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第五百十七話
クロードは大量に作ったおにぎりを食べつつ世界樹攻略を続けていた。
200層を超え風属性をまとった鳥型の魔物が中心だが余裕を持って対応出来ている。
精霊達も最初は自由に飛び回る鳥型の魔物に苦戦していたようだが今では確実に魔法で狙い撃てるほどの成長を遂げていた。
ドロップ品は魔石と風の属性石、装飾品に使える羽程度としょぼさが目立つ。
まぁ、金銭的に困っているわけではないし属性石も使い道がないわけではないので構わないのだが。
国王であるポセイドスからの手紙では修行に集中して欲しいとのことだったが国元の状況も気にかかる。
戦争には間に合わないかもしれないが修行のペースを上げた方がいいだろう。
というわけで適度に休憩を挟みつつハイペースで攻略を続ける。
そんなクロードの様子を精霊達は心配しているのだが態度には出さないようにしていた。
精霊達は攻略に時間がかかっているのは自分達が未熟故だと考えていたからだ。
事実、クロードは自分が動けばすぐ終わる戦闘も精霊達の成長に繋がるように配慮していた。
精霊達もただ甘えているだけではなく独自のネットワークでどのように戦えばより効率的に戦えるのか議論を交わすなど今までにない変化が生まれていた。
その様子を大精霊であるイフリート、シルフ、ウンディーネ、ノームは興味深そうに眺めている。
「人と接触したことでこのような変化をするとは興味深い」
「ほんとほんと。今まではただ漂っていただけなのにね」
「この結果がどのような現象を引き起こすのかはまだわかりませんが喜ばしいことです」
「眷属が頑張っておるのじゃから我らも頑張らねばな」
大精霊である4者は現在、不足している上位精霊の代わりにその力の大半を世界樹維持のために使っている。
この調子でクロードが精霊達を育ててくれたならばその余力を他のことに使うことも出来るだろう。
ゲルマン王国主導でシンラ帝国への戦争準備が進められていた。
中立地帯手前には大量の物資が運び込まれその警護には学園生も投入されている。
直接の戦闘に参加するわけではないが後方支援としての役割を期待されていた。
この流れはシンラ帝国側にも伝わっているはずだが恐ろしい程に反応がなかった。
逆にその反応の無さを不気味がり首脳陣の意見が割れている。
このまま侵攻すべきという交戦派とまずは中立地帯に陣地構築をすべきという慎重派に別れていた。
クロードの代理として参加しているファールハイトは慎重派に属していた。
シンラ帝国の南軍は決して侮っていい存在ではない。
そしてそこに魔物が加わったとしたら消耗戦を強いられることだろう。
きっちりした拠点があるのとないのとでは持久戦になった時に難易度が大きく変わってくる。
そのことを説いたが交戦派が意見を曲げることはなく、陣地を構築しつつ交戦派の戦力で一当たりするということで決着するのだった。
200層を超え風属性をまとった鳥型の魔物が中心だが余裕を持って対応出来ている。
精霊達も最初は自由に飛び回る鳥型の魔物に苦戦していたようだが今では確実に魔法で狙い撃てるほどの成長を遂げていた。
ドロップ品は魔石と風の属性石、装飾品に使える羽程度としょぼさが目立つ。
まぁ、金銭的に困っているわけではないし属性石も使い道がないわけではないので構わないのだが。
国王であるポセイドスからの手紙では修行に集中して欲しいとのことだったが国元の状況も気にかかる。
戦争には間に合わないかもしれないが修行のペースを上げた方がいいだろう。
というわけで適度に休憩を挟みつつハイペースで攻略を続ける。
そんなクロードの様子を精霊達は心配しているのだが態度には出さないようにしていた。
精霊達は攻略に時間がかかっているのは自分達が未熟故だと考えていたからだ。
事実、クロードは自分が動けばすぐ終わる戦闘も精霊達の成長に繋がるように配慮していた。
精霊達もただ甘えているだけではなく独自のネットワークでどのように戦えばより効率的に戦えるのか議論を交わすなど今までにない変化が生まれていた。
その様子を大精霊であるイフリート、シルフ、ウンディーネ、ノームは興味深そうに眺めている。
「人と接触したことでこのような変化をするとは興味深い」
「ほんとほんと。今まではただ漂っていただけなのにね」
「この結果がどのような現象を引き起こすのかはまだわかりませんが喜ばしいことです」
「眷属が頑張っておるのじゃから我らも頑張らねばな」
大精霊である4者は現在、不足している上位精霊の代わりにその力の大半を世界樹維持のために使っている。
この調子でクロードが精霊達を育ててくれたならばその余力を他のことに使うことも出来るだろう。
ゲルマン王国主導でシンラ帝国への戦争準備が進められていた。
中立地帯手前には大量の物資が運び込まれその警護には学園生も投入されている。
直接の戦闘に参加するわけではないが後方支援としての役割を期待されていた。
この流れはシンラ帝国側にも伝わっているはずだが恐ろしい程に反応がなかった。
逆にその反応の無さを不気味がり首脳陣の意見が割れている。
このまま侵攻すべきという交戦派とまずは中立地帯に陣地構築をすべきという慎重派に別れていた。
クロードの代理として参加しているファールハイトは慎重派に属していた。
シンラ帝国の南軍は決して侮っていい存在ではない。
そしてそこに魔物が加わったとしたら消耗戦を強いられることだろう。
きっちりした拠点があるのとないのとでは持久戦になった時に難易度が大きく変わってくる。
そのことを説いたが交戦派が意見を曲げることはなく、陣地を構築しつつ交戦派の戦力で一当たりするということで決着するのだった。
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