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第六章 勇者編
実力試し
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実力試し
「面をあげよ」
今僕たちとノヴァさんは謁見の間で魔導王様に面会をしている。料理を食べ終わったあと早速王城に行くことになったのだ。この場には魔導王様と僕たちと首都に住まう貴族がいる。
「ノヴァよ、此度の活躍ご苦労であった。褒美として白金貨2枚を送ろう」
「はっ、ありがたき幸せです」
あんなにチャラそうなノヴァさんでも目上の人には気遣うのか。
「してそちらの4名は何者だ?余はまだ聞いておらぬが?」
「陛下、フリーデン王国で召喚された勇者たちで御座います」
初老のメガネをかけた宰相と思われる人物が言った。事前に宰相には伝えたが陛下には伝わってなかったらしい。
「勇者一行!?」
「まだ子供だぞ!」
「本当なのか?」
「静かにせよ。勇者一行よ、この国には魔王のカギを求めて来たと見てよいな?」
「はい。僕たち勇者一行はイルス魔導国にある魔王を滅するカギを探しに来ました」
「うむ、事前にフリーデン王国からは報告があった。詳しい話は謁見が終わったらするとしよう。あとで応接室に来てくれ」
「「「「分かりました」」」」
「ではこれにて謁見を終了とする!解散!」
それから応接室に待ってるよう言われた僕たちはノヴァさんも合わせて話を聞くことになった。今は魔導王様を待ってるところだ。
「それにしても堅苦しそうな人だったわねー」
「堅苦しそう」
「確かにそう見えたけどよ、何か王の覇気というか何というか。そんなもの見えなかったか?」
「あー分かるかも」
「案外普段は面白い人だったりして」
「それは無いだろ!」
「お前らその辺にしとけ、陛下が来るぞ」
「分かりましたノヴァさん」
というかノヴァさんってほんと何者?
報酬で白金貨2枚ってどんな仕事だったんだ?ドラゴン討伐とか?それほど実力があるってことだよね。ギルドで会った時も僕たちの強さを見抜いたし。
僕たちと同等、もしくは格上の強さかもしれない。
そんなことを思ってると陛下が部屋に入ってきた。
「そんなに堅苦しくしないでくれ。今は公式の場じゃないからな!それとお菓子もどんどん食べていいからね?それでどんな世界から来たんだ?」
え、えー。普通に喋りやすそうな人だ。よく近所にいて話しかけてくる鬱陶しいおじさんみたい。
「お、落ち着いてくれ陛下!まずはお互いの自己紹介からだろ?」
「そうだな!ノヴァの言う通りだ!私の名はバード・エン・イルスだ。よろしく頼む」
「僕は勇者の火野蓮です。蓮が名前です」
「俺は石来湊だ」
「私は蒼田葵です」
「私は奥内渚」
「レンにミナト、アオイにナギサだな!」
さ、最初から名前呼びかよ!なんか暑苦しい!謁見の時とは真逆じゃないか!
それにしても陛下とノヴァさんって仲良さそうだけどどんな関係なんだ?
「陛下とノヴァさんはどういう関係なのですか?」
「いやこの前依頼で初めて会った人だぞ?」
「「「「え…」」」」
「どうした?」
「あ、いや仲良かったから前からの知り合いなのかと思って」
「そうかそうか!私とノヴァは気が合うからな!」
「そうだぜ!」
言われてみれば確かに暑苦しい感じはすごい似てる。
「では、そろそろ本題に入ろうか」
急に真剣になったぞ?情緒大丈夫か?
いや、失礼だな。今までは仲良くなるためってことか。
「魔王を滅するカギは王城の宝物庫にある」
「じゃ、じゃあ!」
「だが……君たちが本当に勇者一行なのかこの目で確かめさせてもらう。私は信じるてるんだが、簡単に了承する訳には行かなくてな」
「そういうことでしたら分かりました。みんなもいいよね?」
「勿論だぜ」
「誰も蓮の意見に反対なんてしないわよ」
「大丈夫」
陛下が言いたいことは、つまり僕たちの実力を見せろ。そういうことだよね?なるべく早めにカノン王国へ旅立ちたかったがまあいいか。
「安心しろ、時間は取らせん。なんなら20分あれば終わるぞ。ノヴァ」
「おうよ!勇者一行!俺と戦って実力を見せろ!」
えっ!ノヴァさんと?まあそれで終わるならいいか。ノヴァさんは中々強そうだし相手にはなるだろう。
「分かりました。ですがノヴァさんが怪我をした場合どうするんですか?」
「安心しろ、治癒部隊を呼んである。では移動しよう」
いや安心しろって、これは僕のスキル【絶対両断】は封印だな。四肢の欠損は上級魔法じゃ治せないし。
それから僕たちは王城の訓練場に移動した。フリーデン王国と同じくらいの広さで兵士達が訓練をしている。僕たちも準備運動を5分くらいした。
ノヴァさんは拳闘士のようで武器は持ってない。それに木剣じゃなくて真剣で戦えとノヴァさんが希望した。そんなんじゃ【絶対両断】を封印した意味無いじゃんか。
「では各々準備運動が終わったようだから始めるぞ」
「では最初は僕が」
「おいおい舐めてもらっちゃ困るぜ?4VS1だ」
「え、いやでも」
「大丈夫だからかかってこい」
「はぁ…こちらこそ舐められてるようだな。蓮どうする?」
「しょうがない。怪我しないで下さいよノヴァさん!」
「俺にダメージを与えようなんざ10年早え!」
「これよりノヴァVS勇者一行の模擬戦を開始する!両者構え、始め!」
「面をあげよ」
今僕たちとノヴァさんは謁見の間で魔導王様に面会をしている。料理を食べ終わったあと早速王城に行くことになったのだ。この場には魔導王様と僕たちと首都に住まう貴族がいる。
「ノヴァよ、此度の活躍ご苦労であった。褒美として白金貨2枚を送ろう」
「はっ、ありがたき幸せです」
あんなにチャラそうなノヴァさんでも目上の人には気遣うのか。
「してそちらの4名は何者だ?余はまだ聞いておらぬが?」
「陛下、フリーデン王国で召喚された勇者たちで御座います」
初老のメガネをかけた宰相と思われる人物が言った。事前に宰相には伝えたが陛下には伝わってなかったらしい。
「勇者一行!?」
「まだ子供だぞ!」
「本当なのか?」
「静かにせよ。勇者一行よ、この国には魔王のカギを求めて来たと見てよいな?」
「はい。僕たち勇者一行はイルス魔導国にある魔王を滅するカギを探しに来ました」
「うむ、事前にフリーデン王国からは報告があった。詳しい話は謁見が終わったらするとしよう。あとで応接室に来てくれ」
「「「「分かりました」」」」
「ではこれにて謁見を終了とする!解散!」
それから応接室に待ってるよう言われた僕たちはノヴァさんも合わせて話を聞くことになった。今は魔導王様を待ってるところだ。
「それにしても堅苦しそうな人だったわねー」
「堅苦しそう」
「確かにそう見えたけどよ、何か王の覇気というか何というか。そんなもの見えなかったか?」
「あー分かるかも」
「案外普段は面白い人だったりして」
「それは無いだろ!」
「お前らその辺にしとけ、陛下が来るぞ」
「分かりましたノヴァさん」
というかノヴァさんってほんと何者?
報酬で白金貨2枚ってどんな仕事だったんだ?ドラゴン討伐とか?それほど実力があるってことだよね。ギルドで会った時も僕たちの強さを見抜いたし。
僕たちと同等、もしくは格上の強さかもしれない。
そんなことを思ってると陛下が部屋に入ってきた。
「そんなに堅苦しくしないでくれ。今は公式の場じゃないからな!それとお菓子もどんどん食べていいからね?それでどんな世界から来たんだ?」
え、えー。普通に喋りやすそうな人だ。よく近所にいて話しかけてくる鬱陶しいおじさんみたい。
「お、落ち着いてくれ陛下!まずはお互いの自己紹介からだろ?」
「そうだな!ノヴァの言う通りだ!私の名はバード・エン・イルスだ。よろしく頼む」
「僕は勇者の火野蓮です。蓮が名前です」
「俺は石来湊だ」
「私は蒼田葵です」
「私は奥内渚」
「レンにミナト、アオイにナギサだな!」
さ、最初から名前呼びかよ!なんか暑苦しい!謁見の時とは真逆じゃないか!
それにしても陛下とノヴァさんって仲良さそうだけどどんな関係なんだ?
「陛下とノヴァさんはどういう関係なのですか?」
「いやこの前依頼で初めて会った人だぞ?」
「「「「え…」」」」
「どうした?」
「あ、いや仲良かったから前からの知り合いなのかと思って」
「そうかそうか!私とノヴァは気が合うからな!」
「そうだぜ!」
言われてみれば確かに暑苦しい感じはすごい似てる。
「では、そろそろ本題に入ろうか」
急に真剣になったぞ?情緒大丈夫か?
いや、失礼だな。今までは仲良くなるためってことか。
「魔王を滅するカギは王城の宝物庫にある」
「じゃ、じゃあ!」
「だが……君たちが本当に勇者一行なのかこの目で確かめさせてもらう。私は信じるてるんだが、簡単に了承する訳には行かなくてな」
「そういうことでしたら分かりました。みんなもいいよね?」
「勿論だぜ」
「誰も蓮の意見に反対なんてしないわよ」
「大丈夫」
陛下が言いたいことは、つまり僕たちの実力を見せろ。そういうことだよね?なるべく早めにカノン王国へ旅立ちたかったがまあいいか。
「安心しろ、時間は取らせん。なんなら20分あれば終わるぞ。ノヴァ」
「おうよ!勇者一行!俺と戦って実力を見せろ!」
えっ!ノヴァさんと?まあそれで終わるならいいか。ノヴァさんは中々強そうだし相手にはなるだろう。
「分かりました。ですがノヴァさんが怪我をした場合どうするんですか?」
「安心しろ、治癒部隊を呼んである。では移動しよう」
いや安心しろって、これは僕のスキル【絶対両断】は封印だな。四肢の欠損は上級魔法じゃ治せないし。
それから僕たちは王城の訓練場に移動した。フリーデン王国と同じくらいの広さで兵士達が訓練をしている。僕たちも準備運動を5分くらいした。
ノヴァさんは拳闘士のようで武器は持ってない。それに木剣じゃなくて真剣で戦えとノヴァさんが希望した。そんなんじゃ【絶対両断】を封印した意味無いじゃんか。
「では各々準備運動が終わったようだから始めるぞ」
「では最初は僕が」
「おいおい舐めてもらっちゃ困るぜ?4VS1だ」
「え、いやでも」
「大丈夫だからかかってこい」
「はぁ…こちらこそ舐められてるようだな。蓮どうする?」
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