独身貴族の異世界転生~ゲームの能力を引き継いで俺TUEEEチート生活

髙龍

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第六百七十九話

「クロードよ。相手はやる気のようだが、どうするのだ?」

ポセイドスは不安そうにそう言ってくる。

「建御雷神。お願いします」

「わかった」

建御雷神が神力を込めて神界との門を開く。

クロードと建御雷神以外の面々が気圧されたように1歩下がる。

門からクロードの配下の天使や神殺し達が続々と出てくる。

「この者達は?」

「僕の配下です。心強い味方ですよ」

クロードはにっこりとそう笑う。

「主よ。お呼びでしょうか?」

「すまないが、皆には各地に散ってもらい魔物の処理を頼みたい」

「心得ました」

配下の天使と神殺しは窓から飛び出していった。

「これでとりあえず各地の混乱は抑えられるでしょう」

「だが、これだけでは事態は収拾しないだろう?どうするんだ?」

「僕に考えがあります」

クロードは契約している精霊達を呼び出す。

「久しぶり。それで何をすればいいのかな?」

「悪いけど他の精霊達にこの術式を広めてくれるかな?」

クロードが精霊たちに天照大神が生み出しクロードがアレンジした術式を教える。

「お安い御用さ」

そう言って精霊達も各地に散っていく。

「今のは・・・。精霊か」

「えぇ。使用された魔力の処理が最優先ですからね」

魔物の処理は配下に任せればいいが倒したところで淀んだ魔力は必ず発生する。

結局は精霊たちが魔力を回収するのだ。

運搬量を上げることも大事だしその後の処理の速度もあげなければならない。

精霊を介して精霊王や4大精霊に術式が伝われば世界樹の魔力の処理速度も上がることだろう。

「色々、聞きたいところではあるが・・・」

建御雷神はクロードのすることを理解できているが他の人達はそうではない。

「あぁ。説明不足でしたね」

クロードは他の面々にこの世界の仕組みを丁寧に説明をする。

「なるほど・・・。そんなことになっておったとは」

「本来なら人が知るべきでない情報だがな」

建御雷神はそう言って苦笑いしていた。

だが、1人だけ浮かない顔をしている。

それはヴァルキリーのブリュンヒルトだ。

「私はどうしたらいいのよ・・・」

「貴方はどうしたいですか?」

彼女はオーディンの配下だ。

本来であればオーディンの指示に従わなければならない。

だが、ここで聞いた話が本当ならオーディンのしていることは世界への裏切りだ。

「私、1度戻るわ。状況を確認しないと」

彼女は葛藤もあるようだが覚悟を決めたようにそう言う。

「そうですか。では、気をつけて」

ブリュンヒルトも隠していた翼を羽ばたかせ窓から飛んで行った。

クロード達はそれを見送った。
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