独身貴族の異世界転生~ゲームの能力を引き継いで俺TUEEEチート生活

髙龍

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第六百十七話

クロードは自分の内側へと潜り込んだ。

出迎えてくれたのは使い魔であるクロだ。

「主様。まず報告があるにゃ」

そう言ってクロは説明をはじめた。

今、クロードが使っている体は元々神の力をある程度受け入れられるように作られていた。

その為、現在は魔力、疑似神力に加えて神力も流れているとのことだ。

そして、ここからが重要なのだがクロードの持つ力が強大すぎて全てを抑え込むことが難しかった。

その為、神は遍在する。

その能力を生かして偏在する体に神力を分散させた。

分散された神力は全部で10体。

このまま神力の扱い方に慣れてゆけば偏在させた神力を取り込むことも可能なのだと。

偏在する体は天照大神が管轄する神界に保管されている。

そして、保管されている場所を守っているのはクロードのかつての配下達だ。

クロ達のように強い繋がりを元にクロードの中に入り込んだ者達からは劣るとはいえクロードの配下達はかなりの力を持つ。

クロードが強いとはいえ、世界を一つ管理するオーディンを倒すためには彼等の協力が必要だ。

彼等を指揮すれば異世界を管理しているオーディンにも対抗できる。

力を取り戻すという意味でも重要な意味合いがあり実行しない手はない。

以上の結果から、このまま神力の扱いを学び地力をつけると共に偏在する体を回収し配下達を指揮下に置く。

このことを目標に動くこととなった。



クロードは4日間。

魂から溢れだしてくる神力をコントロールすることに明け暮れた。

神力を用いた技術もクロから教わり、実力は格段に跳ね上がった。

期日の日、クロードは双剣の元を訪ねた。

双剣はあまり寝ていないのかふらふらしている。

「よく来たな。まずはこれを読め」

そういって何冊もの本を渡される。

「わかりました。あまり寝ていないようですが大丈夫ですか?」

「いや、何。この前お前が寄こした答案を色々検証していてな。中々面白い結果になっているぞ」

「そうなんですか?」

「あぁ。それを読んだら説明してやろう。まずは基礎を固めろ」

クロードは言われた通りに本を読み始めた。

封印の結界術の基本とする部分は各防御障壁と変わりはない。

だが、それだけでは魔の者を完全に阻害することはできない。

そこで魔の者の嫌う神力を効率よく結界に組み込み循環させる。

内側に潜って地力があがったこともあるが試しに構築してみるとかなり強固な結界を展開できた。

だが、力を抜くと霧散されてしまう。

戦闘で使う分にはこれだけでもいいが封印用の結界として用いる為には長期間維持する必要がありそうだ。
感想 10

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