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第四百八十二話
クロードが虜囚の身になってから3日程経ち食事の時間でもないのに籠が降ろされる。
降ろされた先では普段と違い多くのエルフ達に囲まれている。
「ほう。君が外の世界から来たという人間の子供か」
問いかけてきた人物を見てみれば明らかに周囲のエルフ達とは違うことに気が付く。
「貴方は・・・?」
「うん。自己紹介がまだだったね。私はハイエルフのイフ・フリーデント。長の一人をしているよ」
「クロード・フォン・プロミネンスと申します」
「見たところかなり腕が立つようだね。その気になればこんな檻から脱出するのは簡単だったはずだ」
「エルフと敵対する為に来たわけではないですから」
「では来訪目的を聞こうか」
「修行の為と精霊王の助力を得るために来ました」
「これはまた大きく出たね。修行の為に世界樹に来るとは面白い子だ」
イフは面白がっているが気付けば周囲のエルフ達から突き刺さる視線に気が付く。
「精霊王様の助力か。それは難しいかもしれないね。精霊に愛された我らハイエルフでも数千年に一人いるかどうかだ。それでも精霊王様のお力を借りようというのかい?」
「精霊王とは不思議な空間で出会いましてね。これを授かりました」
そういってクロードはアイテムボックスから契約の指輪を取り出す。
「それは契約の指輪か。意匠を見ればどの精霊様が授けたのかわかる。複雑で精緻なその意匠は精霊王様で間違いない」
「それでは世界樹に立ち入ることを許してもらえるでしょうか?」
「う~ん。精霊王様のお墨付きとはいえ、私達は世界樹を守る為にいるんだ。人の欲を警戒せざるを得ない」
イフは難しい顔をしている。
どれだけ長い期間生きているのかは知らないがその間には色々なことがあったのだろう。
「イフ様。どんな事情があれ我らは信用できません」
「君達の気持ちもわかる。しかし、精霊王様が認めたことだ。君達の中から付き人を出してもらおうかと思ったけど難しいようだ」
周囲を見渡していたイフはクロードの顔を見てにっこりと微笑む。
「だから、私が責任を持って彼を見守ろう」
「そんな。イフ様がそこまでする必要なんて・・・」
「彼は人としてはかなり強い。何かされた時にはそれなりの実力がなければ止めることは難しいだろう。だから、火の長である私が務めるんだ」
そういうイフの顔を真剣そのもので不平不満を許さないという気概で満ちていた。
「イフさん。よろしくお願いします」
これが長い付き合いになるハイエルフのイフ・フリーデントとの出会いだった。
降ろされた先では普段と違い多くのエルフ達に囲まれている。
「ほう。君が外の世界から来たという人間の子供か」
問いかけてきた人物を見てみれば明らかに周囲のエルフ達とは違うことに気が付く。
「貴方は・・・?」
「うん。自己紹介がまだだったね。私はハイエルフのイフ・フリーデント。長の一人をしているよ」
「クロード・フォン・プロミネンスと申します」
「見たところかなり腕が立つようだね。その気になればこんな檻から脱出するのは簡単だったはずだ」
「エルフと敵対する為に来たわけではないですから」
「では来訪目的を聞こうか」
「修行の為と精霊王の助力を得るために来ました」
「これはまた大きく出たね。修行の為に世界樹に来るとは面白い子だ」
イフは面白がっているが気付けば周囲のエルフ達から突き刺さる視線に気が付く。
「精霊王様の助力か。それは難しいかもしれないね。精霊に愛された我らハイエルフでも数千年に一人いるかどうかだ。それでも精霊王様のお力を借りようというのかい?」
「精霊王とは不思議な空間で出会いましてね。これを授かりました」
そういってクロードはアイテムボックスから契約の指輪を取り出す。
「それは契約の指輪か。意匠を見ればどの精霊様が授けたのかわかる。複雑で精緻なその意匠は精霊王様で間違いない」
「それでは世界樹に立ち入ることを許してもらえるでしょうか?」
「う~ん。精霊王様のお墨付きとはいえ、私達は世界樹を守る為にいるんだ。人の欲を警戒せざるを得ない」
イフは難しい顔をしている。
どれだけ長い期間生きているのかは知らないがその間には色々なことがあったのだろう。
「イフ様。どんな事情があれ我らは信用できません」
「君達の気持ちもわかる。しかし、精霊王様が認めたことだ。君達の中から付き人を出してもらおうかと思ったけど難しいようだ」
周囲を見渡していたイフはクロードの顔を見てにっこりと微笑む。
「だから、私が責任を持って彼を見守ろう」
「そんな。イフ様がそこまでする必要なんて・・・」
「彼は人としてはかなり強い。何かされた時にはそれなりの実力がなければ止めることは難しいだろう。だから、火の長である私が務めるんだ」
そういうイフの顔を真剣そのもので不平不満を許さないという気概で満ちていた。
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これが長い付き合いになるハイエルフのイフ・フリーデントとの出会いだった。
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