推しが尊過ぎてっ!

はるの美羽都

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私の勝負の日

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    推し様の居候生活、4日目。
本日も推し様を目の保養として拝ませていただき、私は幸せでございます。
本当に髪の毛も腕も足も、何もかもが完璧で綺麗過ぎる……
もう、それはそれは私の存在がかすんで見えるほどに。
そして今日は、勝負の日なんです!
今日は仕事内容にもよるけど、少し残業をしてからアニメショップに行って、予約してた推し様のアニメグッズをお迎えに行こう!
確か、推し様は今日は遅くなるって言ってたな……
推し様のお帰りが遅いと知り、私は内心ガッツポーズをしたのは内緒だ。
推し様は今日も私に、お弁当を持たせてくれた。
「寄り道せず、ちゃんと帰ってくださいよ?」
「いやいや。私、子どもじゃないんですから~」
「そうじゃなくて!女の子なんだから夜道は危ない、ですよ……」
「ほ、惚れてまうやんかぁああ!」
「関西弁!?」
今のセリフ、本当にこう胸がきゅううううう!って締め付けられるぐらいに、キュンキュンしまくった。
ヤバい。きっと今の私の顔は締まりがなくて、だらしない。
頬は緩みっぱなしで、デレデレ全開。
「今日も、お気をつけて」
「はい、いってきます!」
はぁ~。本当に何だか、推し様が彼氏のように思えてきた。
あらぬ妄想は数えきれないほどしてきたけど、こうも現実リアルに起きてしまうと推し様の破壊力が抜群過ぎて、最早ここは天国かしら?私まだ徳を積んでいないのに、こんな贅沢な幸せを味わっていいのかしら?と怖くなる。
妄想するだけでも、よだれが出て「ご馳走様ですッ!!」状態なのに……
ある意味で、お腹いっぱいになりながら私は出勤した。

「うう~ん……つっ、かれたぁあああ!」
    残業が終わり、アニメショップの閉店時間を気にしながら、早歩きで向かっています。
お目当ての、推し様のアニメグッズをお迎えにっ!
「ありがとうございましたー」
「はぁ……!」
やっと……やっと、出会えたグッズたち……!
何とかギリギリでアニメショップに入り、予約していた推し様のアニメグッズとご対面。
幸せで満たされた幸せを噛み締めつつ、急ぎ足で帰宅した。

「たっだいま~」
「あ、おかえりなさい」
「えっ……!?」
お、推し様!?う、嘘でしょ!?どうしよう!?私の手には、アニメショップの袋がッ……
でも、だって……
「今日、帰りは遅くなるって言ってたのに……」
「あぁ、確かに予定ではそうでしたよ?でも、美華さん。朝、お仕事に行く時ルンルンで気合いが入っていたので、何かあるのかなって気になってしまって……」
「仕事、休んだんですか……?」
「あ、いえ。ちゃんと仕事してきました。ただ、遅くなる予定だった仕事が明日にズレちゃったので、美華さんをびっくりさせようと思って暗くして待ってたんです……ごめんなさい」
「そうだったんですか……」
「本当に、すみませんでした……」
「あっ、いえ!お恥ずかしながら……深山さんの演じているキャラクターのグッズを予約していて、今日が受け取り日だったので嬉しくて……つい」
「美華さん……!本当に好きなんですね」
「は、はいッ!大好きで、愛して止まないです!」
「嬉しいです。声優冥利みょうりに尽きますよ」
「そんな、そんな!私は、好きで買ってるだけなので……」
「それでも十分、嬉しいですよ。俺の演じたキャラクターを愛してくれてるって、知ることが出来たので」
良かった……!推し様に変に思われなかった。
グッズも数個だから、引かれはしないと思うし……難関は、とりあえず突破された!


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