独身貴族の異世界転生~ゲームの能力を引き継いで俺TUEEEチート生活

髙龍

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第六百三十九話

「我々はその神と争うことはなく人々の為に協力したの」

「その結果がこの組織じゃな」

「私達はばら撒かれた神力と魔力を少しずつ回収していったわ」

「まぁ・・・。それでも回収しきれなかった神力や魔力が魔の者達に力を与えているわけじゃがな」

「回収した神力は私の管理する世界に回収していたのだけどね」

「扱いに困ったのは魔力のほうじゃ。散々考えた結果隔離することになったのじゃ。その隔離先が月というわけじゃな」

「それって魔物とか発生しないんですか?」

「発生しないように特殊な結界を張ってあるのじゃ。とはいえ、膨大な魔力を保管し続けるのも正直しんどいのじゃよ」

「それでは地球上でその魔力を使うのはまずいのでは?」

「お主、異世界に帰るのじゃろ。そちらで盛大に使ってくれる分には困らんからの」

「あぁ・・・」

「まぁ、これは意趣返しでもあるのじゃ。土足で人の領域に入り込んできた愚か者を困らせるというな」

「なるほど・・・」

誰とは言わないが相当怒っていらっしゃるようだ。

「はぁ・・・。このままじゃいくら優秀なバランサーがいてもバランスが悪いわね。予定より早いけど神界にきてくれるかしら?」

「その理由は・・・?」

「貴方が転生する時に隔離した力を1つ返すわ。それで魔力とのバランスが取れるはずよ」



気が付けば世界を移動していた。

目の前には神々しい気配を放つ神殿が建っている。

天照大神が神殿を守っている天使に声をかける。

するとその天使は膝をついて頭を下げてくる。

「主のお帰りをお待ち申しておりました」

彼等の忠誠心は本物だ。

いつ戻るかもわからない主の力をずっと守り続けてきたのだ。

「頭をあげてください」

「勿体ないお言葉。どうぞこちらへ」

神殿へと入ると神々しい力を感じる。

神殿にはその神々しい力を封じる効果もあったようだがその力を抑えきれていないようだ。

そして神殿の最奥にその体はあった。

真っ白い光を放つその体はどこか懐かしく惹かれる物があった。

クロードが体に触れるといくつもの球体に別れ体に入り込んでくる。

クロードは力を取り戻すと同時に神としての記憶の一部を取り戻した。

その記憶から案内してくれた天使の名前も思い出す。

「アズラーイール。体の警護、ご苦労だった」

「いえ、当たり前のことをしたまでです」

「まだ、地上ですることがある。だが、他の者にも伝えてほしい。戦の準備を」

「かしこまりました」
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