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第五百二十八話
視点は再びゲルマン王国を中心とした同盟軍とシンラ帝国の戦争場面へと移る。
ゲルマン王国が建造した陣地にはゴブリンの大軍が押し寄せていた。
押し寄せてくるゴブリンの数は膨大でありその全てが鉄製の武具で武装しており異様な迫力を持っていた。
武装しているとはいえ相手はゴブリンであり、迎撃すべしとの意見も出たが首脳部は慎重論を唱え籠城作戦をとっていた。
それとは別に密偵の多くがシンラ帝国南部に散っておりゴブリンの出現元の特定を進める手筈となっている。
ある程度ゴブリンを殲滅し、迅速にゴブリンの苗床になっている人々を救出する作戦案も提出されておりその任には機動力に優れるグリフォン部隊があたることとなっていた。
それはさておき、ゴブリンの一部が陣地に到達して戦闘の火蓋は落とされた。
同盟軍は魔法や魔道具を用いて迎撃する。
魔道具は実験として試験を繰り返してきたが実戦で用いられたのはこれがはじめてである。
動力は魔石であり、魔法の資質を持たない者でも使えるという強みがある。
陣地の形と合わさってその効果は絶大であり同盟軍の士気を大いにあげるものであった。
しかし、ゴブリン達は恐れを知らぬがごとく陣地に押し寄せてくる。
死をいとわぬ突撃、一方的な展開。
安全に攻撃できるとは言えその光景に一部の兵士は恐怖を覚えたという。
このまま押し寄せられたらどうなるのか。
夜となったがゴブリン達の突撃は止まらない。
照明弾が打ち上げられあたりを明るく照らす。
同盟軍はローテーションを組み兵士を休ませつつも迎撃を続けた。
そして、ここで試験ではわからなかった魔道具の問題点があがることとなる。
使用し続けたことによる魔術回路の摩耗。
魔道具の故障である。
幸い、この戦争に向けて十分な数の魔道具を用意してあったために交換することで影響は軽微であったが技術的問題点であることは間違いない。
ポセイドスはすぐに招聘していたネツァルをはじめとする技術者達を集めて会議を開いた。
「壊れた魔道具は拝見しました。魔術回路が負荷に耐え切れず摩耗しております。ここまで摩耗してしまうと全体を削り魔術回路を彫りなおすしかないでしょう。また、耐久値をあげることも可能ですがそうしますとコストが嵩み大量配備は難しくなります」
「この際、費用については考えなくてよい。耐久値をあげた物を作ってくれ」
「わかりました。すぐに作業に入ります」
こうしてネツァル達技術者は耐久値をあげた魔道具の製作を開始するのであった。
ゲルマン王国が建造した陣地にはゴブリンの大軍が押し寄せていた。
押し寄せてくるゴブリンの数は膨大でありその全てが鉄製の武具で武装しており異様な迫力を持っていた。
武装しているとはいえ相手はゴブリンであり、迎撃すべしとの意見も出たが首脳部は慎重論を唱え籠城作戦をとっていた。
それとは別に密偵の多くがシンラ帝国南部に散っておりゴブリンの出現元の特定を進める手筈となっている。
ある程度ゴブリンを殲滅し、迅速にゴブリンの苗床になっている人々を救出する作戦案も提出されておりその任には機動力に優れるグリフォン部隊があたることとなっていた。
それはさておき、ゴブリンの一部が陣地に到達して戦闘の火蓋は落とされた。
同盟軍は魔法や魔道具を用いて迎撃する。
魔道具は実験として試験を繰り返してきたが実戦で用いられたのはこれがはじめてである。
動力は魔石であり、魔法の資質を持たない者でも使えるという強みがある。
陣地の形と合わさってその効果は絶大であり同盟軍の士気を大いにあげるものであった。
しかし、ゴブリン達は恐れを知らぬがごとく陣地に押し寄せてくる。
死をいとわぬ突撃、一方的な展開。
安全に攻撃できるとは言えその光景に一部の兵士は恐怖を覚えたという。
このまま押し寄せられたらどうなるのか。
夜となったがゴブリン達の突撃は止まらない。
照明弾が打ち上げられあたりを明るく照らす。
同盟軍はローテーションを組み兵士を休ませつつも迎撃を続けた。
そして、ここで試験ではわからなかった魔道具の問題点があがることとなる。
使用し続けたことによる魔術回路の摩耗。
魔道具の故障である。
幸い、この戦争に向けて十分な数の魔道具を用意してあったために交換することで影響は軽微であったが技術的問題点であることは間違いない。
ポセイドスはすぐに招聘していたネツァルをはじめとする技術者達を集めて会議を開いた。
「壊れた魔道具は拝見しました。魔術回路が負荷に耐え切れず摩耗しております。ここまで摩耗してしまうと全体を削り魔術回路を彫りなおすしかないでしょう。また、耐久値をあげることも可能ですがそうしますとコストが嵩み大量配備は難しくなります」
「この際、費用については考えなくてよい。耐久値をあげた物を作ってくれ」
「わかりました。すぐに作業に入ります」
こうしてネツァル達技術者は耐久値をあげた魔道具の製作を開始するのであった。
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