。ついに彼は“新たなステージ”へと歩み出す。
これは、理想を形にするために動き出した少年の、
少し不思議で、ちょっとだけチートな異世界物語――その始まり。
【なろう掲載】
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
【完結】発明家アレンの異世界工房 ~元・商品開発部員の知識で村おこし始めました~
シマセイ
ファンタジー
過労死した元商品開発部員の田中浩介は、女神の計らいで異世界の少年アレンに転生。
前世の知識と物作りの才能を活かし、村の道具を次々と改良。
その発明は村の生活を豊かにし、アレンは周囲の信頼と期待を集め始める。
レベルアップは異世界がおすすめ!
まったりー
ファンタジー
レベルの上がらない世界にダンジョンが出現し、誰もが装備や技術を鍛えて攻略していました。
そんな中、異世界ではレベルが上がることを記憶で知っていた主人公は、手芸スキルと言う生産スキルで異世界に行ける手段を作り、自分たちだけレベルを上げてダンジョンに挑むお話です。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
異世界転生目立ちたく無いから冒険者を目指します
桂崇
ファンタジー
小さな町で酒場の手伝いをする母親と2人で住む少年イールスに転生覚醒する、チートする方法も無く、母親の死により、実の父親の家に引き取られる。イールスは、冒険者になろうと目指すが、周囲はその才能を惜しんでいる
【大賞・完結】地味スキル《お片付け》は最強です!社畜OL、異世界でうっかり国を改革しちゃったら、騎士団長と皇帝陛下に溺愛されてるんですが!?
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
【第18回ファンタジー小説大賞で大賞をいただきました】→【規約変更で書籍化&コミカライズ「確約」は取り消しになりました。】
佐藤美佳子(サトウ・ミカコ)、享年28歳。死因は、過労。連日の徹夜と休日出勤の果てに、ブラック企業のオフィスで静かに息を引き取った彼女が次に目覚めたのは、剣と魔法のファンタジー世界だった。
新たな生を受けたのは、田舎のしがない貧乏貴族の娘、ミカ・アシュフィールド、16歳。神様がくれた転生特典は、なんと《完璧なる整理整頓》という、とんでもなく地味なスキルだった。
「せめて回復魔法とかが良かった……」
戦闘にも生産にも役立たないスキルに落胆し、今度こそは静かに、穏やかに生きたいと願うミカ。しかし、そんな彼女のささやかな望みは、王家からの突然の徴収命令によって打ち砕かれる。
「特殊技能持ちは、王宮へ出仕せよ」
家族を守るため、どうせ役立たずと追い返されるだろうと高をくくって王都へ向かったミカに与えられた任務は、あまりにも無謀なものだった。
「この『開かずの倉庫』を、整理せよ」
そこは、数百年分の備品や資材が山と積まれ、あまりの混沌ぶりに探検隊が遭難したとまで噂される、王家最大の禁足地。
絶望的な光景を前に、ミカが覚悟を決めてスキルを発動した瞬間――世界は、彼女の「お片付け」が持つ真の力に震撼することになる。
これは、地味スキルでうっかり国のすべてを最適化してしまった元社畜令嬢が、カタブツな騎士団長や有能すぎる皇帝陛下にその価値を見出され、なぜか過保護に甘やかされてしまう、お仕事改革ファンタジー。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!