独身貴族の異世界転生~ゲームの能力を引き継いで俺TUEEEチート生活

髙龍

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五百九十一話

クロードは世界樹の攻略を再開していた。

ピクシー達は基本的に固まっていることが多いため範囲魔法を数発放ち、残ったのを近接して剣で切り裂けば討伐は終わってしまう。

ピクシー達が分散している部屋もあるが手間が増える程度で苦にすることもなく足を進めいよいよ1000部屋目に突入した。

1000部屋目にいたのは巨大な蝶である。

中ボスであった蛾と同じように鱗粉には各種デバフ効果があるため近づくのはよろしくない。

とはいえ、風を巧みに使ってきて鱗粉を吸わせようとしてくるのでこちらも風魔法を常時発動して対処する必要がある。

風魔法を使いつつ火魔法であるファイヤランスを放ち狙うのだが何故か当たらない。

実はこの蝶の鱗粉には視覚を狂わせる効果もあり術中にはまっていた。

クロードはそれならと弓であるフェイルノートに持ち替えて矢を放つ。

フェイルノートの効果は必中だ。

いくら視覚を狂わせるとは言え必中の効果のあるフェイルノートなら問題ない。

蝶は羽を貫かれても中々落ちることはなく粘ってくる。

しかし、倒れるのは時間の問題だった。

少々手こずったが問題なく討伐を終えドロップ品を回収して奥を目指す。

奥には帰還用の魔法陣と進むための魔法陣が設置してあり帰還用の魔法陣を踏んで500層へと戻った。



「お疲れ様。900層突破おめでとう」

そう言って労ってくれるのはここ最近おなじみとなっているウンディーネだ。

「3人はどうしていますか?」

「まぁ、攻略ペースは遅いけど着実に進んでるよ。戻ってくるまではまだ時間がかかるかな」

「無事ならいいです」

「そうそう。精霊王様から伝言があるんだ」

「なんですか?」

「901層から先の資源は好きにしていいって。ただし、戦闘は禁止だってさ」

901層から先に出てくるのは上位の精霊達だ。

本来であれば資源を入手するのに戦わなければならないのだがダメらしい。

「理由を聞いてもいいですか?」

「うん。間違いなく君に精霊達じゃ勝てないからだね。死ぬわけではないけど復活するのにそれなりに時間がかかるからそれを嫌ってのことじゃないかな」

なるほど。

今現在、世界樹はギリギリのところでまわっている。

管理する精霊の数が減るのは困るということだろうか。

「まぁ、料理頑張ってね」

そう言ってウンディーネは去っていった。

その言葉でウンディーネの契約者の為に料理を作らねばと思いだした。

恐らくではあるがウンディーネもその時にまた顔を見せそうではあるが。
感想 10

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