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第五百九十四話
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貴重な物資を貰いつついよいよ世界樹の1000層に到達した。
そこは精霊王が居住するのに相応しく自然豊かであり木で作られた玉座に色とりどりの花が咲き誇る空間だった。
ゲーム時代では空の玉座と揶揄されていたが今現在は精霊王が鎮座し4大精霊がその周囲を囲っている。
「よくぞ参られた。貴殿が世界樹を登りはじめてかなりの時間が経過しているが安心してほしい」
「どういうことですか?」
「元々世界樹の中の時間の経過は外の世界と違っている。外の世界では半年ぐらいしか経っていない」
クロードの中では数年は世界樹の中で過ごしていた感覚であるが外では半年ぐらいしか経っていないらしい。
しかし、問題もある。
見た目の問題だ。
数年も経っていればクロードの年齢では見た目が大きく変わっている。
その差をごまかす方法がないわけではないが・・・。
こんなところでハイエルフ達にもらったハイエルフの涙が役に立つとは想像できなかった。
「さて、本来であればここに来た褒美として我が契約するのも考えなければならないが貴殿であれば必要ないだろう」
精霊王ほどの者と契約できればベストだがそれは必要ないだろうと言われてしまった。
だが、想像していたことではある。
それはクロードの内側に精霊王以上の存在が内在しているからだ。
クロをはじめとした使い魔達は精霊王以上の力を持つ。
そこに精霊王が加わるのはクロ達がいい顔をしない。
プライドの問題もあるが精霊王を迎えるためにはかなりの魔力を使ってパスを繋げる必要があり今行っている肉体と精神の改変に影響を及ぼすと言われてしまった。
「とはいえ、何も与えないというのも我の沽券にかかわる。契約の指輪を用意した。これがあれば貴殿の望む相手に精霊を契約させることも可能だろう」
本来であれば精霊との契約はかなり難しい。
だが、この指輪を用いれば相性のいい精霊との契約が可能となる。
「ありがとうございます」
「それと3人とも。少しずるをしたがよく試練を突破した。古の契約によりそなたらをエルダーエルフと認めよう」
精霊王がそういうとハイエルフ3人組に光が集まる。
光が収まると3人の格が明らかに上がっていた。
「そうそう。これから世界樹の外で活動するにあたってこれをつけるといい」
そう言って精霊王が差し出した腕輪を3人がつけると美形ではあるが人と変わらない姿になっていた。
どうやら姿を偽装する効果があるらしい。
そこは精霊王が居住するのに相応しく自然豊かであり木で作られた玉座に色とりどりの花が咲き誇る空間だった。
ゲーム時代では空の玉座と揶揄されていたが今現在は精霊王が鎮座し4大精霊がその周囲を囲っている。
「よくぞ参られた。貴殿が世界樹を登りはじめてかなりの時間が経過しているが安心してほしい」
「どういうことですか?」
「元々世界樹の中の時間の経過は外の世界と違っている。外の世界では半年ぐらいしか経っていない」
クロードの中では数年は世界樹の中で過ごしていた感覚であるが外では半年ぐらいしか経っていないらしい。
しかし、問題もある。
見た目の問題だ。
数年も経っていればクロードの年齢では見た目が大きく変わっている。
その差をごまかす方法がないわけではないが・・・。
こんなところでハイエルフ達にもらったハイエルフの涙が役に立つとは想像できなかった。
「さて、本来であればここに来た褒美として我が契約するのも考えなければならないが貴殿であれば必要ないだろう」
精霊王ほどの者と契約できればベストだがそれは必要ないだろうと言われてしまった。
だが、想像していたことではある。
それはクロードの内側に精霊王以上の存在が内在しているからだ。
クロをはじめとした使い魔達は精霊王以上の力を持つ。
そこに精霊王が加わるのはクロ達がいい顔をしない。
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「とはいえ、何も与えないというのも我の沽券にかかわる。契約の指輪を用意した。これがあれば貴殿の望む相手に精霊を契約させることも可能だろう」
本来であれば精霊との契約はかなり難しい。
だが、この指輪を用いれば相性のいい精霊との契約が可能となる。
「ありがとうございます」
「それと3人とも。少しずるをしたがよく試練を突破した。古の契約によりそなたらをエルダーエルフと認めよう」
精霊王がそういうとハイエルフ3人組に光が集まる。
光が収まると3人の格が明らかに上がっていた。
「そうそう。これから世界樹の外で活動するにあたってこれをつけるといい」
そう言って精霊王が差し出した腕輪を3人がつけると美形ではあるが人と変わらない姿になっていた。
どうやら姿を偽装する効果があるらしい。
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