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許婚様との報告会
しおりを挟む許婚様から、巧幡くんから恋愛相談を持ちかけられたとの連絡を受け、私はドキドキワクワクしていました。
そして、これから許婚様とLINE通話ですわ!
「遅くなってすまない」
「いえ、大丈夫ですわ!」
「ありがとう。では、これより報告会を始める」
「はい!」
「では、まずは桜からお願いしよう」
「はい!私からの報告は、麗華さんは小学校高学年頃から巧幡くんのことを意識し、好きになったようですわ」
「ふむ、なるほど」
「巧幡くんが何故、彼女をずっと作らないのか謎だと思っているそうで、とても気になっているご様子でしたわね。本人は「別に気にしてないし」って言ってましたけれど、内心ではすごく気になっているはずなのです!それについて、何か知っていることはありますか?」
「それがだ……」
「何かありましたの!?」
「聞いて驚け」
「はい!」
「なんと」
「はい」
「巧幡は……」
「はい!」
「藤山が好きだ」
「……」
「おい、桜」
「……」
「桜?応答しろ」
「キャーーーーーーッ!!!」
「声がデカい!」
「あっ、申し訳ありませんわ」
「全くだ。耳がキーンとなってしまったぞ」
「本当に申し訳ありません!」
「いや、興奮するのも無理はない。俺も巧幡の口から聞いた時は、内心で開いた口が塞がらなかったからな」
「まさかの両想いだなんて……なんという奇跡なんでしょう!」
「あぁ。巧幡は中学に上がってから気になり、意識し始めたそうだ」
「麗華さんの場合は、小学校高学年頃からだそうですわ」
「なるほど。好きになったのは藤山が先だったのか」
「そうみたいですわね」
「巧幡は、誰かに言いふらされたり冷やかされるのが嫌で、誰にも言わずに黙っていたらしい」
「そうだったのですね」
だから、今まで巧幡くんの恋バナが出てこなかったのですね。納得ですわ!
「ちなみに、だが……」
「はい」
「桜と話している時の藤山が好きらしいぞ」
「えっ!それは何故!?」
「さぁ……分からん。可愛いとは言っていたが」
「あんなツンツンしていらっしゃる麗華さんが、お好きだなんて……」
「変わってるな……と言いたいところだが、好きになるところは人それぞれ」
「確かに、そうですわね」
さて、これからどうやって2人に両想いだということを告げればよいのか……
許婚様と3時間ほど作戦会議をいたしました。
来るバレンタインデーの日に、麗華さんが巧幡くんに手作りチョコレートをプレゼントして、告白したらどうかという結論に至りました。
しかし、告白だなんて……ハードルが高いと思うのですが、大丈夫なのでしょうか……?
口で言うのが無理なら、手紙に入れて渡しても良いですわね!
詳しいことは、また後日!ということで、今夜はお開きいたしました。
そういう私も、今年からは許婚様の為に手作りチョコレートをお渡ししようと思いますの!
甘さ控えめのチョコレートスイーツを是非!食べていただきたいですわ♪
私も頑張らないと!
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