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第五百九十九話
天界では知の女神であるメーティスが憤慨していた。
それは地上で失われたはずの文字が使われたのを感知した為だ。
かつて地上で繁栄を極めそして滅んだ文明の文字だ。
人間は優れた文明を築いても簡単にタガが外れ滅ぶ。
このまま放置すればまた同じ過ちを犯すかもしれない。
そう危惧したメーティスは天界のルールを破りこの事態に介入することを選んだ。
教会の枢機卿にお告げを卸す。
ゲルマン王国にて禁忌の文字が使われた。
調査して厳罰に処すべし。
お告げを聞いた枢機卿は大慌てで神殿騎士の責任者を呼び出した。
直ちにゲルマン王国を訪れ禁忌の文字を調査するように指示を出す。
指示を出された神殿騎士は少数の手勢でゲルマン王国を目指して出発した。
大事になっていると知らずクロードは次々に失われた言語をまとめていく。
一息入れようとコーヒーを入れに行ったところでエリーゼが訪ねてきた。
「クロード。お帰りなさい」
「エリーゼ。ただいま。立ち話もなんだし入って」
「失礼するわね」
「少し待っててね」
それだけ言って台所で作業を開始する。
コーヒー豆を挽いてサーバーの上にドリッパーをセットしてフィルターを置く。
沸騰したお湯をゆっくり入れてコーヒーを蒸らす。
十分蒸らし終えたらお湯をまわして入れながら抽出を待つ。
カップを二人分用意してコーヒーを注ぎトレーに乗せてエリーゼの元に戻った。
「ありがとう」
二人同時にコーヒーに口をつける。
ほのかに苦みがあるがほんのり甘みもある。
自分で言うのもなんだが上手く淹れれたようだ。
「美味しい」
しばし無言で見つめ合いどちらともなく言葉を交わす。
エリーゼからはクロードが修行の旅に出た後の学園や戦争の話。
クロードは立ち寄った街や世界樹での話をする。
どちらも語りたいことが山ほどありアイナがエリーゼを迎えにくるまで二人の会話が途切れることはなかった。
「遅くまでごめんなさい」
「いや、僕の方こそごめん」
「はぁ。お二人とも時間はいっぱいあるのですから・・・」
いつまでも離れようとしない二人を見てアイナは飽きれながらも微笑ましく思っている。
エリーゼとアイナを見送ったクロードはここが帰る場所なのだと強く実感した。
世界樹では自分の正体を知ってしまったが必要としてくれる人がいるのだから人としてしっかり生きていこうと強く心に刻んだのだった。
それは地上で失われたはずの文字が使われたのを感知した為だ。
かつて地上で繁栄を極めそして滅んだ文明の文字だ。
人間は優れた文明を築いても簡単にタガが外れ滅ぶ。
このまま放置すればまた同じ過ちを犯すかもしれない。
そう危惧したメーティスは天界のルールを破りこの事態に介入することを選んだ。
教会の枢機卿にお告げを卸す。
ゲルマン王国にて禁忌の文字が使われた。
調査して厳罰に処すべし。
お告げを聞いた枢機卿は大慌てで神殿騎士の責任者を呼び出した。
直ちにゲルマン王国を訪れ禁忌の文字を調査するように指示を出す。
指示を出された神殿騎士は少数の手勢でゲルマン王国を目指して出発した。
大事になっていると知らずクロードは次々に失われた言語をまとめていく。
一息入れようとコーヒーを入れに行ったところでエリーゼが訪ねてきた。
「クロード。お帰りなさい」
「エリーゼ。ただいま。立ち話もなんだし入って」
「失礼するわね」
「少し待っててね」
それだけ言って台所で作業を開始する。
コーヒー豆を挽いてサーバーの上にドリッパーをセットしてフィルターを置く。
沸騰したお湯をゆっくり入れてコーヒーを蒸らす。
十分蒸らし終えたらお湯をまわして入れながら抽出を待つ。
カップを二人分用意してコーヒーを注ぎトレーに乗せてエリーゼの元に戻った。
「ありがとう」
二人同時にコーヒーに口をつける。
ほのかに苦みがあるがほんのり甘みもある。
自分で言うのもなんだが上手く淹れれたようだ。
「美味しい」
しばし無言で見つめ合いどちらともなく言葉を交わす。
エリーゼからはクロードが修行の旅に出た後の学園や戦争の話。
クロードは立ち寄った街や世界樹での話をする。
どちらも語りたいことが山ほどありアイナがエリーゼを迎えにくるまで二人の会話が途切れることはなかった。
「遅くまでごめんなさい」
「いや、僕の方こそごめん」
「はぁ。お二人とも時間はいっぱいあるのですから・・・」
いつまでも離れようとしない二人を見てアイナは飽きれながらも微笑ましく思っている。
エリーゼとアイナを見送ったクロードはここが帰る場所なのだと強く実感した。
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